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今年デビューした"ルーキーブランド"の最注目株を、リサーチ力に定評があるスタイリスト豊島猛さんに聞いた。「最近ではSNS上でのアピールだけが先行して目立つブランドもありますが、今回紹介するのはそういったブランドではありません! 服がすてきなことはもちろん、素材・製法にこだわっていて、しっかりした自分たちのコンセプトに基づくなど、なモノづくりに力を入れているブランドです。目が離せません!」
スタイリストが先買いする
ルーキーブランド4選
1.BISOWN/ @bisown
厳選の国内産素材、日々を美しく装う服
「日装」・「美装」がブランド名の由来で、アイテムごとに特色豊かな国内産の独自素材を使用している。このハンティングジャケットは、国内の「別珍(べっちん)」の95%を生産する静岡県磐田市産の生地を採用。1940年代のデザインをもとに、別珍とシープスキンレザーで艶やかに品よく仕上げた。
2.concause/ @concause_official
福井の縫製工場が、満を持してブランド始動
縫製工場が送り出すブランドの魅力は、卓越した技術力を生かしたオリジナル素材。色落ち加工のスウェットは「軽裏毛」製で、非常に軽い着心地だ。「重裏毛」製のスウェットパンツはしっかりとしたハリ・コシがあり、スラックスのようにストンと落ちるシルエットが美しい。
3.OPPOSE DUALITY/@oppose_duality
"相反する二面性"がコンセプト
相対する二つの要素をひとつのデザインに落とし込んで生まれる、新しいワークウエアを表現するブランド。防水素材を圧縮加工してハリのあるテッキーな質感に仕上げつつも、着用するうちにシワが入って経年変化を楽しめるブルゾンには、タフな素材を"育てる"という新しさがある。まさにコンセプトどおりの1着だ。
ACHILLES ION GABRIEL/ @achillesiongabrielofficial
自身の名を冠した、待望の初コレクション
数々のブランドで経験を積んだ、フィンランド生まれのデザイナーのブランド。初コレクションでは、ダメージやシワ加工などを施した服を展開。目を引くこのニットは、生地を裏から引き上げて縫うことで大胆なギャザーを生んだのが特徴だ。
Photos:Tomoaki Shimoyama Hair & Make-up:Kazuya Matsumoto[W] Stylist:Takeshi Toyoshima Models:Eriya Kazuma Anzai Kouta Nomura[They are MEN’S NON-NO models]
山口朗
メンズノンノ編集部
2023年からメンズノンノ編集部に在籍。スニーカーが好きで、いま所有しているのは25足ほど。イングランドのサッカーチーム、「アーセナルFC」が“推し"です。
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