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僕らのワードローブを支えてくれる「黒いパンツ」。セレクトショップのプレスなどお馴染みの服好き5人が買ってよかった名品を教えてもらった。こだわりのコメントは要チェック!
オシャレな人が買ってよかった
「黒いパンツ」5選
1.OAMC × Editionの別注パンツ
「どんなアクティブなシーンでもタフに履ける、パーテックスのイージーパンツです。ウエストは紐なので調整可能で、ゆったりとしたシルエットが特徴。動きの多い撮影日やアクティブな休日などにも活躍してくれる万能パンツです」。
2.FREAK’S STOREのテックカーゴパンツ
「スピンドルによりやや変則的なポケットが特徴的。夏が近くなってきたらショーツとしても使用できる2WAY仕様なのも嬉しいポイント。ブルーグリーンのカラーも春先にぴったりです」。
3.プロダクトトゥエルブのトラックパンツ
「スーツ地をトラックパンツ仕様にしたアイテムで、スーツ地を使用しているのでスラックス感覚で履けるのが気に入っています! 裾にファスナーが付いていたりと気が利いているのも◎。セットアップ展開なのでセットアップで着たいです」。
4.Patagoniaのパンツ
「急な雨や寒い夜に活躍します。ベンチレーションがついているから昼間でも涼しく過ごせますよ」
5.〈Dickies〉のダブルニーパンツ
「じつは数年前から、毎日、ディッキーズのダブルニーを穿いています。だいたい楽天とかで現行品を買って、つねに4本くらいをローテーション。1本は、かならずまっさらな新品をストックしています。何本買っても負担にならないように、とくにUSA製にこだわったりはしていません。その代わりサイズにはこだわっていて、いろいろ試した結果、自分の適正サイズよりインチアップしたW34 L30がベスト。全部そのサイズで統一しています」
「2箇所ついているロゴパッチは、どちらも取ってしまうのもこだわり」
「これは、ある程度穿き潰してからカットオフしたもの。昔のスケーターが、カットオフしたパンツに長いソックスを合わせたりしてて。気分を変えたいときに選んだりしますね」
「ファッション業界で働きはじめた当初は、モードなブランドや新進気鋭のブランドを好んで着ていました。でも、仕事で日々カッコいいひとたちに出会うなかで、『その“カッコよさ”ってなんだろう?』と考えてみると、奇をてらっていないものとか、自分の生活に近いものとか、『意外とこういうことなのかも』みたいなのが見えてきたんです」
「余談ですが、今年、『チープシック』を初めて読んで衝撃を受けました。自分のスタイルを持つことや、クラシカルなものの良さなどについて書かれている名著ですが、『僕だったら』って共感できる部分が、すごく多かったんです」
「たとえば昔は“チープシック”だった古着も、いまは普通に高かったりして、もはやチープでもなかったりするじゃないですか。だから、古着じゃなくてむしろ現行品のディッキーズを僕が毎日穿くのは、現代を生きる僕にとっての“チープシック”なんじゃないか、とか。自分がこれまで無意識にやっていたことの、答え合わせができている気がします」
Photos: Shintaro Yoshimatsu Composition&Text: Masahiro Kosaka[CORNELL]
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