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撮影や展示会など、日々トレンドアイテムに触れているエディターたちのプライベートな買い物事情は? 自分の中で「BUZZ」っている愛用私物や狙っている新作をリアルに語り尽くす本連載。第154回目はメンズノンノプリント版編集長の吉崎が担当。
《「リーボック」×「everyone」のコラボスニーカー「Classic Duke」》
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マジ、リアルに週5で履いてる
久しぶりにニューバランス以外のスニーカーを買った。adidasのサンバもasicsのゲルカヤノもonもサロモンもスルーして、手にしたその一足は…リーボックの「クラシックデューク」。オンラインで「お、何かいいな」と思ってポチッ。届いたら「え、思ったよりいいじゃん」、履いてるうちに「あれあれ? これひょっとして、めちゃよくない?」と、順調にmy favo折れ線グラフが右肩上がりに推移してそして現在:ほぼ毎日履いているベストパートナー的存在。これが、恋人との出会いを振り返る企画だったら、ある意味満点じゃないだろうか。現在金曜日の深夜23時すぎ。デューク…いや「デュー君」と呼ぼうか。そっと僕はデュー君を脱ぎ、編集部のデスクに置き、愛でながらこの原稿を書いている。
《My BUZZ Point》
僕は編集長。だが詳細は何ひとつわからない
ここでMy BUZZ Pointォォォ…ッ! と盛大にいきたいところだが、このスニーカーについての詳細、実はなにひとつわからない。いや、もちろんググってみましたよ? 「everyone」とか「クラシックデューク」とか、一応ダメ元で「デュー君」とも。でも…何も情報が出てこない。「あの『クラシックデューク』がアップデートされて復刻」ってローンチ時のリリース記事はヒットするんだけど、「その」クラシックデュークが何なのかまったくヒットしないんだよォォ…。なので、完全に主観オンリーのBUZZ Pointをお届けします。まず、この丸っこいドラえもんのようなパワーフォルム。僕はパンツはワイドシルエット一択なので、合わせた時に繊細なフォルムのシューズだとバランスが悪いわけです。特に今はやりの薄底タイプだともう完全にお手上げ。そもそもおじさん、薄底だと長く歩いてらんないし。これはもはや「爆弾ソール」とでも言ったらいいのか。厚底 of 厚底。ぽってり。
2つ目のBUZZ Point。ボディのレザーはもちろん、アウトソールにシューレース、ライニング、ステッチに至るまで、ほぼ完全にオールブラック。めちゃシブ~。そして買いの決め手となったのが、このさりげないシボっぽいニュアンス。そう。すごくモダンで、主観的には「革靴感覚」ではけるスニーカー。ドラえもんシルエットなのに、デニムにもチノにもスラックスにも、これがめちゃ合うのだ。見た目完全のび太なのにハーバード大学に留学してんの?みたいな。それくらいのつよつよギャップ。
あ、そうそう。紹介するのが遅くなってしまいました。これは祐天寺にあるアポイント制ショップ「everyone」の別注アイテム。ディレクターの三好 良さんとは昔から知り合いで、このお店もオープン時から知っててずっと行きたかったんだけど、「アポイント制」ってところに完全にビビッてしまっていた。2024年の年末、仲のいいフォトグラファーの友達にもじもじしながらお願いしてついてきてもらって、ようやっと初訪問を果たす…という体たらく。ちなみに、そこで初めてアイテムをしっかり見たんだけど、ウォッシャブルウールのタートルネックニットがめちゃめちゃよくて、黒とネイビーの二色購入しました。非常にお薦めです。……話が逸れました。こちらのデュー君はなんとブラック以外にブラウンも展開してます。ブラウン…今めっちゃ気分! 決めた。ブラウンも絶対買お。交代制になることで、休足(休息)の日が生まれれば、労使関係も改善。よりクリーンなパートナーシップを築けるはずだ。
Photos:Ibuki Tamura
吉崎
メンズノンノ編集長
「肩幅が広い」でお馴染み。2024年6月よりメンズノンノ編集長。肩書きがパワーアップしたことでmy shoulderに磨きをかけ、肩で風切って歩きたい。愛猫(ほこり)を肩に乗せたポートレートをプロフィールカットにしたいと目論んでいる。炭酸泉が好き。甘党。
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