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僕らの春コーデに欠かすことのできない「ナイキ」のスニーカー。スタイリストなど服好きたちが愛用する4モデルをピックアップ。こだわりのコメントとともにチェックして。
1.ナイキの愛用スニーカー「ダンク」


パッド入りのローカットの履き口は80年代のデザインが着想源で、スウッシュとソールのみにネイビーが入ったスマートな佇まいが新鮮。ワイドスラックスをクッションさせて合わせる都会的な着こなしもオススメだ。

「ナイキのダンクと言えばスポーティで無骨なイメージですが、ネイビーとホワイトの配色なら軽やかに履けるのが嬉しい。タイトな白Tにワイドデニムを裾にたまらせたスタイリングを楽しみたいです」。

スタイリスト
後藤 留維 さん
ストリートムードやトレンドの要素を落とし込んだスタイリングが注目を集める若手スタイリスト。
2.ナイキの愛用スニーカー「Air Rift」

「時代の中で何周か回っているナイキの『エア リフト』も、バーガンディになるとこんなにも新鮮に見えるのかと感動した1足」。

3.ナイキの愛用スニーカー
「ダンク LOW」


80年代に人気を誇ったナイキのダンクを現代的にアップデートしたダンク LOWから新色が登場!ダークオブシディアンとグリーンフォレストと名付けられた、くすみカラーの配色が斬新。キャンバス地のアッパーに、補強パーツには上質なスウェード生地を使用しているのも贅沢。定番品こそファッショナブルな配色で差をつけたい。

「ナイキのダンク LOWは、レトロなフォルムと気の抜けたスウェットスタイルに合わせてもサマになるデザインがお気に入り。目を惹く配色なので、無地のパーカーに太めのデニムを合わせて、カジュアルに振り切りたいです」

カメラマン
三浦晴 さん
ファッション業界人から熱い支持を集める若手カメラマン。
4.ナイキの愛用スニーカー
「NIKE エア マックス サンダー」

スニーカーが好きです。そんな僕のポリシーは買ったスニーカーは絶対に履くということ。せっかく気に入って手に入れた1足はどんどん履いて(お手入れもしつつ)楽しみたい。だから、いわゆる“観賞用”として買うことはないし、「めっちゃ履きたいな~こんな服に合わせるとよさそうだな~」と思うことがスニーカーを買うときのキッカケであり理由なんです。なんですが……ここまで長々と前置きしておきながら、「ええい、履かなかったとしても買うぞ!」と購入に至ったのがこの1足(笑)。

2024年の6月26日。僕は東京ドームにいました。そう、NewJeansのライブです。“ニュジおじ”と揶揄されるのは痛くもかゆくもないのですが、僕が言わずともその素晴らしさはみなさんご存じだと思うので詳しい話は割愛するとして…とにかく最高で、ある意味衝撃的でさえもあった2時間半。パフォーマンスはもちろんのこと、スタイリングにも僕の目はくぎづけに。いつも洗練されたY2Kスタイルのコーディネートを見せてくれるメンバーですが、その日ひときわ目を引かれたのは、足元の「エア マックス サンダー」。オレンジ、イエロー、そしてこのピンクのスニーカーをルーズソックスで(!)合わせていて。エネルギッシュでキュートな彼女たちにぴったりでした。

楽しかった、いや楽しすぎた思い出を忘れないために(絶対に忘れないけど)、派手で使いにくくて履かなくても、“推し”のハニと同じピンクを買おう! と決意して無事にゲット。


こちらもともとは、「エアサンダーマックス」として1999年に発売されたモデル。それが、「エア マックス サンダー」と名を改めて復刻を果たし、発売に先駆けてNewJeansが着用していたんです。パッと見はインパクトがあるスニーカーですが、ネイビー・黒・グレーばかりの僕の服装は、意外とピンクとの相性がよくていい感じのハズしになることに気が付きました。


シューレースをジップで隠せるデザインが、まさにレトロフューチャー! 「2000年代っぽい未来感」があってカッコよくないですか?

リフレクターのパネルからも、Y2Kのムードがぷんぷん薫る。普段僕が着る服のテイストはそんな雰囲気からはほど遠いので、コーディネートのなかで、いい塩梅のアクセントになる1足です。

デザインとカラーに目を奪われがちですが、履き心地もバツグン。エアソールはいつだって、見た目のカッコよさだけじゃなく高い機能性まで担保してくれる。
なんだか最近忙しいな…OMG…なんて日だって、弾むように軽やかに歩けるし、ふと足元を見ると鮮やかなピンクが目に入って(センターステージを駆けるハニまで思い出されるようで)元気が出てくる。ただ足を入れるだけで、心なしかポジティブになれちゃいます。やっぱりスニーカーは、ガシガシ履いてナンボですね!(エディター山口)
Photos:Yoshio Kato Stylist:Asaka Toda Composition&Text:Takako Nagai
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