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僕らのファッションには欠かせないアイテムであるスニーカー。編集部が今もっとも気になるスニーカーをコメントとともに紹介する本連載、今回は新作スニーカー5足をお届けする。ニューバランス、アディダス、ナイキ…キミはどれを選ぶ?
adidas Originals
「Country Japan」
クロスカントリー競技用に制作されたアディダスの「カントリー」。本作はアッパーに上質なゴードレザーとピッグスキンヌバックを使用したモデル「カントリー ジャパン」だ。半透明のガムラバーアウトソールを備えたEVAミッドソールを合わせて履き心地の良さを向上させた。
「ここ数年続くアディダスのレトロスニーカーブーム、来年に向けてサンバやガゼルじゃないモデルに注目です。特徴はこのフォルム。サンバやガゼルと比べて少し丸みを帯びており、革靴感覚で履けるのがいい。アッパーのブラウンとスリーストライプスの濃いブラウンの配色もその理由のひとつ。秋冬の足もとにもぴったりですね」。
メンズノンノウェブ編集
蝦名一樹
メンズノンノウェブのスニーカー連載や不定期のファッション特集、最新のファッションニュースなど、主にファッション記事を担当。
NIKE
「P-6000 SE」
ナイキが2000年代に出した「ペガサス 25」と「ペガサス 2006」のデザインを融合し、現代的にアレンジした「P-6000」の新作。レザー、テキスタイル、スエードという異なる素材を組み合わせ、奥行きのあるアッパーデザインに。クッション性に優れたインソール、耐久性に優れたラバーアウトソールを搭載するなど、ビル・バウワーマンも納得の履き心地を誇る。
「2000年代のランニングスタイルを表現したデザインは、トレンドでもあるので読者におすすめです。赤茶系のダークポニーのカラーリングもコーディネートの差し色として活躍しそう!」
メンズノンノウェブ編集長
丸山
2021年より現職。女性誌や男性誌の編集に携わること25年、たまにこっそり自分でも記事をかきます。
ASICS
「UB10-S GEL-KAYANO 20」
もともとランニングシューズとして制作されたアシックスの「GEL-KAYANO 20」に、キコ・コスタディノフ・スタジオ監修モデルの新作が登場。マットで洗練されたカラーを採用したキコっぽくない1足は、美濃焼からインスピレーションを得たデザイン。その美濃焼の釉薬にあらわれる錆のプロセスを探求し、経年変化に耐える器の色彩イメージを落とし込んだ。さらにパーツごとに異なる配色を採用し、構造とシルエットが引き立っているのも特徴だ。
CAMPERLAB
「TORMENTA」
ランニングシューズからインスピレーションを受け、スペイン語の“嵐”から名付けられたカンペールラボの「TORMENTA(トルメンタ)」。アウトソールのダイナミックなラインがアッパーを大胆に包みこみ、一体化することで“嵐”のような空を表現している。廃棄物と二酸化炭素排出量の削減のために、ナチュラルかつサステナブルな素材を使用しているのもポイント。2023年夏にデビューしたモデルだが、すでに一番人気のアイテムだとか。
New Balance
「M1000」
1999年にデビュー、今年初の復刻を果たしたニューバランス「M1000」に秋冬の新色が登場。メタリックカラーが記憶に新しい本モデル、今回はミリタリーテイストなカーキを採用し、アウトドアな1足に仕上げた。レザーとメッシュのアッパーに、クッション性の高いABZORB(アブゾーブ)をフル搭載したソールというデザインは、本来ハイテクに見えるものだが、そう見えないのが本作のいいところ。小ぶりなNロゴはプラスチック製と他のモデルと一線を画す仕上がりに。
「今っぽいチャンキーなシルエットが魅力のニューバランスのM1000ですが、落ち着いたカラーリングで大人も履きやすそうですね。深みのあるグリーンはアウトドアでも街でも映えると思います」。
メンズノンノウェブ副編集長
楊井
メンズノンノ編集部に15年以上在籍。「お買い得」アイテムが大好きで、通販サイトなどで毎日のように物色しては、トライ&エラーを繰り返している。休日は意外とアウトドア派で汗をかくのが好き。
Photos:Hiroki Oe Ibuki Tamura Stylist:Haruki Uchiyama[TRON] Composition&Text:Kazuki Ebina
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