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撮影や展示会など、日々トレンドアイテムに触れているエディターたちのプライベートな買い物事情は? 自分の中で「BUZZ」っている愛用私物や狙っている新作をリアルに語り尽くす連載がスタート。第83回目はメンズノンノ編集の山口 朗が担当。
《Unlikely 「Funny Pack」》
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どこに出かけるにも、このバッグさえあれば
先日、出張に行ってきました! 取材先などで、お財布や名刺入れをすばやく出す必要がありそうだと考えて(いつも使っている大きなカバンから取り出すといちいち時間がかかりそうなので)、そしてそれを買い物のちょうどいい言い訳にして(笑)、気になっていたブランドのウエストバッグをゲット。
そのブランドとは、「アンライクリー」。ビームス出身のクリエイティブディレクター中田慎介さんが手掛ける、昨年デビューしたブランドです。そのプロダクトには、ブランド名の由来である「アンライクリー」=“ありそうにない、~しそうにない”という意味の形容詞をカタチにした、アメカジアイテムにあまのじゃくでポップな解釈を加えた魅力的なものばかりがそろいます。何をゲットしようかと目移りしているうちに時間が経ってしまっていたのですが、まずこれを手に入れました!
このバッグには、レザータブや「ブタ鼻」など1970年代のヘビーデューティな仕様を取り入れているそう。それでいて、優れた撥水&防水性のある加工を施して外からの水の侵入を防ぐナイロングラクラン素材を採用しているから、ほんのりテックな感じもあります。ちょっとツヤのある素材感もいい。オーセンティックなディテールと今っぽい雰囲気のある素材を併せ持ち、まさに「ありそうでない」バッグです。
バッグ上部のストラップは、脱いだアウターやシャツを丸めて収納できるようにデザインしたもの。たしかに脱いだ服を手持ちするのって面倒なので、気遣いを感じるナイスデザイン!
バッグとベルトのジョイント部はプラスチック製で、どことなくオモチャ感もあります。これのおかげで、品よくキレイに見えすぎない気がして、個人的に好きなポイント。
開口部はガバっと広く開けられるし、裏側にもジップポケットが付いているから、使い勝手はいうことなし。普段は何かと荷物が増えがちなのですが、このバッグを相棒に過ごした数日間の出張で「身軽でも全然何とかなるし、気楽でいい!」と思い直しました。この夏は、このバッグひとつでふらっと旅行にでも行きたい気分です。
Photos:Ibuki Tamura
山口朗
メンズノンノ編集部
2023年からメンズノンノ編集部に在籍。スニーカーが好きで、いま所有しているのは25足ほど。イングランドのサッカーチーム、「アーセナルFC」が“推し"です。
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