▼ WPの本文 ▼
一過性のブームではなく、もはやファッションを語る上で欠かせないキーワードであるスニーカー。編集部が今もっとも気になるスニーカーを紹介する本連載、今回は夏の足もとに欠かせない白スニーカーにフォーカス。履くだけでクリーンにしてくれる、そんな頼れる相棒を見つけよう!
New Balance
「BB550P」
80年代に発売されたニューバランスの競技者向けバスケットボールシューズを復刻した「550」。今作はサイドのNロゴを公式ロゴに、ヒールカウンターの公式ロゴをnew balanceのテキストに変更。さらにこれまでのモデルにはなかったピスネームのディテールなど、従来の「550」に新たなデザインを加えたモデルだ。真っ白ではない生成りのソールというのもいい。
SAYE
「Modelo ’89 Leather Goes Vegan」
スペイン、バルセロナ発のスニーカーブランド「サエ」の定番モデル。アッパーには廃棄される予定だったマンゴーやサボテンの葉から作られたヴィーガンレザーを使用。他にも竹の繊維、天然ゴム、オーガニックコットンなど、リサイクルや植物由来の素材を採用しているのがブランドの特徴。80年代のテニスシューズからインスパイアされたクラシックなデザインは着こなしを品よく仕上げてくれる。
adidas Originals
「GAZELLE」
1960年代にトレーニングシューズとして誕生して以来、揺るぎない人気を確立する「ガゼル」。豊富なバリエーションがあるなか、これは1991年に発売されたモデルの復刻版。ブラックやレトロな配色が多いフットボール系シューズで、クリーンな印象の真っ白はなんだか新鮮。
OAO Exclusive for Edition
「SUNLIGHT」
OAOの彫刻家、イサム・ノグチ氏の照明作品「AKARI」をテーマとしたモデル「SUNLIGHT」をベースにエディションがオーダーをかけた。特徴的なステッチデザインやビブラムソールのディテールをそのままにミュール仕様に変更。着脱しやすくなったうえに、履き心地もいいのがポイントだ。
NIKE SPORTSWEAR
「CORTEZ 23 PREMIUM」
意外にも本連載で「コルテッツ」を紹介するのは初。ナイキの共同創業者、ビル・バウワーマンがデザインしたランニングシューズで、50年以上にわたりアイコンとして愛され続けているモデルだ。本作はつま先部分を広げて、硬めのサイドパネルを採用しデザインを改良。アッパーの滑らかなレザーは時が経つとともに柔らかくなじむ。真っ白だからすぐに汚れてしまうかも知れないけれど、その汚れさえも味として楽しめる1足。
REPRODUCTION OF FOUND
for L’ECHOPPE
「INSIDEOUT GERMAN」
リプロダクション オブ ファウンドの「ジャーマントレーナー」にレショップのアイデアを注入した意欲作、通称「裏ジャーマン」。アッパーの仕様を内側と逆にすることで縫い代を表に出し、普段は見えない緻密なディティールワークをあえてルックスに投影している。インソールのロゴも左右反転させた、さりげない演出も見逃せない。
Photos:Yoshio Kato Stylist:Masashi Sho Text:Kazuki Ebina
▲ WPの本文 ▲
最新スニーカーNEWS