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旅に向けてパッキングをするときのワクワクする気持ちは誰もが持っているはず。身軽に動けるようにミニマルにまとめる?それとも用意周到に様々なアイテムを持っていく?今回は撮影の合間を縫い、ロンドンへ短期留学に渡った鈴鹿央士が海外生活のお供に選んだ、こだわりの旅アイテムをセルフリポート!
PACKING FREAK
俳優・メンズノンノモデル
鈴鹿 央士
主演を務める月9ドラマ『嘘解きレトリック』が10月7日より放送スタート(初回は15分拡大)。旅先に合わせた音楽を聴くのが好きで、今回はOasis、Miki Fiki、Hania Raniを愛聴。
- 行き先:ロンドン
- 日程:約1か月
- 目的:留学
相棒バッグは…
RIMOWA
「Classic Check-In L」
85Lの大容量モデル。高品質で堅牢(けんろう)なアルミボディとレザーハンドルが高級感たっぷり。メッシュの仕切りで整理しやすい。
「大好きなファッションの空気を街中から感じられるし、気軽に観られる美術館もある。リアルな英語の習得はもちろん、現地のカルチャーから刺激をもらいたいから」
ドラマや映画などの撮影の合間の限られた時間を使って、生の英語を学ぶために短期留学に行くことを決めた。久々の海外の行き先はロンドン。
「荷物は、現地で身につけて気分が上がるもの。ロンドンにちなんでジョン・レノンのTシャツとか、シルエットが気に入っているパンツとか。旅先でしか出会えない瞬間を残すために愛用のフィルムカメラも必要だし、ホテルの部屋やカフェで過ごす時間に読める本も持ち歩きたい…というような感じで、お気に入りで固めていきました。当日焦りたくないから、荷づくりは5日前くらいから始めて、前日には完璧に済ませておきます。特に今回は長い期間だったので、気合を入れて(笑)。いつも使っているノートには、特に大事な持ち物のチェックリストを作っていて。『パスポート、よし。カメラ、よし。変換プラグ、よし…』と今回も慎重に確認しました。それでも、『カメラのフィルムはこれで十分かな。化粧品の予備はあったほうがいい?』なんて、いろいろ気になってしまって(笑)…」
スーツケースは、最近旅アイテムの仲間入りを果たした大容量のリモワ。だけど、パッキングするのは半面だけ。
鈴鹿央士がロンドン留学に持っていったものとは?
a. 気分の上がるトップス
「古着のジョン・レノンのTシャツはマスト! その他に、古着のバンドTやHERMÈS、LOEWEなどいつも着ているお気に入りのTシャツコレクションを厳選しています。旅先でも服はこだわりたい」
b. 旅必携のパンツ3本
「海外に持っていくパンツは、動きやすくてどんなトップスにも合う、この3本と決めています。CAMIEL FORTGENSのネイビーのスラックス、Maison Margielaのインディゴデニムとスプラッシュペイントのブラックデニム」
c. LIPPSのヘアケアアイテム
「愛用中の『スタイリストシャンプー&トリートメント』と『ベーススタイリングオイル ダメージ』は、水や気候が変わる海外でもマスト。オイルは保湿だけではなく、スタイリング剤としても活躍」
d. HERMÈSのボディローション
「もともとボディクリームやローションが好き。特にヨーロッパの気候やホテルの部屋は乾燥しているので、体に塗る保湿用アイテムは必需品。HERMÈSの『シテールの庭』の爽やかな香りがいい」
e. iPad mini
「ダウンロードしておいた映画を機内で観ます。今回の旅では、『乱』『ハウス・オブ・グッチ』『カッコーの巣の上で』『レナードの朝』を観賞しました」
f. 変換プラグ&マルチタップ
「部屋のコンセントを増やしたり、好きなところで充電したりする用に、持っていきます」
g. お気に入りの本
「本を読む時間がなかなか取れていなかったので、ミヒャエル・エンデの『モモ』や大好きなエーリッヒ・フロムの『愛するということ』をセレクト。朝食後の部屋や公園の芝生の上、街のカフェなどでゆっくり読書する時間がすごく幸せでした」
h. 愛用のフィルムカメラ
「街の風景も人物もこれで撮影。風景や建物の色の違いで光の印象も変化するから、撮影するのが楽しくてたくさん撮っちゃいました。36枚撮りフィルムを9本持っていきましたが、足りずに現地でも購入(笑)」
i. FUJIFILMのチェキ instax mini Evo
「撮影時と現像時で二度楽しめるフィルムも好きだけど、その場でいい雰囲気の写真を楽しめるチェキも楽しい。気分でフィルムカメラとチェキを使い分けて撮っていました」
j. cresc. by ASTALIFTのスキンケアアイテム
「ヘアケアと同様に、乾燥から肌を守るために旅先でもお手入れは欠かさずに。これで潤いをキープ!」
k. Acne Studiosのアウター
「体温調整をするために、脱ぎ着しやすいフルジップの軽アウターがちょうどいい。裏地がメッシュでさらっとした着心地もお気に入りです」
l. COMME des GARÇONS HOMME × New Balance のスニーカー
「観光でよく歩くので、デザインも履き心地もいいスニーカーは絶対必要。ちょっと運動したいなと思ったときは、これでジョギングに出かけることも」
留学中はロンドンの街中でさまざまな風景を撮影していたそう。その中で鈴鹿が気になったというのが人の手。
「クロスワードに集中する人の手、寄り添って歩いていたカップルが一瞬離した手など、どれも違う表情があって、それぞれに物語を感じたんです。何組かには声をかけて撮らせてもらいました。手の撮影は接近戦。緊張感も心地よかった」
「滞在中のワードローブや思い出の品として古着も買いたいし、友達や知り合いへのお菓子のお土産も持ち帰りたい。あと、旅先でレコードや写真集を掘るのが好きで、海外を訪れたときは必ずいくつか購入するんです。気ままに目に留まったお店に入り、店員さんと雑談しつつおすすめを聞いて…。そうやって旅先で自分の気分に合うものを見つけることが楽しい。それらを梱包すると、残りの半面もすぐにパンパンに。最終日にはだいたい、スーツケースの上に体ごと乗ってギリギリふたが閉まるくらい(笑)。旅に出る前は何を持っていこう、買って帰ろうとワクワクしているのに、帰りは荷物をどうまとめるのがいいか、いつも頭を悩ませています」
Photos:Ouji Suzuka[MEN’S NON-NO model] Text:Hisamoto Chikaraishi[S/T/D/Y]
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