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服のプロたちが真っ先に飛びついた「24年秋冬の新作」を徹底リサーチ! 第10回はFOLL デザイナーの平沢幹太さん。
真っ先に飛びついた秋新作
FOLLのニット
「通常太い番手で紡績し編み上げるカシミヤの原料を限界まで細く紡績して糸にすることで、極上の肌触りと保温性のある仕上がりに。見た目はベーシックなデザインですが、肩幅に対して身幅とアームホールをゆったりめにしているのでシャープながら快適な着心地に。黒、ネイビー、グレー、ブラウンとも相性のいいチャコールのみの1色展開で、TPOを選ばず活躍する1枚だと思います」
FOLLのスウェット
「生地の段階で染色後にもみ洗いをし、、乾燥の工程を繰り返すことでヘヴィースウェットな肉感ながら柔らかさを両立させました。また熱がこもらないよう、通常は針で染色後に起毛する工程を染色前の段階で複数回の特殊工程を踏んで起毛することで毛抜けがなく、柔らかさと空気を含んだふくらみのある風合いに仕上げています。着膨れを起こしがちなフットボールスウェットですが、綺麗に着ることもできるのが魅力です」
FOLLのジーンズ
「ブランドの定番でもあるストレートフィットのジーンズ、今季は天然染料を用いました。インディゴのデニムをベースに、国産の墨の残分に顔料をブレンドして焙煎した染料で染めました。インディゴの色味が陰影として残るブラックジーンズ、その表情は唯一無二だと思います。深みのある表情のアイテムなのでウールやカシミヤなど秋冬素材の服と相性がいいと思います」
SANDERS for FOLLのシューズ
「サンダースと制作したチャッカブーツ。深みのあるネイビーのスウェードと日本人向けのミリタリーラストに、イギリス本国で採用されている柔らかいラバーソールをオン。ソールはフルポロン仕様で、緩衝芯が踵だけでなく前面にも入っているので、疲れにくく毎日履けるのが特徴です」
真っ先に飛びついた秋の新作コラボ
KURO for FOLLのスウェット
「KUROで定番展開している、全工程手作業のダメージ加工を施したスウェットがベース。実際に長く着用することで出る経年変化を追求したダメージ具合がポイントです。色も日焼けによる褪色で出る、赤みのあるネイビーを表現しています。選ぶサイズによって着方が選べるのも特徴ですが、個人的にはレギュラーフィットにして、選んでスラックスなどきれいめなアイテムと合わせたいです」
問い合わせ先
ジャーナル スタンダード 渋谷スクランブルスクエア 03-6434-1097
Photos:Yuichi Sugita
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