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撮影や展示会など、日々トレンドアイテムに触れているエディターたちのプライベートな買い物事情は? 自分の中で「BUZZ」っている愛用私物や狙っている新作をリアルに語り尽くす本連載。第158回目はメンズノンノウェブ副編集長の楊井が担当。
メンズノンノ副編集長
楊井
メンズノンノウェブ副編集長。メンズノンノ編集部に15年以上在籍し、ファッション、タレント取材など幅広く記事を担当。休日は意外とアウトドア派で汗をかくことが好き。
《「ノースウェーブ」の厚底スニーカー “エスプレッソ”》
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ハイテクならぬ、ハイブリッド?
90’SやY2Kブームの流れを受けて、ハイテクスニーカーの人気が再燃してますよね。私自身はリアルに90年代のハイテクスニーカーブームを体験しているんですが、その渦中でブツヨクが燃えたぎるも「人気すぎて全然買えないやん!」という悶々とした日々を過ごしていたのを覚えています。
《My BUZZ Point》
厚底への愛情が芽生えた圧倒的可愛さ!
90年代のスニーカーブームの真っ只中、クラシックモデルの人気も当然高かったんですが、私は断然、ハイテク派でした。エア マックス95のフューチャリスティックなデザインに衝撃を受けて、(当然買えないので)似たようなモデルを血眼で探していた記憶があります(まあ、それも買えなかったんですが笑)。
そんな日々にいきなり姿を現したのが、この「ノースウェーブ」のエスプレッソでした。調べてみると、どうやらイタリアで創業したブランドで、スノーボードのあとに履くスニーカー…よくわからないが圧倒的に可愛い&欲しい、とひと目ぼれ。アッパーはクラシックなんですが、ダイナミックなボリュームソールとのミックスが当時は新鮮すぎて、「これはハイテクではなくハイブリッドだ!」と勝手に大興奮し、またまた血眼で探すはめに(笑)。
予想はついているかと思うのですが、当たり前のようにこれも買えなかったわけで(笑)。雑誌やテレビでオシャレなアーティストの方々やお笑い芸人さんが、太めの色落ちデニムにサラッと合わせている姿をうらやましく眺めていましたね…。本当にカッコよかったなあ。
時は流れて今から数年前。ノースウェーブのエスプレッソが復刻するとの吉報が舞い込んできました。取り扱いのあるセレクトショップさんに駆け込んだものの、マイサイズは売り切れ。粘ってネットで探せば見つかったのかもしれませんが、厚底スニーカーが定着してきた時期だったということもあり、すぐに諦めてしまったんです。
が! やっぱり憧れのスニーカー。頭の片隅から消えることはなく、漠然と「欲しい…」と思い続けていたところ、最近ついにゲットすることができました。ちなみにこちらはムラサキスポーツ別注モデル。公式サイトによると「当時のヴィンテージデニムからインスピレーションを受けた」とのことで、まさにあの頃のロールモデルたちのスタイリングそのもの!
すぐに色落ちデニムに合わせてみたんだですが、相性は抜群。ボリュームがあるのでワイドシルエットのパンツともバランスが取りやすいです。25年(四半世紀!)くらい前からずっとブツヨクを燃やし続けてくれていただけに、ほぼエピソードトークでデザインや履き心地などを全然書かずに終わってすみません(笑)。
Photos:Ibuki Tamura
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