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第29回メンズノンノモデルオーディションに合格して専属モデルとなり、在籍10年目を迎える中田圭祐。当時の記憶をたどりながら、オーディション中や合格してからの思い出、またキャリアを積んだ今考えていることなどを語ってくれた。
メンズノンノモデルオーディション
インタビュー 中田圭祐
Q.メンズノンノモデルを目指した理由は?
「高校生のときに、『メンズノンノ』のスナップに掲載してもらったことがあったんです。しかも、ありがたいことにスナップ特集の最初の1ページ目の位置で! そのご縁で、ファッション特集の撮影にもたまにモデルとして呼んでもらえたりして。もともとファッションが好きで『メンズノンノ』を読んでいたし、そこに自分が載っていることをすごく光栄に思っていましたね。編集部の方から『専属モデルにもチャレンジしてみたら?』と声をかけていただくこともあったので、大学に入学したタイミングでオーディションを受けました」。
Q.オーディションでいまだに印象に残っていることは?
「面接に着ていく服は重要だろうと思って、『メンズノンノに合うテイストはこんなイメージかな?』、『シルエットはどんな感じがよいだろう?』などと考えて、何度もコーディネートを組み直したのをよく覚えています。会場に着くと、スタイルのよい人たちがずらっと並んでいて、その光景も印象的でした…! あと、撮影に呼んでもらえた経験はあってもなかなか『自分の見られ方』を意識することは少なかったので、ヘアカットをお願いしていた美容師さんに、洋服やヘアについて客観的なアドバイスをもらったりしました」。
Q.メンズノンノモデルになってよかったことは?
「プロの方に最前線の知識を教えてもらって、多くのことを学ぶ機会があることですかね! モデルになる前は独学でおしゃれだと思うファッションをしていただけでしたが、スタイリストさんから、服やスタイルの歴史やバックボーンを教わるのが楽しくて。いつも『早く現場に行きたい!』という気持ちです」。
「写真についてもいろいろと教えていただきました。二十歳くらいで写真を撮り始めたのですが、機材についてや撮影方法まで、何人ものカメラマンさんが丁寧に教えてくださって。それが今『メンズノンノWEB』でやらせてもらっている『中田撮』にも繋がっています。現場で教わることが多いのは、今も変わりません。スタッフの方のお力もお借りして日々成長していける機会があって、そうしてモデルが成長するのを応援してもらえる環境にいられることが、メンズノンノモデルになってよかったことです」。
Q.俳優としての活動を始めたキッカケは?
「もともとは、学校の劇でもイヤなくらい演技には苦手意識があったんです(笑)。でも、モデルになってから表現をする仕事の楽しさに気が付いて。そんなとき、スチール撮影だけでなくムービー撮影もセットの現場があったんですが、ムービー撮影では求められることが少し違ったのがおもしろくて、自分の表現の幅を広げてみたいと思ったのもキッカケかもしれません。当時、メンズノンノモデルと並行して俳優としての活動もしていた坂口健太郎さんや成田凌さんに相談に乗っていただいたこともありましたね」。
Q.メンズノンノモデル同士って、どんな関係性?
「先輩方には、モデル業に限らず俳優業についても相談したりアドバイスをいただいたり、とても可愛がっていただきました。同期や年の近い仲間とは、撮影終わりにそのまま飲みに行って、『メンズノンノとは』というような真剣な話からくだらない近況報告まで、遅くまで話し込んだこともたくさんあります。ライバルであり仲間。一生付き合っていく関係だな、と思うモデル仲間も多いです」。
Q.「先輩モデル」としての自分をどう思う?
「僕のなかでは、『先輩』とか『後輩』というのはそこまで意識していなくて。それは、『表現者』としてはモデルはみんな対等だと思っているからです。もちろん、もし後輩が頼ってくれることがあったら、僕にできることはなんでもしてあげたい! 僕の先輩たちも、普段はフラットに接してくれつつも、何か相談したときには全力で助けてくれたんです。そういった『先輩像』が理想かな。そこに近づけていればいいですね(笑)」。
Q.改めていま、メンズノンノでどんなことをやってみたい?
「最近は、『メンズノンノ』をカッコよく作るために『貢献したい』と思っています。今まで経験してきた多くの『メンズノンノ』での撮影や映画・ドラマといった映像作品で得てきたものを、現場でのコミュニケーションなどを通じて還元したいです。あとは、成田さん・氷魚・大輔・仁と一緒に5人で表紙を飾らせていただいたことがあるのですが、いつかソロでも表紙を飾りたいというのが、モデルである以上は大きな目標のひとつです」。
Q.応募者へのメッセージは?
「メンズノンノモデルになれば、日常とは全然違う日々が待っています。最新のファッションやあらゆるプロの方々の技など、知らなかったことをたくさん学べて、すごく刺激的です。知らないことを楽しめる、好奇心旺盛な方には特に向いている仕事かもしれません。応募も悩んでいる方、ぜひともチャレンジしてみてください! 一緒に『メンズノンノ』を作っていきましょう」。
Photos:Kanta Matsubayashi Hair & Make-up:Yumiko Chuugun
山口朗
メンズノンノ編集部
2023年からメンズノンノ編集部に在籍。スニーカーが好きで、いま所有しているのは25足ほど。イングランドのサッカーチーム、「アーセナルFC」が“推し"です。
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