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いつかじゃなくて、今すぐにレザーが俺を呼んでいる!今季はレザーの"当たり"年。値段が張るとか。手入れが面倒かも、とか躊躇ちゅうちょするなんてもったいない。諦める言い訳は脇におこう。買う理由はひとつで十分。「だって格好いいから」!
この秋に買うべき
「差がつくレザーアウター」6選
1.FOLL
コート(フォル)¥198,000/ジャーナル スタンダード 渋谷スクランブルスクエア店 ジャケット¥79,200・パンツ¥57,200/エンジニアド ガーメンツ シャツ(マービンポンティアックシャツメイカーズ)¥44,000/オーバーリバー
優しさと強さを両立する1着に出会った。
お気に入りのレザーさえあれば、この冬のしゃれ感は約束されたも同然。上質なシープレザーのコートは肉厚な質感と光沢に加え、もっちりとした柔らかさが特徴だ。迫力のある見た目に反して非常に軽く、ストレスフリーな着心地も古着にはない魅力。全体的に丸みを帯びたゆるいシルエットに対し、直線的な衿や裾がさりげなくコントラストを添える。あれこれ考えずに着るだけで即サマになるのがとにかく頼もしい。実はムートン面とのリバーシブルでフロントはチェンジボタン仕様のため、反転して着ても左前でボタンが留められるようになっている。
2.H BEAUTY&YOUTH
ジャケット¥165,000/エイチ ビューティー&ユース ニットポロ(ボーディ)¥71,500/アルファ PR シャツ¥75,900/スタジオ ニコルソン 青山 パンツ¥59,400/オーラリー スニーカー(コンバース フォー ユナイテッドアローズ)¥28,600/ユナイテッドアローズ 原宿本店
潔く、レザーの表情を主役に着る
レザーの辛口なムードを堪能したいなら、ミニマルな1着がイチ押し。コンパクトな衿やフラップを排したポケットなど、引き算されたデザインのおかげで、ラムレザーの存在感が前面に立ってくる。モノトーンのスタイルに合わせてモードな雰囲気を楽しむのもよし、幅広いスタイリングの引き締め役として活躍する。オーバーシルエットな袖とジャストフィットな丈が今っぽいうえ、レイヤードしてももたつかない。ハリのあるレザーは着るほどに体になじむので、育てる快感も存分に味わえる。
3.NEEDLES
ジャケット(ニードルズ)¥187,000/ネペンテス パーカ(ブラームス ルーツストック)¥34,100/ワンダリズム Tシャツ(ボーディ)¥68,200/アルファ PR パンツ(イントゥーダスク)¥42,900/ジェットン ショールーム スニーカー(サロモン ビューティー&ユース エクスクルーシブ)¥19,800/ビューティー&ユース 丸の内店
ストリートになじむレザーなんて最高すぎる!
スウェットパーカにさらっと合わせられる、気負わないレザージャケットを発見。レザーにはどこか頑かたくななイメージがあるけれど、ニードルズのジャケットはさりげないAラインと、スポーティなディテールが特徴だ。スナップボタンやラグランスリーブが軽快なムードを牽引し、難なくマッチ。一方でカウハイドレザーの重厚感が、ラフなスタイリングに意志と力強さをプラスする。袖や衿のリブと裏地は、ニードルズのブランドカラーのパープル。
4.ssstein
ジャケット(シュタイン)¥151,800/エンケル カットソー(アーニーパロ)¥27,500/ビオトープ シャツ¥63,800/スタジオ ニコルソン 青山 タイ¥22,000/オーラリー パンツ¥30,800/フレッシュサービス ヘッドクオーターズ
柔和なライダースと拓ひらく、新しい自分
静謐せいひつな中にも芯の強さを感じさせるレザージャケットがあれば、理想の人物像を体現できそう。ライダースの衿をモチーフにしつつ、艶っぽさは皆無。その秘密はゴートレザー独特のしなやかさと、ウールのカットソーをボンディングしたテキスタイルにあり。裏面のウール地とのリバーシブルで、フロントはマグネットで留める仕様に。ジップやボタンレスな点もコーディネートしやすさを後押しする。ハーフジップやタイドアップで衿まわりを盛った着こなしも、レザージャケットがモダンにまとめあげる。令和のパンキッシュをクールに堪能しよう。
5.AURALEE
ジャケット¥220,000/オーラリー ニット¥33,000/ノア クラブハウス シャツ(マービンポンティアックシャツメイカーズ)¥44,000/オーバーリバー ジーンズ(シュタイン)¥48,400/エンケル 靴(ディエンメ フォー ビューティー&ユース)¥62,700/ビューティー&ユース 丸の内店
もはや「育てる」必要なし⁉
懐かしくも新しい1着
長年着込んで丁寧に「育て」られたような風合いが魅力のラムレザーのジャケット。フライトジャケットをベースにしながらも、軽やかなブラウンやシボ感が相まってモダンな雰囲気に仕上がっているのは、さすがオーラリー。ボリュームのあるシルエットに対し、都会的なスタンドネックもポイント。レザーはトルコの職人が手作業で水染めしたもので、絶妙なグラデーションを楽しめる。トレンド感のあるペイントデニムにはもちろん、シンプルな着こなしにもハマる、まさに一生もの!
6.AVIREX7522
コート(アヴィレックス7522)¥264,000/ワグ インク ニット(フォル)¥49,500/ジャーナル スタンダード 渋谷スクランブルスクエア店 シャツ(カルティック リサーチ)¥68,200/ビオトープ パンツ¥33,000/ノア クラブハウス
ミリタリー好きに捧ささげる、
レザーアウターの理想型に
タフさの中にもあたたかみを感じさせる、そんなミリタリーアウターをずっと待っていた! 昔のパイロットのコートをイメージソースに製作されたレザーコートは、ソリッドで迫力満点のシルエットが唯一無二。ほどよい光沢とハリを堪能できる、オイルガーメント仕上げのカウレザーもとびきり贅沢。ウールの衿とダークブラウンの色合いで、ミリタリーの力強さの中にもしなやかさを携えているので、普段のニットやスラックスとも好相性だ。せっかく買うなら、このくらい惚ほれ惚ぼれするレザーに限る。冬はレザーの「俺」に見惚れるのが大正解!
Photos:Naoto Usami Hair:hirokazu endo[ota office] Stylist:Shuhei Yoshida Models:Akitsugu Tominaga
Eriya Keisuke Nakata Kouta Nomura Rio Takahashi
Sosuke Ogata[They are MEN’S NON-NO models]
中村
メンズノンノ編集部
ハイブランドからコスパアイテムまで、ファッションとカルチャー企画を担当。服を買うときは直観重視で、色や柄、素材にぐっとくるポイントがあると即決! ジュエリーと靴と猫とコーヒーが好き。
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