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一過性のブームではなく、もはやファッションを語る上で欠かせないキーワードであるスニーカー。約4年にわたってお届けしてきた本連載も最終回。今回はラグジュアリーブランドの新作を2記事に分けてお届け! ルイ・ヴィトン、プラダ、ジル サンダー、ロエベ…ラストにふさわしいスニーカーたちをチェックしよう。
LOUIS VUITTON
「LV トレイナー マキシ・ライン スニーカー」
今のファッションのトレンドを考えるとあえてブランドっぽさを主張させたい。ルイ・ヴィトンの2024秋冬メンズ・コレクションの新作は、ブランドを象徴するモノグラム・キャンバスのデザインをカーフレザーで再現。まさに今の足もとにちょうどいいスニーカーだ。ベースとなるのは元メンズ アーティスティック・ディレクター、ヴァージル・アブローがバスケットボールシューズから着想を得てデザインしたモデルで、オーバーサイズのフィット感によるストリートなルックスが特徴。ドローコードタイプのシューレースもギャップがあっていい。
PRADA
プラダをはじめて買うなら何にしよう? ブランドを代表するRe-Nylonもいいが、そうじゃない小物、例えばスニーカーをチョイスするのも手。本作はプラダらしいスポーティさがありつつも、アッパーにはスエードを使用しており革靴みたいに履けるのが魅力的。色褪せ加工を施しているので、今まで履いてきたかのようなルックスもポイント。トライアングルロゴをパンツの裾からさりげなくのぞかせよう。
「FENDI MAD」SNEAKER
建築スタジオ、MADアーキテクツとの共同デザインによって発表されたフェンディの新作スニーカー。アッパー部分にクッション性のあるLycra®製の素材を使用したスリッポンタイプで、建築物からインスピレーションを得た超軽量ソールのデザインが未来的。ブラックをベースに随所にネイビーのアクセントを効かせているのもかっこいい。ここはストレートにモードなスタイリングに落とし込みたい。
JIL SANDER
「BASKET SNEAKER」
ジル サンダーの新作はオールシーズン履きたくなるクリーンなスニーカーだ。アッパーやライニングにカーフレザーを使用。アッパーからソールにかけてのホワイトのトーンオントーンカラーに映えるブラックのラインがポイント。厚底ソールのディテールでトレンド感も忘れていないのは流石の一言。東京のような都市で履くのにぴったりな1足だ。
LOEWE
「BLOC SNEAKER」
いまロエベのメンズの盛り上がりがすごい。デニムのアッパーに、フラットなコットンレースを採用したデザイン。特徴的なフォルムのトゥシェイプの先端にはブランドを象徴するアナグラムを施し、ジェンダーを問わず好印象を受ける1足に。これぞまさにロエベらしいといえるアイテム。
BURBERRY
「MF TERRACE」
スムースカーフレザーを使用したバーバリーの新作スニーカー。ホワイトをベースに、チェック柄のシューレースやパーツ、インソールのブルーがアクセントに。タンの馬上の騎士デザインのラベルの他にも、ラバーソールにアーカイブのバーバリーロゴを施した。そんな見えないところにもにこだわりを感じる1足は、ホワイトトーンの爽やかな着こなしに合わせるのがおすすめ。
MIU MIU × NEW BALANCE
「LACED SHOES」
ミュウミュウとニューバランスが新たなコラボレーションモデルを発表! ベースとなるのはニューバランスのランニングシューズ「530」。前作からアッパーの素材をスエードからレザーに変更。さらにメインカラーにブラックを、両者のブランドネームにゴールドを採用することで、よりラグジュアリーな印象を受ける1足になっている。カラーと質感が異なる3つのシューレースによるコントラストやシューズ全体のヴィンテージ加工具合もいい。
Photos:Yoshio Kato Stylist:Masashi Sho Text:Kazuki Ebina
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