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撮影や展示会など、トレンドアイテムに日々触れているエディターたちのプライベートな買い物事情は? 自分の中で「BUZZ」っている愛用私物や狙っている新作をリアルに語り尽くす連載「edior’s BUZZ」から、ガチでヘビロテ中の“バッグ”をまとめてみた。
エディター愛用バッグ5選!
1.《A.P.C.×sacaiトートバッグ》
一度で二度おいしい
モードとカジュアルが楽しめるトート
両手が空いている状態が落ち着くので、高校時代はショルダーバッグ、大学生の頃や社会人になってからもバックパックを愛用していました。
ただ年齢も重ねてきて、少しかっちりとしたジャケットスタイルにはトートバッグのほうが合うときもあるなと思いはじめ…。とはいえカジュアルなコーデにも違和感なく使いまわせるもののほうがありがたいので、「かしこまりすぎないけど、チープには見えない素材感があって、いろいろなスタイルに合わせやすいもの」というなんともわがままな視点で、しっくりくるトートバッグを探していました。そんなときに見かけてビビっと来たのが、こちらのトートバッグ! 「アー・ペー・セー」が展開する、アーティストや他ブランドとの協業プロジェクト「アー・ペー・セー インタラクション」の第9弾として登場した「サカイ」とのコラボレーションアイテムです。
ボディの素材は、サカイの服に多く見られるハリのあるナイロン製。ポケットのディテールにも、ブランドらしさを感じます。サカイが持つモードな雰囲気が醸し出されるソリッドな素材感だけど、全体的にはシンプルなデザインとネイビーカラーだからどんなスタイルでも使いやすい。
バッグの上部とハンドル、そしてポケット部分はアー・ペー・セーの代名詞のひとつであるデニムになっています。この素材感の変化によって、カジュアルスタイルにもハマりやすい仕上がりに。両者のロゴが入ったタグも、小ぶりなサイズでさりげないのがいい。
そしてなんと、こちらのトートバッグはリバーシブル仕様なんです! 片面だけを見ていいなと思っていたところ、店員さんにこの仕様を教えてもらってうれしい驚きでした。こちらの面はデニムがメイン素材になっているから、よりカジュアル使いできる印象。なんてことないスウェットやTシャツに合わせても、アー・ペー・セーの上品さでコーデを格上げしてくれそうです。さらになんといっても、ポイントになるのはコラボならではのこのロゴ! あまりロゴものは持たないのですが、こればっかりはつい見せたくなってしまうスペシャル感がある。どちらの面で使ってもおしゃれだから、一日のなかで裏返して使う日もあるほど気に入っているバッグです(笑)。(エディター/山口)
2.《ミステリーランチのメッセンジャーバッグ》
さようなら、バックパック
荷物が多く、バックパックを愛用し続けてきたのですが、子どもっぽくなってしまうという悩みもあり、ネクストバッグを探していました。そんなある日、クローゼットの整理をしていると、見覚えるのあるロゴを発見…。
「ミステリーランチ」です。数年前にメッセンジャーバッグが大流行した時があったんですが、そのときにヘビロテしていたモデルで、久しぶりに再会を果たしました。最近ではあの「ディオール」とコラボをして、話題になっていましたよね。
今シーズン、ちらほらメッセンジャーバッグを見る気がしていたので、「これは!」と思い、久しぶりに使ってみることに。結果、大正解でした。
もはや説明不要ですが「ミステリーランチ」は米国の特殊部隊などに採用されるほどの機能性が魅力。このメッセンジャーバッグもタフな素材、止水ジップなどディテールワークが秀逸なんです。
なによりサイズの割に、ポケットが多くて使い勝手抜群。収納力が高く、フタ部分のポケットに大体の荷物が入ってしまう優れものです(笑)。メインルームも折り畳み傘やペットボトルを入れる場所にノートパソコンなどを保護しながら収納できるスペースも完備。
ショルダーバッグだと肩が痛くなってしまうんですが、しっかり体にフィットさせられるので快適ですね。バックパックがとても流行っているのですが、ネクストを狙っている人にぜひメッセンジャーバッグをオススメしたいです!(エディター楊井)
3.《BAGGUのメッシュトート》
携帯・耐久性に優れたエコバッグ
レジ袋の有料化が進み、エコバッグは必須の時代になってきていますよね。サブバッグにするにはもったいないくらいのかわいいデザインと、豊富なサイズ展開で人気の『BAGGU(バグゥ)』。
アメリカ カリフォルニア発のブランドで、ブランド名は日本語の“バッグ”からインスパイアされたのだそう。少し親近感を感じられますよね。そんなバグゥの優秀すぎる機能性は、一度使ったらもう手放せなくなりました。
私が使用しているのは、バッグ全体がメッシュになっているタイプ。明るめの蛍光グリーンは持っているだけでテンションが上がるし、写真映えもバッチリ。何よりも普段からモノトーンコーデが多い私には、ちょどいい差し色になってくれます!
あまりにも軽量で、本当に物を入れてもいいか心配になるくらいなのですが…(笑)。スーパーで食材を大量買いしても、旅行の荷物をわんさか入れても…ノンダメージ。耐久性に優れ過ぎているので、かなり驚きました。(使い始めてかれこれ3年目です。)
持ち手部分は長めで、肩掛けできるのが嬉しいポイント。メッシュ素材がやわらかいので、直接肩に当たっても痛くないんです!
折りたたむとこんなにコンパクト! ミニバッグはもちろん、大きめのパンツのポケットにも忍ばせておける手の平サイズで、持ち運びも楽々。おしゃれなエコバッグをお探しの方はぜひチェックしてみてください!(エディター近藤)
4.Unlikely 「Funny Pack」
どこに出かけるにも、このバッグさえあれば
先日、出張に行ってきました! 取材先などで、お財布や名刺入れをすばやく出す必要がありそうだと考えて(いつも使っている大きなカバンから取り出すといちいち時間がかかりそうなので)、そしてそれを買い物のちょうどいい言い訳にして(笑)、気になっていたブランドのウエストバッグをゲット。
そのブランドとは、「アンライクリー」。ビームス出身のクリエイティブディレクター中田慎介さんが手掛ける、昨年デビューしたブランドです。そのプロダクトには、ブランド名の由来である「アンライクリー」=“ありそうにない、~しそうにない”という意味の形容詞をカタチにした、アメカジアイテムにあまのじゃくでポップな解釈を加えた魅力的なものばかりがそろいます。何をゲットしようかと目移りしているうちに時間が経ってしまっていたのですが、まずこれを手に入れました!
このバッグには、レザータブや「ブタ鼻」など1970年代のヘビーデューティな仕様を取り入れているそう。それでいて、優れた撥水&防水性のある加工を施して外からの水の侵入を防ぐナイロングラクラン素材を採用しているから、ほんのりテックな感じもあります。ちょっとツヤのある素材感もいい。オーセンティックなディテールと今っぽい雰囲気のある素材を併せ持ち、まさに「ありそうでない」バッグです。
バッグ上部のストラップは、脱いだアウターやシャツを丸めて収納できるようにデザインしたもの。たしかに脱いだ服を手持ちするのって面倒なので、気遣いを感じるナイスデザイン!
バッグとベルトのジョイント部はプラスチック製で、どことなくオモチャ感もあります。これのおかげで、品よくキレイに見えすぎない気がして、個人的に好きなポイント。
開口部はガバっと広く開けられるし、裏側にもジップポケットが付いているから、使い勝手はいうことなし。普段は何かと荷物が増えがちなのですが、このバッグを相棒に過ごした数日間の出張で「身軽でも全然何とかなるし、気楽でいい!」と思い直しました。この夏は、このバッグひとつでふらっと旅行にでも行きたい気分です。(エディター山口)
5.《IKEA×Virgil Abloh キャリーバッグ》
「大は小を兼ねる」うえに
おしゃれさまで兼ね備えたバッグ
少しだけ寒さも和らいできた季節。新生活に胸を躍らせる方も多いのでは? そんな新生活準備で(もちろんそれ以外のシーンでも)頼りになるのが「IKEA」。手に届きやすい価格かつ北欧ならではのデザインセンスのよさで、おしゃれな部屋づくりに欠かせない存在ですよね。また、家具や小物は言わずもがな、イケアのアイコニックなブルーのエコバッグって何かと使える優秀アイテムじゃないですか? タフな素材なので、僕はキャンプなどの荷物の多いアウトドアシーンで使い倒しています。
そんなイケアのバッグですが、本日紹介するのはついドヤってしまうレアな一品。「オフ・ホワイト」の創設者で「ルイ・ヴィトン」のメンズ・アーティスティック・ディレクターを務めた、故ヴァージル・アブロー氏とのコラボコレクションとして発売されたバッグです!
2019年に発表された、「初めて1人暮らしするミレニアル世代が必要とするプロダクト」をテーマに、チェアやベッド、ライトなどの家具がラインナップされたコラボコレクション。そのなかのひとつがこのバッグでした。イケアのあのブルーのバッグのアイコニックさを、「アートにもなりうる」とヴァージルが解釈し、オフホワイトのアイテムでおなじみの引用符により、”SCULPTURE”(彫刻作品)とプリントされています。強化加工がされた独特な紙素材が採用されており、少しシワがある素材感も楽しめます。
オフホワイトのアイテムに見られる「”For 〇〇ing”」という記載も、バッグの下部にしっかりと入っていて、このさりげなさにグっとくる!
マチがしっかりとあって、いろんなものがすんなり入るから、サイズ感と使い勝手は言うことなし。紙素材とはいえ強化加工がされているので、底部分の汚れなんかもまったく付かず、レアなバッグだけどガシガシ使える。このコラム用の服の持ち運びはもちろん、サッカーのときもキャンプのときも、大きな荷物運びに何かと役立っています。バッグにプリントされた「運ぶため」という用途を満たすのはもちろん、デザインと素材感のおかげでおしゃれにも持てるから、そこまで荷物が多くなくても手に取りがち(笑) これからも、もっとシワシワになるまで使い込みます!(エディター山口)
Photos:Kanta Sato Ibuki Tamura
山口朗
メンズノンノ編集部
2023年からメンズノンノ編集部に在籍。スニーカーが好きで、いま所有しているのは25足ほど。イングランドのサッカーチーム、「アーセナルFC」が“推し"です。
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