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一過性のブームではなく、もはやファッションを語る上で欠かせないキーワードであるスニーカー。約4年にわたってお届けしてきた本連載も最終回。今回はラグジュアリーブランドの新作を2記事に分けてお届け! 前半に続き、グッチ、ディオール、セリーヌ、ボッテガ・ヴェネタ…ラストにふさわしいスニーカーたちをチェックしよう。
GUCCI
「SNEAKER LEATHER, R.S. SWEDE SW」
2023年に就任したクリエイティブ・ディレクター、サバト・デ・サルノがグッチのために初めてデザインを手がけたスニーカー「グッチ リウェブ」。ブラックのオリジナルGGキャンバスに、グリーン、レッド、グリーンのウェブ ストライプのディテールが目をひく。ヒールカウンターにGUCCI ロゴが配されているのもポイントで、思いっきりブランドを主張させて履こう。
DIOR
「ディオール コンバット ダービーシューズ」
ディオールからハイブリッドなシューズが登場。アッパーにカーキのポリッシュド カーフスキンを使用し、サイドとシュータンにベージュとブラックの“ディオール オブリーク”ジャカードをあしらい上品な仕上がりに。軽量のハイブリッドソールはアスレチックな雰囲気をプラスしてくれるのでコーディネートのアクセントにもちょうどいい。少し背伸びしてでも履きたいトレンド感も併せ持つ1足だ。
CELINE
「LOW TOP SNEAKER IN SUEDE CALFSKIN & MESH」
90年代後半から2000年代前半にかけて、アメリカのスケーターが履いていたシューズからインスピレーションを得た本作。ゆったりと丸みを帯びたラインに加え、シュータン、履き口、シューレースに丸みを持たせたファットなムードが今っぽい。ボリュームのあるルックにすることで履き心地も快適。内側にはゴムが入っておりシューレースなしでも履くこともできる、スケーター仕様のスニーカーだ。
BOTTEGA VENETA
「アポロ スニーカー」
ヴィンテージのバスケットボールシューズをベースに、ブランドの象徴であるイントレチャートをアウトソールに採用。アッパーはナイロンとスエードレザーのコンビネーションで、シューレースを囲むジグザグのレザートリムなど、パーツごとに異なる素材を組み合わせているのがおもしろい。履き潰した後のアウトソールのダメージ具合も楽しみな1足。
BALENCIAGA
「CIRCUIT SNEAKER」
バレンシアガ史上最も軽量のスニーカーって知ってる? この「サーキット スニーカー」はジムシューズをベースに、空気力学に基づいた通気性の高いメッシュ素材をアッパーに使用。またソールの側面、ヒールの後ろ、シュータンにあしらわれた3つの異なるBalenciagaロゴを配しているのもポイント。いなたい配色もいい。
MM6 Maison Margiela × SALOMON
「XT-MARY J MM6 MAISON MARGIELA」
サロモンのアイコンモデル「XT-4」をエムエム6のデザインスタジオによって再構築した本作は、つま先に向かって深く開き、1本の細いベルクロストラップで閉じた新しいシルエット。ピンクとイエローのハイライトをチャンキーライトソールにあしらい、デグラデーションのアッパーは、グリーンからオレンジへと変化する大胆なデザインに。中身は丈夫なソールなどサロモンの技術的専門知識を踏襲しているので履き心地抜群。
Photos:Yoshio Kato Stylist:Masashi Sho Text:Kazuki Ebina
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