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撮影や展示会など、日々トレンドアイテムに触れているエディターたちのプライベートな買い物事情は? 自分の中で「BUZZ」っている愛用私物や狙っている新作をリアルに語り尽くす本連載。第149回目はメンズノンノ副編集長の宮﨑が担当。
《プラダの銘品は、毎日の使用であらためてその素晴らしさを実感!》
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このバッグを擬人化したなら、“フットワークが軽く、少しのことでは動じない仕事のできる人”!?
気兼ねなく普段使いできるタフさがあり、それと同時にスタイリッシュかつモードな印象もかなうバッグの最高峰と言えば、私の中でプラダの「Re-Nylon ショルダーバッグ」を置いて他にありません。
ご存じ、サステナブルな観点から世界中で支持を集める再生ナイロンを用いて作られたボディには、雨の日も照りつける猛暑の中も、砂塵の舞い上がる風の日も、ロケ撮影や取材に顔色ひとつ変えずに付き合ってくれる逞しさがあります。かと思えば、ちょっと素敵なカフェでの打ち合わせに連れていったなら、たちまち端正な佇まいで寄り添ってくれるデザイン性の高さが。なんなら、持ち主がコーヒーをこぼしても涼しい顔をしている。
バッグに人格があるならば、“フットワークが軽く、少しのことでは動じない仕事のできる人”といったところでしょうか。バタバタと日々駆け回る私にがしがし連れまわされているのに、“スン”と冷静な佇まいを崩さない、スマートな頼もしい相棒という感じで、手持ちのバッグのなかでも登板率が非常に高いです。
《My BUZZ Point》
すっきりスマートなビジュアルからは予想もつかない大容量!
サイズやディテールなど幅広く展開されている同シリーズの中でも、こちらは極めてシンプルなデザインのもの。コンパクトに見えますが、見た目以上にたくさん物が入ります。今入っているものを全部出してみたら、三つ折り財布、カードケース、スマホ2台、ハンカチ、ティッシュ、ハンドジェル、アロマスティック、リップ3本、レシートの束(だめでしょ)、ボールペン、胃腸薬、名刺入れ、替えの使い捨てコンタクト、さらにはデンタルフロスが出てきました。さらに付属のバッグチャームにはAir Podsとカギが。これだけ入れば十分でしょう。
さらにショルダーの長さはもちろん調整可能。厚手のアウターでもこもことボリュームアップする季節も、ゆとりをもって装着できます。
ポーカーフェイスでストイック、なのに環境へ配慮する優しさや、こまごまと気の利いたところまである。こんな完璧なバッグ、きっとしばらく他には見つかりそうにありません。
Photos:Ibuki Tamura
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