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さっとはおるだけでぐんと大人に近づいた感じがする服といえば、やっぱりテーラードジャケット。なかでもラペルや肩まわりが適度にしっかりしたクラシックな1着が断然今の気分だ。人生の節目を機に長く着たい味アリなジャケットを、もうすぐ20歳を迎える冨永章胤が着こなす。
この秋に買うべき
「大人のジャケット」7選
1.FRANK LEDERのリネンジャケット
ジャケット(フランク リーダー)¥140,800/マッハ55リミテッド ベスト¥47,300/エンジニアド ガーメンツ シャツ(シュタイン)¥46,200/エンケル パンツ¥36,300/イレーヴ 靴(ニードルズ)¥46,200/ネペンテス 帽子¥4,400/フォーティーセブン スカーフ¥9,680/トロ ソックス/スタイリスト私物
シックなのに軽やかにキマるブラウンリネン
渋みはあるけど艶っぽく見えないブラウンのリネンジャケットは、1999年にスタートしたベルリンブランドのフランク リーダー。ウールのベストを挟んでシックにまとめつつスカーフ使いやキャップで遊びをきかせ、カジュアルに大人なムードを気取って。
2.YLÈVEのベージュジャケット
ジャケット¥83,600・Tシャツ¥24,200・肩にかけたニット¥57,200/イレーヴ パンツ¥33,000/トゥモローランド ベルト¥25,300/マーガレット・ハウエル
80’s風ボックスシルエットが今また新鮮
着丈がかなり長くて肩幅はほどよくワイド。そんな80’sライクなボックスシルエットのウールジャケットだが、あえてゆったりとしたワイドパンツを合わせれば古くさく見えず現代的。肩にかけたニットとともに柔らかなベージュをコーディネートのキーカラーにしながら、インナーにワンアクセント、華やかなピンクを引き立たせることでコーディネート全体がモダンな印象にまとまる。
3.EMPORIO ARMANIの古着のジャケット
ジャケット¥71,500/デ キリコ ベスト(フランク リーダー)¥64,900/マッハ55リミテッド Tシャツ¥14,300/ノア クラブハウス パンツ¥42,900/イレーヴ ブローチ¥30,800/トロ その他/スタイリスト私物
グランパコアを古着で楽しむ
ときに「古着」をチョイスしてみるのもトレンドの"グランパジャケット"風味を体現できてイイ。90年代のアルマーニの1着は肩がしっかり張ったレトロなシルエットだけれど肌触りのいいパイル地なので着心地抜群。合わせもベージュスラックス&コンバースなら当時の気分をより満喫できる。
4.sssteinのダブルジャケット
ジャケット(シュタイン)¥140,800/エンケル ノーカラーシャツ¥31,900・中に着たシャツ¥30,800(ともにニードルズ)/ネペンテス パンツ¥53,900/イレニサ
「ダブル」はオーバーサイジングが鉄則
[右]肩がきれいに落ちたオーバーサイジングが特徴のダブルブレステッドジャケット。昔ながらの雰囲気と今っぽいリラックス気分が絶妙にブレンドされた1着は、カーディガンライクにはおれる軽快さも魅力。フラワー総柄のシャツでピリッとスパイスをきかせて。
5.BROOKS BROTHERSのブラックウォッチジャケット
ジャケット¥132,000/ブルックス ブラザーズ ジャパン ポロシャツ¥27,500/A.P.C. CUSTOMER SERVICE パンツ¥139,700/JW アンダーソン 渋谷店 ベルト(Y)¥8,800/イレーヴ その他/スタイリスト私物
端正なブラックウォッチ柄は抜け感がキモ
[左]クラシックジャケットの代表格といえばブルックス ブラザーズのブラックウォッチ柄。かっちり見えすぎないようポロシャツの前ボタンを開け、ワイドスラックスにタックインしてメリハリをもたせるとバランスよし。
6.POLO RALPH LAURENのコーデュロイジャケット
ジャケット¥126,500・シャツ¥25,300・パンツ¥31,900・ネクタイ¥22,000(すべてポロ ラルフ ローレン)/ラルフ ローレン 帽子(アンユースレス)¥5,500/アンユースレス/イエリデザイン その他/スタイリスト私物
コーデュロイでとことんオーセンティックに
着るほど味が出て、自分の色になじむコーデュロイジャケット。ポロ ラルフ ローレンの1着ならボタンダウンシャツにストライプタイ、そしてチノパンを合わせた王道のプレッピーカジュアルがぐっとサマになる。
7.NOAHのツイードジャケット
ジャケット¥143,000・ニット¥36,300/ノア クラブハウス パンツ¥33,000/A.P.C. CUSTOMER SERVICE ブローチ¥30,800・スカーフ¥4,180/トロ
チェックツイードとデニムの、
懐かしくも新しい関係
この秋冬は80年代や90年代のムードを意識してツイードジャケット+デニムのスタイルにもトライしてみたい。古きよきアイルランドのチェック生地を用いながら、肩まわりがすっきりシェイプされたイタリア製のノアの1着を選べば、決してレトロすぎず、むしろ洗練された"モダンクラシック"を小粋に装える。
Photos:Shunya Arai[YARD] Hair & Make-up:Yoshikazu Miyamoto[BE NATURAL] Stylist:Arata Kobayashi[UM]
Model:Akitsugu Tominaga[MEN’S NON-NO model] Composition & Text:Kai Tokuhara
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