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撮影や展示会など、トレンドアイテムに日々触れているエディターたちのプライベートな買い物事情は? 自分の中で「BUZZ」っている愛用私物や狙っている新作をリアルに語り尽くす連載「edior’s BUZZ」から、ガチでヘビロテしている“愛用春アウター”をピックアップ。
エディター愛用春アウター①
ニューバランスのGジャン MET24 Denim Jacket》

“じゃないほう”のパンツを愛用してたから
ニューバランスといえばスニーカーを思い浮かべる人も多いかと思いますが、アパレルも機能的で優秀なのは有名な話。特に「MET24」シリーズは都市のスタイルにマッチしたウェアを展開していて個人的にも注目しています。


機能的! こんなGジャンを待っていた!
「MET24」といえばニューバランスのスニーカーを美しく見せる絶妙なシルエットのパンツが代名詞的存在で、私も数本愛用しています。今季も「いいパンツあるかな~」くらいのテンションで新作をチェックしていたところ、見つけてしまいました、このドンズバなGジャンを!


昔、メンズノンノのスナップでコンパクトなGジャンに太い軍パンをあわせていた人がいたんですが、そのスタイルがめちゃくちゃかっこよくて。「Gジャンはコンパクトに限る!」と謎ルールを作り、ジャストサイズばかりを買いあさっていました。しかし、最近は流行りに負け「ごめん、ビッグシルエットも欲しい…」とこっそり思ってたんです。

まあ、意思が弱いんで何の躊躇もなくゲットしちゃいましたよね。今っぽい丸みのあるオーバーサイズも秀逸なんですが、特に素材感がおもしろい。ポリエステルとポリウレタンの合繊100%なんですが、コットンに近いリジッド色を再現。なんと、ほぼ色落ちしないため、リジッド感がずっと続くんだとか。あと、サイドポケットがあるかどうかも個人的には重要なポイントです。


撮影していたスタジオに中塚がいたんで、羽織ってもらいました(笑)。見た目のヘビーさはしっかりあるんですが、ストレッチがきいていて軽やかな着心地はGジャンとは思えないほど! しかも撥水加工がされているとのことで、ヘビーに着られるのもうれしいです。 ニューバランスなのにGジャン、Gジャンなのにテッキー、“じゃないほう”にもほどがある飛びぬけた意外性、大好物です。
エディター愛用春アウター②
「ミュウミュウ」のジャケット


メンズが着る「ミュウミュウ」は
カッコ良い!
昨今の「ミュウミュウ」ブームからその魅力はもう十分に伝わっているかと思いますが、メンズが着る「ミュウミュウ」はリッチな紳士のバカンスみたいな余裕のある雰囲気が好きでここ数年ずっとハマっています。このスーツはメンズラインも展開されていた90年代のもので、当時の「ミュウミュウ」は今のように子供心がありながらもミリタリーっぽさや少しナードっぽさが感じられるスタイルが絶妙です。これは余談ですが、90〜2000年代初期の『メンズノンノ』では結構「ミュウミュウ」が取り上げられていて、生きたことのない当時に思いを馳せながら読んだりしてます。


今回紹介しているこちらのジャケットはスエード生地ですが、実は素材違いでナイロンのものも持っているんです!異なるヴィンテージショップで買いましたが、どちらもスナップボタン仕様で着心地も軽く、「ミュウミュウ」らしい遊び心が感じられます。

「パチっ」と決まる遊び心ジャケット
ポイントはなんと言ってもスナップボタン。初見では気付きにくいですが、ボタンを開閉するときに「パチっ」という音が響いて「それボタンなんだ」と言われることも多々。前職での社内研修はスーツ着用だったのですが、このジャケットを脱ぐ度にボタンの音を響き渡らせていました(笑)。普通のジャケットは「バシっ」と決めるものですが、このジャケットでは「パチっ」と遊び心を忍ばせて社交の場に赴きたいものです。


素材が軽くてカジュアルに着られるのもポイント。スウェード生地なので、例えばグレーのトップスといった同色系のアイテムを合わせても素材違いでスタイリングに奥行きを出せるのが嬉しいです。スウェードも毛糸っぽい感じじゃなく、整っていてほんの少し光沢感があるので“ザ・古着”みたいにならないのもバランスがとりやすいポイント。このジャケットを着て”Miu Miu Boy”を目指します!
エディター愛用春アウター③
UNIQLO and JW ANDERSON ライト
コットンオーバーサイズジャケット


いいと思ったら、
ウィメンズも着てみる。
出会いは都内某所にあるユニクロのショールーム。メンズノンノモデル樋之津琳太郎くんと展示会に行ってきたときのことです。




この記事の撮影も兼ねてだったので、メンズのラインナップをメインに見ていましたが、実は個人的に一番気になっていたのが、今回紹介するウィメンズのアイテム「ライトコットンオーバーサイズジャケット」でした。



ゆったりとしたサイズ感に、暗めのブルーのカラーリングが僕好みで、裾のドローコードでシルエットをアレンジできるのもいい。サンプルがウィメンズのLサイズしかなくて、記事で紹介するのは断念しましたが、後日、XLサイズで裾をしぼって着用してみると、サイズ感もちょうど良く、言わないとウィメンズだとわからないくらい、自分のスタイルにフィットしました。
これならメンズにもおすすめ。とくに気温が安定しない今の時季に、一着持っておくと重宝すると思います!
エディター愛用春アウター④
パタゴニアのメンズ・ウインドシャドー・ジャケット

ソリッドなルックスは街にもフィット
スッキリ見えてちゃんとあたたかい、そんなグッドデザインのアウターが欲しいと探していたところ、大好きな「パタゴニア」で理想の中綿ジャケットに出会いました!


ディテールも最高にかっこいい防水デザイン
「パタゴニア」らしく環境に配慮したリサイクル・ポリエステル100%のサーモグリーン・インサレーションが封入されているのが魅力。保温性がしっかりとある防水シェルというのがおもしろいなと思い、ビビッときました。着てみると普通のシェルのような軽さなのにしっかりと暖かく、これは新感覚!



止水ジップだったり、袖のスナップボタンのあしらいだったり、ディテールワークも無駄がなく最高にカッコいい。シンプルなルックスですが、ポケットがたくさんあって収納力も抜群なのがポイントです。個人的にはネックの高さが完璧で、上まで締めてもストレスがなく、かなり気に入っています。



キルティングの裏地もすっきりしていて、レイヤードしやすく着ぶくれもしません。街で羽織る時は、裾のコードを絞って今っぽいシルエットで着たいですね!
Photos:Ibuki Tamura


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