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僕らのファッションには欠かせないアイテムであるスニーカー。ここでは編集部が気になった黒スニーカーをまとめてお届けする。
asics SportStyle × atmos × Lagua Gem
「GEL-NYC “Blue Topaz”」
今回のアシックス スポーツスタイルとアトモスとのコラボーレーションは、レディースアパレルブランド、ラグア ジェムをサードパーティに迎え、共同デザインしたトリプルネームの「GEL-NYC」だ。なんとアトモスが本モデルに別注をかけるのは初なんだとか。ラグア ジェムのブランド名の由来である“Lagua Gem=赤い石”からインスピレーションを受け、アトモスのイメージカラーであるブルーから”“⻘い宝石=ブルートパーズ”が今作のコンセプト。特徴でもあるヒール部分のGEL™、随所に配された光沢のあるダークシルバーパーツ、そしてリフレクター混合のシューレースで宝石の輝きを表した。
SALOMON
「X-ALP LTR」
パリ発のセレクトショップ「The Broken Arm(ザ・ブロークン・アーム)」とのコラボレーションから生まれたサロモンの「X-ALP LTR」。登山に特化したシューズながらもスエードとキャンバスの異素材の組み合わせから、精緻なディテール、オールブラックのカラーリングまで、高級感のある仕上がりに。足もとに迷ったら強い味方になりそうだ。
Last Resort AB
「VM005 Suede」
スウェーデン発のスケートシューズブランド、ラストリゾート エービーの定番モデル「VM002」をベースに、ローファーのディテールを合わせたハイブリッドモデル。本来相見えることのない、タッセルがついた上品な見た目のアッパーと、ヴァルカナイズド製法のカップソールがちょうどいいあんばいで組み合わさっており、ストリートからかっちりとした場所まで履けるのが特徴。
COOTIEPRODUCTIONS®
× Tomo&Co × STOCK NO
「AIR MOCCASINS (SHRINK) 」
クーティープロダクションズ、トモアンドシーオー、ストックナンバーによるトリプルネーム。ストックナンバーの定番「3ホールモカシン」をベースに、上質なカウハイドのシュリンクレザーを使用し、トモアンドシーオーのエアソールを融合させたモデルだ。レザーのシボ感とエアのコンビネーションは、ストックナンバーのブランドコンセプトのひとつの“楽しみたい”を体現している。
PG
「KNOCK2 KTX」
代々木上原にあるスニーカーショップ、PLAYGROUNDがオリジナルで展開するシューズブランド、PG。その中でも人気な「KNOCK」に新作が登場。ブランド初の試みとなる防水透湿メンブレン、KING-TEXをライナーに搭載。防水性とシューズ内の湿気を外に逃がす効果があり、急な雨天でもなんの問題もない。ヴィブラム社のソールや、ブランドならではのFREELOCKシステムも健在なモダンな1足。
remagine
「Starting bigger hybrid derby」
中国のフットウェアブランド、リマジンのモデルは、ブーツとスニーカーは半分に切り、それぞれをくっつけたかのようなデザイン。丸みを帯びたブーツのような牛革のトゥ部分に、ランニングシューズのようなメッシュのヒール部分を組み合わせた斬新なデザインが特徴で、まさにハイブリッドスニーカーを代表する1足といえる。韓国の人気ガールズグループ、NewJeansやIVEがパフォーマンスで着用したことでも話題になった期待させるブランドだ。
New Balance
「ML610SPB」
ニューバランスといえばランニングシューズのイメージが強いかもしれない。けれど、そうじゃないモデルもすごくいい。例えばこのスリッポンタイプなんかおすすめ。2011年に登場した「610T」のレザーとメッシュのコンビネーションアッパーやABZORBソールといったトレイルランニングからインスパイアされたディテールはそのままに脱ぎ履きしやすいスリッポンにした。オールブラックに仕上げることでモダンな印象も。ファッションが好きな人も、ずぼらな人にもうれしい1足だ。
MIU MIU × NEW BALANCE
「LACED SHOES」
ミュウミュウとニューバランスが新たなコラボレーションモデルを発表! ベースとなるのはニューバランスのランニングシューズ「530」。前作からアッパーの素材をスエードからレザーに変更。さらにメインカラーにブラックを、両者のブランドネームにゴールドを採用することで、よりラグジュアリーな印象を受ける1足になっている。カラーと質感が異なる3つのシューレースによるコントラストやシューズ全体のヴィンテージ加工具合もいい。
LAST RESORT AB
「VM006 Moc」
スケートシューズブランド、ラストリゾートAB。ブランドが抱えるアーカイブやリファレンスを結集させ、度重なる試行錯誤の末に完成した意欲作が発売された。この「VM006 Moc」はモカシンシューズのアッパーに、バルカナイズド製法で仕上げたソールを掛け合わせている。
「個人的にモカシンシューズとスニーカーの間のようなスニーカーを探していたときに本作を発見! 発売日当日に写真と同じブラックを購入しました。モカシンシューズよりもカジュアルに見えるのがいい。VM002やVM005と同じソールデザインもポイントで、僕もこのデザインが好きです。ありそうでなかったモカシンスニーカー、つくるのが大変なのがあまりない理由なのかもしれません」。
メンズノンノウェブ編集
蝦名一樹
メンズノンノウェブのスニーカー連載や不定期のファッション特集、最新のファッションニュースなど、主にファッション記事を担当。
CLARKS ORIGINALS × DAIWA
「ANGLER’S WALLABEE GTX SP」
釣り具メーカー、ダイワから生まれ、都市生活とフィッシングのデザインやディテールを掛け合わせたアイテムを展開するダイワ ピア39。なんと英国のクラークスオリジナルズとの初のコラボレーションシューズが出た。ブランドを代表する「ワラビーブーツ」をベースにゴアテックス®やビブラム®ソールを搭載。そこにブーツ側面の革を二重構造にしてステッチをいれた仕様は、ワラビーブーツとしては初の試みとなるデザイン。ゴアテックス®ゲーターやカラフルなシューレース4本付き。
yoshiokubo
「JELLO SHOESⅡ」
ファッションブランド、yoshiokuboのシューズは、スニーカーブランドのアイテムとは一線を画す。多くの場合、スニーカーのつま先は地面にぴったりとついているのではなく、少し上向きになっているもの。この点を地面に完全に着地させて、洋服からつま先、そして地面へとなめらかに続くラインを意識した設計になっているのがポイント。ソール部分の水たまりから引き上げた時に滴り落ちる水滴の様子を再現した特殊な樹脂コーティングも唯一無二だ。
Hender Scheme
「Derrida」
既視感のある配色やディテールを引用しながらも、着想源となったサッカーシューズのフォルムを変容させたエンダースキーマの「Derrida」から限定カラーがリリース。アッパーには柔らかさと表情を引き出した上質なカウレザーを使用。スエードのマッドガードも程よいアクセントになっている。表革とライニングの間にウレタンスポンジを挟み込んでステッチを施した独特のスタイルとボリューム感が特徴で、ボンディングされたアッパーと深めの甲が高いフィット感を実現させた。
「財布や名刺入れなどの革製品やシューズなど、エンダースキーマは個人的にすごくお世話になっていて。そんな愛用ブランドから気になる新作が出ました。サッカーシューズから着想を得た本作は、既視感と真新しさが絶妙に混ざり合い、ありそうでなかったデザインになっています。スニーカーのトレンドにもマッチしていてエンダースキーマらしい1足だなと思います」。
メンズノンノウェブ編集
蝦名一樹
メンズノンノウェブのスニーカー連載や不定期のファッション特集、最新のファッションニュースなど、主にファッション記事を担当。
Photos:Yoshio Kato Hiroki Oe Ibuki Tamura Text:Kazuki Ebina
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