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日々たくさんの服に触れているスタイリスト11人に聞いた「今シーズン、リースして(=撮影用に借りて)一番よかったアイテムは何ですか?」を、理由とともにご覧あれ!
from スタイリスト 戸田あさかさん
NOAH×The Pogues
プリントTシャツ
“ワンツーコーデもさみしくならない”
ロンドンのバンド“The Pogues”とNOAHのコラボが実現。代表的なアートワークやアイコンを大胆に配置した。
「インパクトだけでなく、カルチャーがちゃんとあるプリント、しかもカッコいい! シンプルにまとまりがちな春夏のスタイリングのアクセントに活躍します。ノアのコラボTシャツはかわいいので、毎シーズン必ずチェックしています」
from スタイリスト 松川 総さん
seya.
ジャカードニット
“ほっこりも艶っぽくもならず、
夏の重ね着にうってつけ”
シンプルながらもエレガントで洗練された雰囲気を持つニット。ブランド定番の鹿の子編みのリネン“Komorebi Sweater”に控えめなジャカード織りを施した、実は手の込んだ1着だ。メンズも着られるゆったりとしたルーズフィットと、ゆとりのある首まわりで抜け感も上々。さらに、裾と袖口にリブをつけず、リラックスした雰囲気に仕上げた。
「天然素材特有のほっこり感があまりなく、着心地のよさと上品な佇まいに惹かれてリースするだけでなく、私物でも購入してしまうほど。実は、これはウィメンズで展開しているアイテムなんですが性別を問わず、どちらが着ても艶っぽくならないところがいい。今季のお気に入りです」
from スタイリスト 清川祐巳子さん
COGNOMEN
プルオーバー
“アレンジ自在で
とにかくコーデが浮かびます”
コグノーメンらしい、トレーニングウエアを彷彿させるスポーティなプルオーバー。ダークネイビーの色合いと、ジップ使いで着回し力を発揮。
衿と袖口はニット素材なので、スポーティすぎないところも魅力。きれいめなシャツとチノパンともすっきりなじむ!
なんとジップで袖が取り外せる! 半袖シャツとして重ね着でも活躍。身頃にもジップがついているので開けてトップスをのぞかせるのもあり。
スポーティながらもジャストフィットなシルエットがたまらなく今っぽい。プルオーバーを主役に、デニムやリンガーTを合わせて、90年代テイストを満喫しよう。
「デタッチャブルできる袖と裾を生かして、いろんな着こなしが楽しめます。スタイリングに幅を持たせたいときや着こなしにエッジが欲しいときに投入すると他と差がつくこと間違いなし!」
from スタイリスト 豊島 猛さん
CAMISAS MANOLO
シャツ
“1枚でスタイリングがキマる。
求めていた理想のシャツ!”
マドリード創業のシャツ専業ブランド「カミサス マノロ」は、伝統的なスタイルを洗練されたモダンなパターンに昇華したデザインが人気。スペイン製リネン生地のSHIPS別注シャツは、ほんのりとした透け感が目にも涼しげ。
高品質なポプリン生地で仕立てた1着。クラシックながら、ワイドな袖幅でドレスシャツをカジュアルにシフト。
「身幅はゆったりとしているのに着丈はジャストで、まさに理想のシルエット。どれも一見、シンプルでクラシックなシャツですが、衿の大きさが独特なのでモードな雰囲気に。最近で一番いいなって思ったのがここのシャツです」
from スタイリスト 泉 敦夫さん
REVERBERATE
ジップアップポロ
“衿アイテムに差をつけてくれる!”
フロントに深く入ったジップは閉めてもアイキャッチ。肌触りのいい鹿の子素材もつい手が伸びる。
「深めのジップが想像以上に役立って。ジップの開け具合でレイヤードの幅も広がり、中にシャツを入れたりもできる。レトロなカラバリ展開もかわいいです。衿ものは今季豊作ですが、カジュアルなジップのデザインは唯一無二です!」
from スタイリスト 高橋正典さん
ROLD SKOV
フーディーブルゾン
“チェック柄だけど繊細。
コーディネートの軸になる!”
デザインから製作までの工程をすべてイタリア国内で行う「ロード スコフ」。広めの袖口や、長めのフードひも、シワ感のある生地などひとくせあるデザインが魅力。裾のドローコードで、好みのシルエットに変化させることも可能。
「くすんだピンクとグレーのチェックがかわいすぎず、細かいチェック柄が生み出す、奥行きのある色合いに惹かれました。いろんなコーディネートに使いやすいカラーリングだと思います。あと、シワ感のある柔らかい素材もポイントで、レイヤードでなじみやすいところも気に入りました!」
from スタイリスト 片貝 俊さん
AURALEE
ニットベスト
“アイテムの減る夏も
優秀なベストさえあればなんとかなる”
タンクトップのようなシルエットのベストはグリーンがトレンド感満載。脇まわりも広めに開いているので、ドロップショルダーのトップスに重ねてももたつかない。さらに、ハリ感となめらかさを兼ね備えた高品質のコットンを使用しているので、カラフルながらも安っぽく見えない点が最高だ。
「夏はどうしてもアイテムのバリエーションが限られがち…。コーディネートを組む我々もそうです。だからこそ、ベストは重ね着にすごく使える! 何げなく白Tシャツに合わせるだけでもかわいげが加わります。特にこれは首まわりの開きが絶妙で、カットソーやシャツなど様々なトップスと合わせられますね」
from スタイリスト 中道康生さん
Cale
ポロシャツ
“1枚で成立するのが頼もしい。
真っ白なポロシャツ”
驚くほどしなやかで、光沢のあるなめらかな鹿の子素材を用いたポロシャツ。ジャスト丈のボックスシルエットも高見えするポイントだ。
「真っ白のシンプルなポロシャツなんですが、スポーティではなくシックな雰囲気にほれました。これを投入するだけでスタイリングが一気に華やかで洗練されたムードになるんです。比翼仕立てなので、前は閉めて見せたいですね」
from スタイリスト 庄 将司さん
FOLL
ラガーシャツ
“ワンカラーでモダンなのがいい”
袖口や衿の素材、シルエットからこだわりを感じる1着。
「モダンなプレッピースタイルを楽しみたいと思い、やっと見つけたワンカラーのラガーシャツ。濃紺と白の両方ともに、まさに求めていた色味でメンズノンノ誌面でも使いました!」
from スタイリスト 佐藤弘樹さん
NICHOLAS DALEY
ポロシャツ
“夏こそシックな柄が使える!”
肉厚なピケ素材のスキッパーポロ。ストライプのベージュをパンツで拾って統一感のあるコーディネートに。
「ストライプのピッチの感じや配色が、とにかく僕好みでした。複数の色が入っているアイテムは、他のアイテムでどれかの色を拾えば、実は着こなし全体にまとまりと華やかさが出るので重宝するんです」
from スタイリスト 西又潤一さん
H BEAUTY&YOUTH
シアーシャツ
“重ねても使えるシアーシャツが活躍”
ドレープが美しいシャツは、袖を通すだけでムードたっぷり。さりげない透け感も、夏らしさを演出。
「この手のきれいめなシャツは、僕自身は私服ではほとんど着ないのですが(笑)、シルエットや絶妙なシアー具合が今っぽくて何度もリースしました。淡いベージュもきれいです」
Photos:Takahiro Idenoshita(model) Yoshio Kato(still) Hair:Waka Adachi[eight peace] Stylist:Atsuo Izumi Model:Keisuke Nakata[MEN’S NON-NO model] Text:Sayako Ono
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