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撮影や展示会など、日々トレンドアイテムに触れているエディターたちのプライベートな買い物事情は? 自分の中で「BUZZ」っている愛用私物や狙っている新作をリアルに語り尽くす本連載。110回目はメンズノンノウェブ エディターの川本が担当。
《ナイキ V2K Run》
「それどこの?」と訊かれるときは
大体コレを履いています。
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日常生活での徒歩はもちろん、エスカレーターが点検で使えなかったり、帰りの電車で座れなかったりすると、我慢弱い私は「もう歩けない!立てない!」とよく心の中で駄々をこねています。ただ座るためだけに、謎のお茶休憩を挟むこともしばしば。流石にこれは改善せねば…と最近焦りを感じ始めたので、まずは“履き心地の良さ”を第一に、スニーカーを探すことに。どんな服装にも合わせやすいという理由でカラーはブラックと決め、ネットで大体の目星をつけてから、実物を見るためにスニーカーショップへ。そこで最初に目に入ったのが、全くノーマークだったこのナイキ『V2K Run』でした。
どこかレトロな雰囲気も併せ持つ、いわゆる速い系スニーカー。Y2Kのようなネーミングも気になり調べてみると“2000年代初頭のランニングシューズカタログから飛び出したようなデザイン”という説明が。
実は“速い系スニーカー”を手にしたのは小学生以来(まさに2000年代初期)。20数年ぶりの再会だったわけです。流石にあの頃ほど走り回ることはもうありませんが、このいなたさが今の自分にもなんとなくフィットしている感覚が。「ちょうど今日、再入荷したんですよ〜」という店員さんの囁きもあり、即決してしまいました。
結論としては「本当に買ってよかった!」。歩いても、立ちっぱなしでも、たまに走っても、履き心地はパーフェクト。足を優しく包み込んでくれる、異なる密度で出来たフォームミッドソールのおかげです。クッション性も抜群で、蹴り返す時にふわっと浮かぶような感覚が気持ちいい!
デザイン面に関しても大満足。ロゴ、シューレース、ステッチなどが全てブラックなのに加えて、ボリューミーなソールのおかげで、足元が一気にスタイリッシュな印象になります。オーバーサイズのデニムやスラックス、Tシャツなどのマイ定番アイテムと相性は抜群。さらにシャツやジャケットなどのカッチリとした服装の時には、ハズシとして活躍してくれます。
気に入りすぎて多い時には週5で履いていました(笑)。まさに個人的ベスト黒スニーカー!老若男女関係なく「それどこの?」と訊かれることもしばしば。まだまだヘビロテは続きそうです。
Photos:Ibuki Tamura
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