▼ WPの本文 ▼
撮影や展示会など、日々トレンドアイテムに触れているエディターたちのプライベートな買い物事情は? 自分の中で「BUZZ」っている愛用私物や狙っている新作をリアルに語り尽くす本連載。第167回目はメンズノンノウェブ副編集長の楊井が担当。
メンズノンノ副編集長
楊井
メンズノンノウェブ副編集長。メンズノンノ編集部に15年以上在籍し、ファッション、タレント取材など幅広く記事を担当。休日は意外とアウトドア派で汗をかくことが好き。
《オーラリーの赤いカシミヤニット》
———
鮮やかなのに着やすい不思議。
『メンズノンノ』が秋冬のトレンドカラーとしてピックアップしていたのが“赤”。小方が華麗に赤を着こなしていた特集を読んで、「自分だって着たい!」熱が急上昇。早速、家のクローゼットを掘り起こしたものの、赤い服がない! そう、ワードローブは地味な色ばかりで、出てくるのは黒、グレー、ネイビー、時々、ブラウン…。頭を抱えてしまいました。
そんな時にふと思い出したんです。買ってはみたものの「着る勇気がない…」と断念して、クローゼットの奥にしまいこんでいたこの「オーラリー」の赤ニットを。ちなみに、まったく同じニットをメンズノンノモデルの樋之津も買っていて、もちろん彼のほうが抜群に似合っていたというのも断念した理由の一つであります(笑)。
《My BUZZ Point》
なんですぐに着なかったのかと後悔する日々
というわけで、恐る恐る着てみたところ、なんで今まで存在を忘れていたんだろうと激しく後悔。まず肌触りがすごく気持ちいい。カシミヤの柔らかなムードがありながらも、別に“優しい赤”ってわけじゃない、ツンデレぶりにもグッときました。
今っぽいリラックス感のあるシルエットですが、さすがオーラリー。全然だらしなく見えないし、むしろ大人の余裕を感じさせる堂々とした佇まい。袖や裾のリブのテンションもゆるく、とにかく何ものにも締め付けられたくない自分にとってまさに理想的なフィッティングでした。
どうしてこんなに品があるのにカジュアルな気分で着られるんだろうと不思議に思っていたところ、バックにフットボールTシャツの切り替えのようなディテールを発見しました。遊び心が溢れていて、またしても大人の余裕を見せつけられた気分です(笑)。
こだわりのカシミヤが生み出す極上の着心地は、一度着たらやめられません。いやしかし、こんなに赤が好きになる日が来るなんて想像もできなかったですね。ありがとう、『メンズノンノ』。みなさんもぜひ苦手意識を持たずに色々なアイテムにチャレンジしてみてください。ファッションは勉強や!
Photos:Ibuki Tamura
▲ WPの本文 ▲
editor's BUZZ / 編集者の愛用私物