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「印象に残る書類は?」「モデルと編集部の関係性は?」メンズノンノモデルがオーディションの秘策を編集部スタッフに聞いてみた!

「印象に残る書類は?」「モデルと編集部の関係性は?」メンズノンノモデルがオーディションの秘策を編集部スタッフに聞いてみた!

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メンズノンノモデルオーディションでは、編集部が書類や面接の審査を行っている。果たして編集部員はどんなことを考えながら、毎年審査に当たっているのか⁉

そんな気になるギモンを、メンズノンノモデルの高橋璃央中塚凌空が、実際の編集部員にぶつけてきた! 答えたのは『メンズノンノ』歴およそ20年の楊井と、女性誌編集の経験もある中島。
高橋と中塚が<メンズノンノモデルになる前に聞いてみたかったこと編>、<メンズノンノモデルになった今、聞いてみたいこと編>のふたつに分けて質問してみた。

同期コンビでもあるベテラン編集ふたりの回答は、オーディションを受けるなら必読だ!

[右から]メンズノンノ編集主任・中島、メンズノンノモデル中塚凌空、メンズノンノモデル高橋璃央、メンズノンノウェブ副編集長・楊井

<メンズノンノモデルになる前に聞いてみたかったこと編>

Q1. どんな応募書類や写真が印象に残りますか?(高橋)

楊井:やっぱり、いろいろ書いている人のほうが熱意があるなと思うよね。

高橋:あれって何千通も来ると思うんですけど、読んでるんですか…?

楊井:もちろん! でも意外と長文の人は少ないんだよね。

高橋:読むんですね…!

楊井:むしろ読むのは楽しいよ。若い子にはこういうのが流行っているんだというのも勉強になるし、こういう気持ちで受けているんだなあとか。出版って活字の業界だから、みんな読むの大好きなんだよね(笑)。
反対に、写真はシンプルなほうがわかりやすいと思う。応募要項をしっかり守っているのが好感度高いかな。スタイル写真はダボっとした私服とかじゃなくて、ちゃんと体型がわかるように撮るとか。そういうことをしっかりしたうえで、自分のかっこよさをアピールしてほしい。

中塚:変にかっこつけるのは逆効果なんですね。

高橋:俺、髪型もどうするかすごく迷ったんですよね。メイクするかしないかも。誌面だとヘアメイクをした状態で撮影されると思うので、そのほうがイメージがつきやすいのか、それとも素のほうがいいのか教えてください!

中島:私は、素の状態からどうするのがいいのか、編集が想像できる余地があったほうがいいと思う。あとは素の顔立ちがちゃんと見えること! 前髪が長かったり、顔がよく見えないようなスタイリングはマイナスになるかも。

楊井:ある程度清潔感があったほうがいいね。

中島:あと単純に、スタイルのいい人は写真で印象に残りやすい(笑)。だけど、画角をものすごくこだわっていたりすると、実際はそうでもないのかな…? なんて思ってしまうから、やりすぎずに撮影しているほうが好印象な気はする。あまりにも凝った写真は、自信がないようにも見えてしまうかもしれないな。


Q2. 都内在住の人のほうが、地方在住の人よりも有利ですか?(中塚)

楊井:中塚もオーディション当時は沖縄在住だったし、四坂も岡山在住だし、地方から応募してくれる人も多いよね。

中塚:僕も、数少ない地方在住者だから逆に見てもらえたりするかな? と思ってたんです。都内在住の人はあか抜けているイメージが強いから、逆に原石のほうがいいかななんて(笑)。

楊井:過去には撮影のたびに地方から呼んでいたモデルもいたよ。

中島:中塚は、沖縄出身だからこその活動をしてくれているよね。沖縄のおすすめスポットをブログで紹介したり…そこに住んでいる、もしくは住んでいたからこそのコンテンツを提供できるのは強みだと思う! 実際、そのブログもたくさんの人が見てくれているし。

楊井:そういえば、樋之津も書類選考時は岡山在住だったな。結論、あまり関係ないです!

Q3. 面接で内面や人間性を見られた印象でしたが、見た目以外にどんなところを見ていますか?(高橋)

楊井:なんだろうな。

中島社会人としてちゃんとしているかどうかは、絶対見ている気がする。

楊井:確かにね。編集とモデルは仲間でもあるけど、根底としてやっぱり、社会人どうしの仕事でもあるからね。
あとは純粋に服が好きかどうかかな。モデルのオーディションだと、スタイルがわかりやすいシンプルな服装で来てください、みたいなものも多いと思うけど、『メンズノンノ』の場合は「自分がおしゃれだと思う服装」で面接に来てもらうから。それって自分をかっこよく見せるために努力をしているか、でもあるし。

高橋ダサくてもいいですか…?

楊井全然! 好きか嫌いか、が大事。それってあとからついてくるものでもあるけど、最初から好きな人のほうが、モデルという仕事になじみやすい気はする。中塚は自分で服を作っていたんだよね?

中塚:はい、自分で作った服を面接のときに着て行った気がします!

中島:うんうん。あと面接ではみんな、この人は一緒に働いたらどうかな? というのを見ていると思う。

楊井:『メンズノンノ』に興味があるかも大事だね! だってバイトでもなんでも、その仕事が好きな人と働きたくない? モデルになってから興味を持つ人もいるかもしれないけど、ひとつ大事なポイントだとは思う。

高橋:俺も面接のときは、ここにいる誰よりも『メンズノンノ』が好きって気持ちを持って挑もう! と思ってました。メンズノンノウェブの過去のオーディション記事とかも、全部読んだ(笑)。

楊井:合格!

中島:私は中塚の面接をよく覚えてるよ。オールバックでおでこがつやつやしてた(笑)。

中塚:そうだったかも(笑)。あのときリモート面接で、知り合いの会社のオフィスにお邪魔して、きれいな背景で受けてました。

楊井:確かに今はリモート面接もあるから、ごちゃついていないシンプルな背景とか、全身を見せられるだけの引きがあるかとか、見せ方をしっかりわかっていると「お!」と思うな。かっこいいのはみんな一緒だから(笑)、短い時間で、「自分はこういう人です」というのをいかに主張できるか。話すのが苦手だったら、面接当日に持ってくる「自己紹介シート」にたくさん書いてもらってもいいし。

高橋:『メンズノンノ』を読むのが毎月楽しみです、とか書いたなあ…今思うと恥ずかしい(笑)。

中島:恥ずかしくないよ! それがあるべき姿(笑)。


Q4. 学生でファッションにお金がかけられなかったり、知識があまりなかったりしても大丈夫?(中塚)

楊井:熱量があれば大丈夫。

中島:それをどう工夫しているかだよね。

楊井:古着を買っている、メルカリを活用している、先輩におさがりをもらっている、中塚みたいに自分で作っているとか(笑)。

中島自分が本当にファッションが好きだってことを、どのくらい説得力持たせて話せるか、かなあ。

楊井:ビューティもそうだね。ドラッグストアでいろいろ買って試しているとか…。

中塚:なるほど…。僕は沖縄にあまりお店がないから、服をたくさん試着したり、店員さんと仲良くなったりして知識を深めることがあまりできなくて。都内の人はきっと詳しいだろうなと思って、ちょっと不安だったんです。

中島:でも、服は東京で買うって言っていなかった?

中塚:はい! 東京に来たときに古着をたくさん買って帰ってる、という話を面接でもしました。

中島:その話をすごく覚えてて。すごくファッションが好きなんだなって思ったんだよね。だから状況にかかわらず、自分の熱量を伝えるのが大事だと思う!

<メンズノンノモデルになった今、聞いてみたいこと編>

Q5. モデルどうしや、モデルと編集部の関係性はどうあるべきだと思いますか?(高橋)

楊井:モデルどうしは今、どんな感じなの? いろいろ話してはいるんでしょ?

高橋:してます。バチバチするわけでもないですし(笑)。

楊井:友人、先輩後輩でありながら、いいライバルでもあるって感じなのかな。『メンズノンノ』だけじゃなくて、俳優としても切磋琢磨していたり。
モデルになったばかりのときって、その輪に入りづらかったりはするの?

高橋:最初の撮影が一緒だった先輩が、みんな優しくて…僕はすんなり入ることができました! 
…ただ、モデルどうしで「あのページよかったよ」みたいな話はするけど、アツく語り合ったりはしてなくて。
編集さんとは最近少しずつごはんに行く機会が増えてきて、うれしいなと思いつつ…。

楊井:個人的には、編集とモデルがもっと誌面や仕事のことを話して、みんなで盛り上がっていくとすごくいいなと思うんだよね。

中塚:僕も、上京してからもっと他のモデルとも仲良くなりたいなと思いつつ、撮影があまりかぶらなかったり、かぶっても時差で集合、解散だったりして、交流の場が他にあったらいいなと思ってました!

中島:コロナ禍で大人数の撮影を避けないといけない時期もあったしね。

楊井:昔、『メンズノンノ』はハーフのモデルさんが多かった時代があって。もちろんそれが悪いわけでは決してないけど、15年くらい前にスター性のある専属モデルを『メンズノンノ』から誕生させよう! という話になったのね。そこから、今のメンズノンノモデルのような形になっていったんだ。

高橋・中塚:そうなんだ…!

楊井:だからその方向性を変えたときに、どうやったらかっこいい誌面を作れるか? 編集もモデルもスタッフもみんな必死に考えてた。撮影中もすごく話し合ったし、終わってからもしょっちゅうごはんを食べに行って、みんなで一丸となって誌面を作っていたなと思うんだよね。
雑誌が売れづらくなっていると言われる今また、そんなちょっと泥臭い努力が求められているんじゃないかな? と思ったり…。

中島:2年前に『メンズノンノ』に異動してきてすごく思ったのは、モデルと編集が同じ目線で誌面を作っていること。それまでは「モデルの待ち時間を少なくしなきゃ」みたいなことをよく考えていたんだけど、あるスタッフの人から、「作るものに対してみんなが同じ目線でいるのが『メンズノンノ』の現場のよさだから、待ち時間よりもどうしたらいいものになるか考えるのが、『メンズノンノ』っぽいと思いますよ」と言われたの。

楊井:そういう意味でいうと、クリエイティブなことに興味がある人には向いてるかもね! 編集もモデルも関係なく、もっといい誌面を作っていこう! っていう気持ちで頑張っていきたいね。


Q6. 男性誌と女性誌で、モデルに求められることは変わりますか?(中塚)

中塚:…というのも、先日女性のモデルさんと一緒に撮影する機会があって、その方のポージングが豊富でびっくりしたんです。女性誌の編集も経験されている中島さんからみて、どうですか?

中島:単純に、女性のほうがファッションのレパートリーが多いというのはあるかもね。どっちが大変かはわからないけど、ただそういうポージングの上手な人は、すごく努力をしているとは思うんだ。『メンズノンノ』でもそれは同じで、現場を見ていて学べることはたくさんあると思う。
女性誌の編集をしていたとき、よくメンズノンノモデルに彼氏役として来てもらっていたんだけど(笑)、みんなその現場で必要なことを観察して、打ち返す力がすごくあるな、という印象だったの。男性誌、女性誌かかわらず、これができればいいんじゃないかな。

中塚:撮影現場ではそういう力も生きてくるんですね…。もっと頑張ります!

中島:頑張れ! たとえばその日の撮影のフォトグラファーがどんな人で、今までどんな写真を撮っていて、みんなどんな画を求めて集まっているのか。それってつまり、その服をいちばん魅力的に見せるにはどうすればいいかだから、そういうことを考えてみるのもいいかもね。

楊井何が求められているのか見抜く力を磨きながら、わからないことは編集や周りのスタッフに聞けばよし!

中塚:わかりましたっ!

Q7. 雑誌があまり売れなくなっているとも聞きます。そんな時代に、メンズノンノモデルはどう戦っていけばいいですか?(高橋)

高橋:僕の周りは雑誌をあまり買っていなくて、美容室で見るくらいっていう人が多くて。見てくれてるだけでもうれしいけど、ちょっと悲しいなとも思う。

楊井:僕ら世代より、ふたりのほうが雑誌に対する危機感が強いんじゃないかと思うんだけど、ならどうしてメンズノンノモデルになろうって思ってくれたの?(笑)。

高橋:もともとファッションモデルをしていたんですが、それが楽しくて。その後『メンズノンノ』を知り、成田凌さんに憧れて…!

中塚:僕は、高校生の頃に某スーパーのチラシに載るモデルをしていて、月2くらいで撮影してたんです。スーパーに張り出されるチラシに自分が載っているのがいつもうれしくて、紙として残るものっていいな、と。憧れのモデルさんもいたので、『メンズノンノ』に決めました。

楊井:ふたりは『メンズノンノ』をかっこいいと思ってくれたんだね。
今の時代、いろいろなチャネルがあるじゃない。だから自分たちが騒がないと、誰も見てくれないんだよね。昔は僕らは雑誌を作ったら終わり、みたいなところがあったけど、今はそのあとも大事で。いかに多くの人に届けるか、かっこいいと思ってもらえるか。そこまで自分たちでやらないといけない時代だと思う。
だから『メンズノンノ』の公式SNSはもちろんだけど、2人のようなモデルの力も借りながら、いろいろな接点を持つことが不可欠。せっかく作っても、誰の目にも触れなかったら何もないのと同じだからね! 「こんなかっこいいもの作ってるよ!」と地道に発信して、頑張っていくしかないと思ってます。

中島:毎月出る雑誌に載っているっていうのは、すごいことだと思うよ。もちろん、もっとたくさんの人に届ける方法は私たちが考えることだけど、メンズノンノモデルがいるからこその相乗効果は大きいよね。

楊井:うん。反対に編集部は『メンズノンノ』っていうフィールドを使ってモデルのみんなをプッシュしていきたいと思ってるから、二人三脚で頑張ろう…ってこれ、オーディションと関係なくなってきてない?(笑)。


Q8. そのときどきのトレンドによって、審査基準は変わりますか?(中塚)

楊井:『メンズノンノ』に興味がある、服が好き、スタイルがいい、この3つはずっと変わらないかなあ。もう20年くらい面接をしているけど、これからも変わらないんじゃないかと思う。
あ、でも、「SNSでの発信を頑張っているかどうか」みたいなポイントは意識して見るようになったかな。ただかっこいいだけじゃなく、中塚みたいにクリエイティブなこととか面白いこともやっているような人に目が向くようになったり。それが大きな判断基準というわけではないけど。

中島:もし年によって変わるところがあるとすれば、今のモデルと個性がかぶらない人は魅力的に映るかもしれないよね。

中塚:僕も後輩が入ってきて、その子にしかないよさを感じたり、反対にファイナリストのときは「この人自分に雰囲気似てるな」と思ったりしたんですよね。
あと、時代によって流行るイケメンの種類も違うから、もし自分が今年オーディションを受けたらどうなるのかな? って(笑)。

中島でも、だからといってその流行りに寄せる必要はないよ。自分の個性をアピールして、それがハマるかどうかはあると思うけど、他の応募者とのバランスもあるしね。去年落ちてしまったから今年も落ちるとは限らないので、何度でも受けてください!

高橋:俺も3回受けました。

楊井:結構聞くよね。

中島:スタイルや肌の状態も受けるタイミングによって違うから、何度か受けてくれたら道が開けるかもしれない。

中塚:そうですね。あきらめずに挑戦してもらえたらうれしいなと思います!

今年のメンズノンノモデルオーディションの応募受付は6月28日(金)まで。応募詳細をよく読んで、気軽にチャレンジしてください!

Photos:Kaho Yanagi Hair&Make-up:Yumiko Chuugun Models:Rio Takahashi Riku Nakatsuka[Both are MEN’S NON-NO models]

メンズノンノモデル 高橋璃央

メンズノンノモデル

高橋璃央

2021年からメンズノンノ専属モデルに。舞台やドラマ、映画など、幅広い舞台で活躍中!サッカーは14年間やっていて、ポジションはミッドフィルダー。

メンズノンノモデル

中塚凌空

自身のブランド「LIWILO」も手がける大の服好きモデル。ブランドのルックを手がけたり、趣味のスイーツ作りに没頭したり、クリエィティブなことが好き。出身地の沖縄をピックアップしたブログも人気!

葉音

葉音

メンズノンノ編集

メンズノンノ編集5年目。好きな食べものは茄子とパクチー。ファッション、ビューティ、カルチャーの記事を担当。

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