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撮影や展示会など、トレンドアイテムに日々触れているエディターたちのプライベートな買い物事情は? 自分の中で「BUZZ」っている愛用私物や狙っている新作をリアルに語り尽くす連載『edior’s BUZZ」から、ガチでヘビロテしている“ナイキの愛用黒スニーカー”をピックアップ。
1.ナイキの愛用黒スニーカー
V2K Run

「それどこの?」と訊かれるときは
大体コレを履いています。
日常生活での徒歩はもちろん、エスカレーターが点検で使えなかったり、帰りの電車で座れなかったりすると、我慢弱い私は「もう歩けない!立てない!」とよく心の中で駄々をこねています。ただ座るためだけに、謎のお茶休憩を挟むこともしばしば。流石にこれは改善せねば…と最近焦りを感じ始めたので、まずは“履き心地の良さ”を第一に、スニーカーを探すことに。どんな服装にも合わせやすいという理由でカラーはブラックと決め、ネットで大体の目星をつけてから、実物を見るためにスニーカーショップへ。そこで最初に目に入ったのが、全くノーマークだったこのナイキ『V2K Run』でした。


どこかレトロな雰囲気も併せ持つ、いわゆる速い系スニーカー。Y2Kのようなネーミングも気になり調べてみると“2000年代初頭のランニングシューズカタログから飛び出したようなデザイン”という説明が。

実は“速い系スニーカー”を手にしたのは小学生以来(まさに2000年代初期)。20数年ぶりの再会だったわけです。流石にあの頃ほど走り回ることはもうありませんが、このいなたさが今の自分にもなんとなくフィットしている感覚が。「ちょうど今日、再入荷したんですよ〜」という店員さんの囁きもあり、即決してしまいました。


結論としては「本当に買ってよかった!」。歩いても、立ちっぱなしでも、たまに走っても、履き心地はパーフェクト。足を優しく包み込んでくれる、異なる密度で出来たフォームミッドソールのおかげです。クッション性も抜群で、蹴り返す時にふわっと浮かぶような感覚が気持ちいい!


デザイン面に関しても大満足。ロゴ、シューレース、ステッチなどが全てブラックなのに加えて、ボリューミーなソールのおかげで、足元が一気にスタイリッシュな印象になります。オーバーサイズのデニムやスラックス、Tシャツなどのマイ定番アイテムと相性は抜群。さらにシャツやジャケットなどのカッチリとした服装の時には、ハズシとして活躍してくれます。


気に入りすぎて多い時には週5で履いていました(笑)。まさに個人的ベスト黒スニーカー!老若男女関係なく「それどこの?」と訊かれることもしばしば。まだまだヘビロテは続きそうです。
2.ナイキ ACGの愛用黒スニーカー
Lahar Low

オールブラックの大人なアウトドアムード
ほとんど毎日スニーカー。たまに革靴の気分の日があり、いざ履いてみるとなんか違うということが多々あるんです。そんな時に頼ってしまうのが、こちらのナイキ ラハール ロー。


“山ブーツ”感もあってトレンドの足元に!
好きなブランドの公式サイトを何気なくチェックする時間って幸せですよね。私の場合は、「ナイキ」がまさにそれ。そして、そういときに限って運命のモデルに出会ってしまうこともしばしば…。「もしかして呼ばれた?」と勘違いしてすぐにポチってしまうチョロい人間なんですが、この“ラハール ロー”も気づいたら履いてましたね(笑)。

アウトドアなアイテムが好きで、このマウンテンブーツのようなルックスにグッと惹かれました。よりレトロな配色もあったのですが、迷わずオールブラックをセレクト。スエードのボディはまるで大人っぽい革靴のようなテンションもあり、そのユニークなアプローチと意外性は買う以外の選択肢を与えない容赦のなさ。トレンドの“山ブーツ感”も取り入れられて最高です。


刺しゅうのスウッシュもさりげないアクセントに。大好きな厚底ソールはアウトドアムードで少しゴツめですが、同系色だから違和感なくまとまっていますよね。重厚感ある見た目のわりに、スニーカーなので履き心地は軽やかというのもうれしい!


アイレットやシューレースもアウトドアな雰囲気があるんですが、トーンをおさえることで大人っぽい印象に仕上がっています。このちょうどよさ、もうたまりません!


履いていると、「その靴、どこのですか?」と聞かれることが多くてテンションがあがるんです。この質問って、服好きが言われてうれしいフレーズのひとつですよね。ただ、そんな興奮を悟られないように「…ナイキっすね」とクールに答えるようにしています(笑)。
3.ナイキの愛用黒スニーカー
エア ズーム スピリドン x Fragment


マストな“黒スニ”こそ、カブらない1足を
誰もが持っているであろう“黒スニ”。メンズノンノWEBでもブラックスニーカーの記事は大人気です。でもみんなが持っている、そして登板回数の多いアイテムだからこそ(僕はあまのじゃくなのでそれ以外もではあるのですが)、人とカブらないものを選びたい。そう思って、海外から未発売カラーを取り寄せたりしたこともあったのですが、またまたゲットしました! カブらない黒スニを。


《My BUZZ Point》
ほんのりハイテクなポテっとしたフォルム。そしてプロダクト感が所有欲をくすぐる!
スニーカーやファッションアイテムに限らず、世界中のさまざまなブランドとタッグを組んでスペシャルなコラボを世に送り出す、藤原ヒロシ氏率いるフラグメントデザイン。この「エア ズーム スピリドン」はそんなフラグメントデザインとナイキとのコラボによって生まれた一足です。

もともとこのモデルは、1997年に発売されたランニングシューズ。いわゆるハイテクスニーカーになるのですが、絶妙にポテっと丸みがあるフォルムだからエッジが効きすぎずにどんな服とも相性よく履けるんです。どうやら、このコラボにあたっては、爪先を短くしたり幅を広げたりと微調整しているそう。もちろん、テックな服とも上手く合うのは言わずもがな!

スウッシュロゴは内側と外側でカラーが変えられており、このモデルならではの特別仕様。

外側のスウッシュには、「NIKE/FRGMT ZOOM SPIRIDON」というモデル名、そして品番? をプリント。この「プロダクト」感に無性に惹かれます。
ほかにも、コラボの証はいたるところに。

インソールにもしっかりと。こういうのって、わりとすぐにはがれてしまうんですよね…(涙)。まだキープしたいので、着脱は「そろりそろり」と行っています(笑)。

普通にしていたら絶対見えない! けれど、ソールの裏側にも。

ヒールにも実にさりげなーくモデル名がプリントされています(笑)。

エアマックスに続いて、約10年ぶりに手に入れた、フラグメントコラボの“黒スニ”。やっぱり気分がアガります。人とカブらないレアモデルですが、迷わず履き倒します!
Photos:Ibuki Tamura

山口朗
メンズノンノ編集部
2023年からメンズノンノ編集部に在籍。スニーカーが好きで、いま所有しているのは30足ほど。イングランドのサッカーチーム、「アーセナルFC」が“推し"です。

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