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編集部が気になるテーマをピックアップし、着こなしやアイテム、ブランドを紹介していく連載。今回は「新進ブランド」をテーマに3つの注目ブランドとスタイリングをスタイリストのコメントとともに紹介する。少しでも誰かのファッションの手掛かりになればうれしい。
ryaw

片出真武氏が手がけるファッションブランド。化学繊維に独自の加工を行い、実験的なシルエットやディテールを追求。テクノロジーとオーガニックの両極を掛け合わせた有機的な服づくりを行っている。



「リャウが持つテックなムードを出したかったので、ブランドの中でもテック感の強いアイテムでスタイリングを組ました。ニュアンスカラーでまとめて特徴の素材感を魅せつつ奥行きを出しているのがポイント。足もとにはブラックのサイクリングシューズを合わせてアクセントをプラスさせました」(スタイリスト・RUI、以下同)
JOHNDOE

身元不明の男性を指すJOHNDOE。ジャンルレスなプロダクト提案を行う、東京を拠点に置くアンビエントレーベル。その他の情報は非公開と謎に包まれたブランドだ。



「個人的にも気になっていたんですが、デザイナーやアイテムについてなど、すべてが謎に包まれているブランドなんです。パンツのサイドに配されたポケットの位置やカラーリングが独特。シルエットも今っぽくて若者の間で注目される理由がよくわかります。印象的なバックルベルトも魅せたかったので、上がタイトでボトムがワイドなAラインコーディネートに。アンダーアーマーのスパンデックスキャップをファッションに落とし込むのもおすすめです」
Ans Dotsloevner
百瀬華乃氏が立ち上げたファッションブランド。デザイナーのパーソナルな部分にフォーカスしながら、ブランドの美学を反映させたフェティッシュで遊び心のあるアイテムを展開している。




「ウィメンズのブランドをメンズファッションで提案したかったです。ブランドのイメージを消したくなかったので、パンツはピンクのアイテムをチョイス。ただレディース味が強くなりすぎないようにブラックのロングコートとブラウンのブーツで無骨さをプラスしてバランスをとりました。アイテムの丈感を活かしてレイヤードを楽しんでほしいです!」
教えてくれたのは…

スタイリスト
RUI さん
2024年デビューの期待の新人。ミリタリーやストリートから着想を得た独自のバランス感覚のスタイリングに定評あり。アニメ好き。
Photos:Shoui Ohokubo Hair:MEI Stylist:RUI Model:Eriya[MEN’S NON-NO model] Composition&Text:Kazuki Ebina
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