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街中の高感度なおしゃれ男子たちが今最も気になるファッションアイテムをご紹介する本連載企画。第8回目は、大人な紳士像に憧れを抱く男であるならば、一足は持っておきたい革靴をピックアップ。あらゆるシーンで重宝できるスタンダードな6足をお届け。
エントリー向けの革靴①
JOSEPH CHEANEY「CAIRNGORM Ⅱ R」
グットイヤー・ウェルト・シューズの生産地として名高い英国はノーサンプトン州の郊外で1886年に設立された英国の老舗シューメーカー「JOSEPH CHEANEY(ジョセフ チーニー)」。その定番モデルとして知られるのは、トラディショナルな外羽根キャップトゥのデザインが印象的な「CAIRNGORM II R(ケンゴン)」。印象的なアイレットや踵に向かって落ちるV字の切り替え、独特のステッチワーク、絶妙な表情のシボ感、頑強なグッドイヤーウェルト製法、ヴェルトショーン仕様など、まさにカントリーシックな一足。重厚な見た目からは想像できない、柔らかな足あたりと履き心地の良さも大きな特徴。日常使いからビジネスシーン、冠婚葬祭まで幅広く活躍してくれる。
靴(ジョセフ チーニー)¥74,000/ブリティッシュメイド 銀座店
エントリー向けの革靴②
Paraboot 「MICHAEL」
世界で唯一ラバーソールを自社生産するフランス発のシューズブランド、「Paraboot(パラブーツ)」が誇るロングセラーモデルの「ミカエル(MICHAEL)」。チロリアンシューズを踏襲したデザインもさることながら、ノルヴェイジャン製法やストームウェルト、リスレザー、ラバーソールなど実用性を重視したさまざまな技術が採用されているのが大きな魅力。軽登山までこなせる機能性も秀逸ながら、気取らない革靴としてもタウンユースに履ける逸品。ジャケットスタイルはもちろん、カジュアルな着こなしにもオススメしたい。
靴¥65,000/パラブーツ青山店
エントリー向けの革靴③
FOOTSTOCKORIGINALS
「SERVICEMAN SHOES」
古き良き時代のサーヴィスマンシューズをモチーフとした本作は、もともと軍の正装用に支給されたものがインスピレーション源。機能性とフォーマルさを兼ね揃えた実用的なシューズとして生まれながら、アイレットのバランスや、素足で履いたときにくるぶしが美しく見えるように設定された履き口のラインなど、立ち姿の美しさにこだわった一足。時代を超えて親しまれてきたミニマルなデザインは、シーンを選ばず着用できること請け合い。スマートで大人な着こなしにこそ合わせたい革靴だ。
靴(フットストック・オリジナルズ)¥34,000/ギャラリー・オブ・オーセンティック
エントリー向けの革靴④
Crockett & Jones 「MORETON」
英国靴の聖地イギリス・ノーザンプトンで誕生した「Crockett & Jones(クロケット&ジョーンズ)」から、流行に左右されない普遍的なデザインが魅力の定番銘柄「MORETON(モールトン)」が登場。採用されたラスト「292」により、幅広の特徴を持つ日本人の足にもフィットしやすいフォルムに仕上げ、グリップ製の高いリッジウェイソールの採用によって履き心地が快適で、オールウェザーに対応した使用も見逃せない。特にオーバーナイトの出張などでは、その実力を遺憾なく発揮。エントリーモデルとしてはもちろん、生涯の相棒としても申し分ない一足。
靴(クロケット&ジョーンズ)¥80,000/グリフィンインターナショナル
エントリー向けの革靴⑤
SANDERS 「9913 Brit Chukka」
1873年に靴の聖地ノーザンプトンにて設立された老舗レザーシューズブランドの「SANDERS(サンダース)」。ラインナップの一部は世界各国の警察やミリタリー、セキュリティ用のシューズとしても採用されるほど様々なシーンで重宝されるブランド。その定番モデルである「9913 Brit Chukka」は、やや丸みがあるフォルムが特徴のラストで、マッドガード製法と呼ばれるアッパーとソールをセメントで装着し、接着部をラバーでぐるりと巻き込む事で耐久性と耐水性を向上させた一足。また上質で肉厚なスエードレザーをアッパーに使用し、毛足の短いベロア調の質感が上品な印象を与えてくれる。大人な装いにぴったりとハマるスタンダードな革靴と言える。
靴(サンダース)¥40,000/グラストンベリーショールーム
エントリー向けの革靴⑥
Church’s 「Shannon」
英国既成靴=グッドイヤーウェルトというイメージを定着させたパイオニア的なイメージも強い、英国老舗の革靴ブランドの「Church’s(チャーチ)」から、外羽根プレーントゥの代表格とも称される名作モデルをご紹介。アイルランド西部の町の名に由来する「Shannon(シャノン)」は、ラスト「#103」による丸みのあるボリューミーなトゥが特徴。耐久性や防水性を高めることを追求しており、アッパーには撥水力の強い独自素材のポリッシュドバインダーカーフを使用。またトリプルレザーソールやストームウェルトによる土台部分の重厚感も秀逸で、上品さとスポーティな要素を兼備しつつ、カントリーとドレスのハイブリッドシューズとしても機能してくれる。
靴(チャーチ)¥94,000/チャーチ クライアントサービス
※価格は全て税別です。
Photo:Yoshio Kato Stylist:Masashi Sho Text:Yuho Nomura
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