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旅に向けてパッキングをするときのワクワクする気持ちは誰もが持っているはず。身軽に動けるようにミニマルにまとめる?それとも用意周到に様々なアイテムを持っていく?今回は仕事で年に10回以上海外に行くというNEAT デザイナー 西野大士さんが登場。バッグや小物までこだわりあふれるセレクトを紹介していく。
PACKING FREAK
NEAT デザイナー
西野大士さん
デザイナーのほか、さまざまな人気ブランドのプレス業務を手がける「にしのや」を主宰。淡路島育ちのため気持ちのいい空と海を感じる休暇が大好物。
- 行き先:ワイキキ
- 日程:5泊7日
- 目的:家族旅行
相棒バッグは…
ARC’TERYX
「V80 ROLLING DUFFEL」
すでに廃番になっている人気モデル。ジップが大きく開くので荷物が入れやすく、引いて運ぶのもすごく快適。予備でもうひとつ購入済み。再販希望!
トラブル回避を第一に、こだわりもちゃんと詰め込む
「利便性と自分のこだわりをうまく組み合わせるのが旅の玄人です」と西野さん。「キャリーケースはデザインがよく、小回りがきくソフトタイプを使っています。ソフトだと飛行機の中で上のほうに積んでくれる、という噂(うわさ)。ロストバゲッジして夏のパリで4日間同じ下着で過ごしたり、スリに遭って貴重品を失い絶望したり…とさまざまな経験をした結果、最悪財布とパスポートがあればどうにでもなるというマインドに。手荷物はウエストポーチやリュックにまとめて常に肌身離さず。現地での格好も目立たないように、極力カジュアルにまとめています(笑)」
西野大士さんのハワイ旅の相棒は?
a. NEATのビーチバッグ
「海やプールに出かけるときは大きめサイズのビーチバッグをお供に。これは淡路島にある僕のお店N&N STOREで販売しているものです。カジュアルに使えてお気に入り」
b. Patagoniaのラッシュガード
「荷物を増やさないために、スイムウエアは街着として使えるものを選んでいます。このロゴ入りの旧モデルはゆったり着られる2XLを選んで、乾いたらそのまま街へ」
c. STONE ISLANDの海パン
「スイムショーツも同じで、街で着られるデザインをセレクト。ラッシュガードのロゴのネイビーとそろえつつ、余裕のあるサイズ感で。このコンビは10年くらい愛用」
d. イタリアの軍物のランドリーバッグ
「容量が大きく、メッシュ素材で通気性がいいので、着た後の洗濯物を入れておくバッグとして使っています。ホテルで洗濯することも。運ぶのもすごく楽なんです」
e. TRUMP INTERNATIONAL HOTELのランドリーバッグ
「スマホは忘れてもこれは忘れない! というくらい大事なバッグは約10年前にトランプホテルで手に入れたもの。服を入れるオーガナイザーとしても活躍」
f. iPad
「休暇中は外からの連絡をほぼ遮断。お仕事でお世話になっている方、本当にすみません…。とはいえ緊急の連絡があったときのメールチェック用に持っていきます」
g. PORTERのAirPodsケース
「首に下げられるAirPodsケースが機内で大活躍! 小さなガジェットはなくしやすいですから。機内リュックの前ポケットに入れておいて席に着いたらすぐ装着」
h. Ankerのモバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank」
「旅先での調べ物やマップを使うとあっという間になくなってしまうスマホのバッテリー。なので予備電源は重要。容量10000mAhを持つワイヤレス充電器が心強い味方」
i. Canonのデジタルカメラ「PowerShot G7 X Mark Ⅱ」
「旅用のカメラをいろいろ試してきて、かさばる一眼レフを1年前くらいに卒業して、コンデジに切り替えました。フラッシュを内蔵しているから、夜も雰囲気のある写真が撮れる。使い勝手がよく、SNSに投稿する写真も最近はこれで撮影しています」
j. ayameのサングラス
「昼夜かけたままでいられてなくす心配のない跳ね上げ式を愛用。眼鏡のボディはメタルで、跳ね上げるサングラスレンズのフレームはセル。素材のコンビがかっこいい」
k. New Balanceのスニーカー「2002R」
「旅もお決まりのニューバランスで。『2002R Made in USA』は普段使いはもちろん、ホテルの周りをランニングするときも使える。これ1足あればOK!」
l. Luna Sandalsのサンダル
「『ルナサンダル』って日本では中国製が流通しているのですが、アメリカ製がどうしても欲しくて本国から取り寄せました。裸足のような歩きやすさが大きな魅力」
m. GUAPOのフットレスト
「これは優秀! 空気を入れると、機内の座席の前の空間にすっぽりハマるフットレストになるんです。座面と同じ高さで作られているから、あぐらをかいたり、足を少し伸ばして寝やすくなったりする。座り疲れが軽減して、ゆっくり休めます」
n. mont-bellのポーチ
「現金を入れておくポーチ。旅先はほぼクレジットカード払いで済ませていますが、現金しか使えない小さなお店での買い物など、もしものとき用に小銭を準備」
o. mont-bellのエコバッグ
「散歩や買い物など、ちょっとした外出に。ナイロンで丈夫&折り畳めて便利」
p. Mountainsmithのウエストポーチ
「旅先のサブバッグはもともとサコッシュを使っていたけど、パリで手荷物を盗まれ、ウエストポーチへスイッチ。飲食店でもそのままつけていられるから安全!」
q. 古着のプリントTシャツ
「気分を上げたり変えたりするのに、カラフルなプリントTシャツは欠かせない。スポーツブランド、企業ものなど、気分に合ったさまざまな色、柄の古着をチョイス」
r. mont-bellのリュック「バーサライトパック 15」
「機内持ち込み用のリュックは、取り回しのいい超軽量タイプがいい。夜便では歯磨きやコンタクトレンズ用品を入れて、すぐ使えるように前のシートの下に置きます」
s. Championのショーツ
「旅先で着るユニフォーム的パンツ。スウェット地で気を使わずはけるのがいい」
「リゾートならではの、透き通った空や海を見るのも撮るのも大好き」。ワイキキで宿泊したホテルから撮影した気持ちのいい1枚。
「きれいなサンセットが見える場所を探しにドライブします。ノースショアでグッとくる風景を見つけ、道端に止めて撮影」
「もちろん、こだわりや好きなものを入れて気分を上げることは譲れないから、お気に入りのランドリーバッグを使ったり、大好きな古着のグラフィックTや靴を取り入れて上手にアメリカンスタイルになじませています」
Photos:Erina Takahashi Text:Hisamoto Chikaraishi[S/T/D/Y]
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