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撮影や展示会など、トレンドアイテムに日々触れているエディターたちのプライベートな買い物事情は? 自分の中で「BUZZ」っている愛用私物や狙っている新作をリアルに語り尽くす連載「edior’s BUZZ」から、ガチでヘビロテしていた“愛用ジーンズ”をピックアップ。
エディターの「愛用ジーンズ」3選
1.CIOTA Baggy 5 Pocket Pants
お初のシオタは大好物のグレーで
5月号でデニム特集の担当をして以来、デニム熱が冷めずにいます。いろいろなデニムを試しているのですが、初めてゲットした「シオタ」の1本は周りから聞いていた前評判通りの、なめらかすぎる履き心地が最高でした!
「シオタ」は、岡山を本社に構える生地製造・縫製工場の「株式会社シオタ」が立ち上げたブランド。いわゆる“ファクトリーブランド”というやつですね。厳選した最高級の素材を使用していることや、自社工場で生地づくりから縫製まで、洋服作りにおけるすべての工程を自社で行っているのが特徴です。
そんなシオタで僕が手に入れたのは、「Baggy 5 Pocket Pants」というモデル。90’sの空気感を意識しているそうで、股上は深め。ゆったりとしたワタリから裾までそのまま落ちていく、ルーズフィットタイプです。
リラックスしてはけるシルエットもさることながら、自社開発のオリジナル生地で作られていることも、極上のはき心地を感じられる理由のひとつ。シオタのデニムには、インド南部でのみ栽培される最高級の貴重な超長繊細綿であるスビンコットンを使用した生地が採用されており、唯一無二のやわらかくてなめらかな肌触りがやみつきになりそう! 少し光沢感もあり、上品さも薫ります。僕はグレーが大好きなので、店頭で試着する前にこの色味にも惹かれました。ちなみにこちらは“Light Grey”というカラーなのですが、「夏に予定されているリニューアル時に廃盤となってしまうカラーなんです…」という店員さんの情報も、購入を後押ししてくれました(笑)。
ヒップはほどよくゆるっとした設計で、リラックスしながらも決してだらしなくは見えない絶妙なバランスがうれしい!
サイズは29インチ~35インチまで幅広く用意されています。僕はウエストにジャストで合わせた29インチを購入して、ワンクッションくらいの丈感でルーズになりすぎないようにはいています。
結局ジップフライがラクだし、毎日はきたくなるデニムには欠かせない仕様と思うんです(個人的にですが)。
そして、ここまでシオタデニムの素晴らしさをお伝えしてきましたが、なんと! リニューアルを経た新しいデニムが、販売開始されるそう。生地を変更してよりなめらかな着心地(今以上ってどこまで!)になっていたり、シルエットも変更されているとのこと!(エディター山口)
2.ジーユー バレルレッグジーンズ
コスパは大事。
でもチープ見えは絶対NG!
ショップで気になるアイテムが見つかると、真っ先に値札を見てしまうそこのあなた。安心してください、私も仲間です。最近服を買いすぎて財布がすっからかんなのですが、そんな状況でもゲットできるオシャレアイテムを探していたところ…
ジーユーで運命のジーンズに出会ってしまいました。1,000円札たったの3枚でおつりが来る神コスパですが、細部までこだわり抜かれているのを感じます。
まず見てほしいのがシルエット。商品名にバレル(=樽)とあるとおり、ひざ下にかけて樽のようにふくらみ、裾はすっきりとすぼまっています。まさにこのバランスが欲しかった!ほどよくルーズなダボっと感があり、なのにスタイル悪くは見えない絶妙な形なんです。
ひざの内側に縫込みが入っているのも推しポイント。立体感が生まれ、さりげなくオシャレに見えるのが嬉しいですね。この世には何億種類ものジーンズがありますが、私の脚の短さをカバーしてくれるものはなかなか見つかりませんでした(涙)。その点、この縫込みには感謝したい!これがアクセントになることで、脚がちんちくりんに見えないんです。
この、ありそうでなかったエスプレッソみたいな色もたまらない。きれいめなシャツでも、ストリートっぽいロゴTでも、どんなトップスと合わせてもオシャレにまとまるから頼もしい限りです。
適度に厚みがありつつも、とろんと柔らかい生地も魅力。真夏でも軽やかに使える質感です。
冗談抜きで週に1回は履いているこのジーンズ。「それいいね!」と褒めてもらえる率も異常に高い。今後もガシガシ着まくって、色あせて、擦り切れて…その経過も楽しもうと思います。(エディター熊野)
3.パタゴニアのメンズ・ストレート・フィット・ジーンズ
パタゴニアのジーンズ、奥深い!
アウトドアシーズンを迎え、趣味の登山やハイキングではパタゴニアのウェアを愛用しています。というわけで、山への行きの電車でなんとなくパタゴニアのサイトを見ていたら、おもしろいアイテムを発見しました。
ワークウェアラインがあることは知っていて興味があったのですが、そこにも属さず、パッと現れたのがこちらのメンズ・ストレート・フィット・ジーンズ。個人的に、パタゴニアにジーンズのイメージがほとんどなく、かなり驚きました!
《My BUZZ Point》
環境にも配慮しつつ、機能的!
パタゴニアならではの環境に配慮した物作りも魅力。リジェネラティブ・オーガニック・サーティファイド・コットンとリサイクル・コットンに、微量のポリウレタンをミックスすることで動きやすさを実現。やや細身の美しいストレートシルエットなのですが、窮屈さはなく動きやすいのもうれしい。
ジーンズのオーセンティックなデイテールを踏襲しつつ、ジッパーフライを採用。ボタンフライがどうも苦手なのでありがたいです。
ウエストバンドは腰に沿って自然なカーブを描いていて、デイリーに動き回る中でもしっかりとフィットしてくれるんです。もたつかなく、キレイなシルエットをキープしてくれるグッドデザイン!
パッチも味があってイイですね。公式HPによると「革新的なインディゴの泡沫染色を採用することで、ジーンズの製造過程で発生するほぼすべての廃水を解消し、染色によるカーボンインパクトと水の使用量を削減」とのこと。どんな色落ちを楽しめるのかも期待大ですね。
今シーズンはジーンズもジャストサイズが流行っているので、まさに気分にぴったりな1本。さらっと着こなしつつ「これ、実はパタゴニアなんだぜ!」とドヤ感を滲ませながら、育てていきたいと思います(笑)。(エディター楊井)
Photos:Ibuki Tamura
山口朗
メンズノンノ編集部
2023年からメンズノンノ編集部に在籍。スニーカーが好きで、いま所有しているのは25足ほど。イングランドのサッカーチーム、「アーセナルFC」が“推し"です。
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