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お金に不自由せずに楽しく暮らすためには、スキルがあるとやっぱり強い。フリーランスとして働く人から就職する人まで、仕事につながるスキルを実例で大公開していくこのシリーズ。せっかく働くなら、できるだけ楽しい仕事がしたい! と願うのは人間のサガ。スキルを見事、仕事に変えた先輩に取材し、見えてきた共通点は"好きなことを続ける"ことだった!
〝好き〟が食っていける
スキルになった先輩file
ラテアートで食う!
教えを請うときは、
金に糸目をつけるべからず
ラテアーティスト
松本勇気さん
「ニュージーランドのオークランド大学在学時のバイト先で出会ったのがカフェラテに浮かぶハートマーク。卒業後も都内のカフェで働きながら、ラテアーティストの個人レッスンを受けるために名古屋へ通っていました。ラテアートの著名な大会で入賞できるようになると、講師としての仕事依頼が来るように。今ではカフェのプロデュースや、新設店舗のスタッフ教育など、カフェ店員という枠組みを超えた仕事を、指名でもらえるまでに」
3Dプリンタで食う!
好きなものがニッチなほど、
チャンスがある!
デジタルファブリケーター
若杉亮介さん
「大学から大学院を通して学んだ、メディアアートの延長線上にあったのが3Dプリンタでした。専用ソフトを使ってモデリングした3Dデータを、素材の知識を用いて出力する、という複合的なスキルです。現在は、食品3Dプリンタを使ったチョコレート事業をメインに、個人で3Dデータを納品したり、シューズメーカーからインソールの製作依頼を受けたり。技術者が少なく、まだまだニッチなスキルであるため、時給換算すると7,000円ほど」
動画で食う!
機材をそろえるより前に、
行動あるのみ
ビデオグラファー
MESSさん
「高校生の頃、周りに音楽で飯を食おうとしている人が多いことに気がついて。そんなヤツらを記録に残したい、と思ったのが映像を始めたキッカケ。当初はiPhoneで撮ったものを編集していたのですが、相手からのリアクションがめちゃくちゃよくて。被写体への理解を深めることが、カッコよさを引き出すことにつながります。そして『こんな映像を撮ってほしい』という期待に応える、ただそれを続けて、少しずつ仕事が増えていきました」
服で食う!
最後の最後に役立つのは、
気合!
スタイリスト
泉 敦夫さん
「服飾専門学校在学中、僕の師匠である片貝俊さんのアシスタントに応募したのがスタイリスト人生の一歩目。服を最高な状態で魅せるのがスタイリストの仕事で、ファッションの感覚はそれぞれが身につけるしかありません。トレンドをしっかり追うのはもちろん、自分の好きなスタイルを確立していくことが大切。そしてなにより、今もこうしてお仕事がいただけているのは、ハードなアシスタント時代に身についた気合のおかげです!」
Illustrations:Shun Suzuki Composition & Text:Kanta Hisajima
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