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撮影や展示会など、トレンドアイテムに日々触れているエディターたちのプライベートな買い物事情は? 自分の中で「BUZZ」っている愛用私物や狙っている新作をリアルに語り尽くす連載「edior’s BUZZ」から、ガチでヘビロテ中の“レインウェア”をまとめてみた。
エディターが買ってよかった
「レインウェア」4選
1.NEW BALANCE MET24
Packable Light Jacket
最近雨多くないですか…?
少し気分も下がってしまう雨予報に、まるで天から光が差すようなMET24の「Packable Light Jacket」を手に入れてしまいました。
MET24ってどこのブランド?と思うかもしれないが、みなさんもご存知ニューバランスのアパレルライン。その中でも都市を生きる人のための機能性とデザイン性をそなえた人気のコレクションで、独自の素材を使ったアイテムなどもありエディターも大注目のブランドです。
実は今まで機能性のあるジャケットを着たことがなく、今回始めてだったのですが着てびっくり、こんなに快適に過ごせるんですね!
襟元には、フードも隠れているので急な雨でも安心。小雨ぐらいなら傘をさしたくない派の僕にとっては抜群に使い勝手の良いアイテム。困ったらこれを羽織るぐらいの感覚でいま愛用しています。
マットな素材感と、ゆったりとしたシルエットは、アウトドアでもいけそうな機能性であるにもかかわらず、都会的な印象。着るだけで少し洗練された大人な雰囲気になります。もちろんニューバランスとのシューズの相性も抜群。最近買った2002Rのゴアテックスモデルを合わせれば雨の日でも無双できます(笑)。
しかも驚きなのが、このサイズ感にまとめられてしまうこと。旅行先などの天候を読めないときにはすごく助かるマストハブアイテム。防シワ加工もされているので、広げてすぐ着ることができます。これにどれだけ助けられたか…!
スニーカーにフォーカスされがちなニューバランス。アパレルを知るとその沼にどんどんハマって行きますよ。(エディター川上)
2.BEAMS×K-WAY×ALWAYTH LEON
朝晩冷えて、昼間はあたたかい。春めいてきたのは嬉しい反面、一日の中の寒暖差があると服装を考えるのが難しくなってきますよね。今回紹介するのは、そんな悩みに一発回答してくれた、頼れる”シャカシャカ”アイテムです。
さらっと羽織れるシャカシャカした上着がこの時季に必要だ! と思って、長いこと理想の1着を探していました。テック感があるモノに触手が伸びかけたのですが、春には何だかパリっとしたシャツを着たくなるので、それとうまく合わない気がして思い直し。
ビビっと来るものになかなか出会えずだったとき、見つけたのが「ケーウェイ」でした。このブランドは、1965年にパリで誕生したレインウェアブランド。軽量さや防水性、パッカブルの仕様などが特徴だから、フランスでは子ども達の遠足の必需品だといわれるくらい、日常に根差した国民的なものだそう。目が肥えたパリっ子にそんなに愛されているってことは、いいアイテムに決まっていますよね(笑)。注目度が上がってきたタイミングだったので、いろいろなコラボが出てきそうだなと、目を皿にして日々ネット上でチェックしていたところ…。
はい、目論見通りに絶対欲しいコラボがありました(笑)。謎多き”全天候型”ブランドの「オルウェイズ」、そして頼れる「ビームス」とのトリプルコラボです! ベースになっているのは、ケーウェイの定番モデルのひとつ、ハーフジップの「レオン」。カラーリングには、オルウェイズらしいツートーンを採用し、少しゆったりとした現代的なシルエットに仕上げることで、ビームスらしさも存分に発揮。コラボだからこそ! という要素ばかりで、ありがたい限りです。スモーキーなブルーグレーの色味は、都会的で品があるから、クリーンな装いにもバッチリと合う。
背面の下側にプリントされているのは、このジャケットの機能のピクトグラム。オルウェイズならではのアクセントが効いています。
ドローコードで裾を絞れば、シルエットの変化も楽しめます。シャツをタックアウトして、こちらをギュッと絞るレイヤードなんかもよさそう!
ポップなカラーのファスナーは、ケーウェイのアイコン。どこか心躍る春の気分を、より盛り上げてくれそうです。羽織る必要がないあたたかな朝の日でも、パッカブルかつ軽量でコンパクトだから、帰りどきの冷え込みに備えて家を出る前にカバンに入れておくのがルーティン。そんなルーティンが戻ってくる春が、もうまもなくで楽しみです!(エディター山口)
3.ザ・ノース・フェイス
ゴアテックスジャケット
春から梅雨にかけて、1枚は持っておきたいのがゴアテックスアウターですよね。メンズノンノウェブではしっかりめに「黒いゴアテックスアウター」を特集してるんですが、実は個人的に気になっているのは白なんです、すみません(笑)。
トレンドとは言いつつ、黒やネイビーなどの大人カラーに比べれば、まだまだバリエーションがあるわけではないので、理想の1枚に出会えずにいたんです。しかし、ついに見つけました。それがこの「ザ・ノース・フェイス」のゴアテックスジャケットです。
胸元のブランドのエンボスロゴも袖のゴアテックスロゴも同系色でまとめられていてすごいストイックなんですが、フォルムは丸っこさがあってとても可愛い。
サイドのポケットも容量が大きくて使いやすいです。素材自体はゴアテックス特有のハリがありつつ、しなやかさも兼ね備えていて、静音仕様になっています。シャカシャカとなるのが苦手なのでこれは着ていてかなり魅力に感じました。
さて先ほどから「白」と言ってますが、これは白に見えて実は「アンダイド=無染色」素材なのです。染色が製造工程の中で水を一番消費するらしく、そこを省くことで環境への配慮にもつながっていると聞きました。まさに今の気分にぴったりではないでしょうか! 黒いボタンがオシャレなコントラストになっていますね。
ダブルの比翼仕立てで風をシャットダウンしてくれたり、フード部分にツバがついていたり、と機能性も抜群。
個人的に一番気に入っているのが裾のリブ仕様。裾を絞って着方をアレンジするテクニックが流行っていますが、これはさらっと羽織るだけでそのバランスを楽しめます!
タグ部分にはブランドとゴアテックスのロゴに並び「UNDYED」の文字が。白でいて白でない、というユニークさとストイックなゴアテックスジャケットにあまりないゆるめのシルエットがとにかく最高なんです。とりあえず、今年は春も梅雨も着まくります!(エディター楊井)
4.パタゴニア メンズ・スレート・スカイ・ジャケット
昔から機能的な服が好きなのですが、特に「防水」や「止水」という言葉の響きにかっこよさを感じて、ついつい手にとってしまうんです。防水ジャケットは数着持っているのですが、最近はこのパタゴニアの「メンズ・スレート・スカイ・ジャケット」をよく愛用しています。
まずフロントにはシャープな印象を演出する大好物の止水ジップ。この時点でかなり心を掴まれてしまってます(笑)。そして、サイドのシームに合わせるように搭載された水の浸入を防ぐ隠しジッパー式ポケットも秀逸。ミニマルなルックスなのに機能的、というアプローチに惹かれるんです。
H2Noパフォーマンス・スタンダードの厳しい基準を満たす防水性と耐久性を備えたハードシェルは、ごわつきがなくしなやかで動きやすいのが特徴。パタゴニアは環境危機や社会問題に対して責任をもってビジネスをする「レスポンシブル・カンパニー」としても有名ですが、このシェルはリサイクルされた漁網を使用し海洋プラスチック汚染の削減に貢献する、平織りのネットプラス・ポストコンシューマーリサイクル・ナイロンを100%採用しています。
一番気に入っているのが首元から胸までを覆うスナップボタン留めのストームフラップ。あまり見かけないデザインなので、差をつけられるのも魅力。よりスタイリッシュな見た目に仕上げてくれて、デイリー使いもしやすいです。
リブ部分が半分ゴムの仕様で袖まくりがしやすくなっているのもうれしい。裏地の裾部分にはコードがついてて、今っぽく裾を絞って着ることもできます。なるべくシュッと着て、ワイドパンツを合わせてメリハリをつけたいですね。
ちなみに「Smolder Blue」という落ち着きのある色もお気に入り。シェルジャケットはブラックが人気だと思いますが、こんな大人カラーもオススメ。アクティビティはもちろんですが、街にもちょうどいいと思います!(エディター楊井)
Photos:Ibuki Tamura
山口朗
メンズノンノ編集部
2023年からメンズノンノ編集部に在籍。スニーカーが好きで、いま所有しているのは25足ほど。イングランドのサッカーチーム、「アーセナルFC」が“推し"です。
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