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撮影や展示会など、日々トレンドアイテムに触れているエディターたちのプライベートな買い物事情は? 自分の中で「BUZZ」っている愛用私物や狙っている新作をリアルに語り尽くす本連載。第151回目はメンズノンノ編集の川本が担当。
メンズノンノウェブ編集
川本
メンズノンノウェブでお酒連載や動画制作などを担当。積読が得意。
《オーラリーのWASHED ORGANIC CANVAS PANTS》
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この“ぶどう色”に心を撃ち抜かれました
今日も黒を着ていた、昨日も黒だった、というか一昨日も…と、カラーバリエーション少なめな私のワードローブ。さらに頭を悩ませていたのは、なぜか毎年増えている(買っている)黒ニットたちの輝かせ方。このままでは冬至、いや夏至あたりまで闇夜に紛れてしまう…。ということで、この冬は胸がときめく“カラーパンツ”を探していました。
そんな私の心を撃ち抜いたのは『オーラリー』の「ウォッシュド オーガニック キャンバス パンツ」でした。ぶどうの果汁が染み渡ったかのようなこの色合い。派手じゃないのに唯一無二な存在感。まさに求めていた、理想の彩りだったのです。
《My BUZZ Point》
履いた瞬間、虜になる!
絶妙なシルエットと風合いがたまらない
今まで敬遠していたカラーアイテム。ましてやパープルは初挑戦。まずは試着を…とトライしてみたところ、さらなる驚きが。「なんだこの、『前からあなたのクローゼットにいましたよ』感は…!」。
初めてとは思えない、柔らかくジャストフィットな穿き心地。タイトすぎずルーズすぎない生地の落ち感。そして絶妙にカーブしているサイドライン。全ての要素が合わさった結果、ナチュラルに脚のラインを綺麗に見せてくれているのです。
色ムラのある独特な表情も、まるで長年愛用してきたかのよう。オーガニックコットン100%の空紡糸を高密度に打ち込んだキャンバス素材に、顔料コーティングを施し、何度も叩いたり洗い加工を繰り返すことで、生み出された風合いなのだとか。
もちろん、手持ちの黒ニットたちとの相性も抜群。程よくボリューム感のあるシルエットが、レイヤードなんて高等テクニックを使えない私に優しく寄り添い、一気に小慣れ感を出してくれます。
単調だった日々のスタイリングに彩りを加えてくれた、万能ぶどう色パンツ。Tシャツやカットソーなど、薄手のトップスと合わせても絶対かわいいはず。春夏はどんな表情を見せてくれるのでしょうか。暖かくなるのが今から楽しみです。
Photos:Ibuki Tamura
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