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独自のスニーカー哲学を持つおしゃれ男子に声をかけ、 その足もとにクローズアップ。スニーカーを入り口にファッションを 解き明かせばおしゃれな理由とそのスタイルが見えてくる! ここでは黒スニーカーだけをまとめてお届け。
革靴っぽくも履ける
最強のマイカスタムAF-1!
石塚千皓さん/会社員
「古着を中心にスタイリングを組むことが多く、最近はMA-1やスタジャンのような短丈ジャケットが気分です。そこに普通のエア フォース1を合わせるのもかっこいいけど、僕にはやんちゃすぎるというか、キャラに合わない気がして」
定番スニーカーが
簡単にキャラ変!
「そんなときに見つけたのが、渋谷の古着屋さん、ツナギジャパンがエア フォース1用に作ったレザーシューキルト。これをつけるだけで革靴のようなムードが加わり、タフなイメージのエア フォース1がモダンに。最近は"それ何!?"と突っ込まれるのにも慣れました」
NBこそ僕のスタイルの要。
たくさん持っているけど
古いものも捨てられない!!
YUYAさん/オコジック デザイナー
「ニューバランスと出会ったのは中学時代。友達のお兄ちゃんがかっこいいトレイルランニングのシューズを履いていて、それに憧れた当時の僕が、ブルーの574を買ったのが始まりでした。それから少しずつニューバランスのスニーカーを集めるようになり、こうして今も様々なモデルを履いています」。
「モンベルのシェルジャケットは、リフレクター素材をあしらったブラックのML860でストイックなムードをさらに加速させて。何より、スタイリングに品のよさと軽快さをプラスしてくれるから、ニューバランスのスニーカーはやめられないんです」
毎日ボリュームソール
弥永海渡さん/美容師
「スタイリングは足もとで決まる、と思っています。だから朝のスタートは、その日に履くスニーカーを選ぶことから。服はシンプルなものが多いので、スニーカーはひとクセあるデザイン、さらにボリュームソールで足もとにアクセントをつくるように意識しています。例えばミニマルなアークテリクスのジャケットは、レザーアッパーに変形ソールを搭載したミズノを履いてソリッドに」
お気に入りのスケシューを
自分でリペア&ペイント
Sofu Kajimaさん スケーター/モデル
「グリップの感覚がダイレクトに伝わる薄めのスケートシューズが好きで、最近はアディダス スケートボーディングのモデルを愛用しています」
「滑った分だけデッキがボロボロになるのと同じように、スケシューだって使い込むほどへたりが出てきます。派手に破れたアッパーやソールの剥がれなど、そういう部分は自分の手でリペアをしていて」。
ブラックのコパ ナショナーレは、ソールをラッカースプレーでペイントし、オールブラック仕様に。よく見ると染まりが甘いところもあるけど、素人仕事の不完全な仕上がりが自分らしさのひとつだと思うし、だからこそ愛着が湧いちゃうんですよね」
ワイドパンツ派。
重心バランスがとりやすいから、
アディダス イージーシリーズ
福岡瑛太さん/会社員
「スニーカーブームに乗っかって、5〜6年前から集め始めたイージーシリーズ。一時期と比べると最近は街でかぶることも少なくなり、ますます出番も増えました。このシリーズはソールやアッパーが近未来的なデザインだからか、ブラックやベージュといった定番カラーを選んでも足もとにほどよく存在感が出せる。なのでワイドパンツと合わせても、スニーカーの存在感がちゃんと立つんです。一日中履いていても疲れない軽い履き心地とフィット感も魅力!」
ローテクなスケシューなら
ペダルコントロールも快適
永峰悠輝さん/会社員
「スケーターというわけではないけど、ヴァンズのスニーカーはオールドスクールやエラ、スリッポンなどを高校の頃からずっと履いていました。特に自転車に乗るようになってからは、このオーセンティックをヘビロテ中」。
「スケート用なだけあって、アッパーのキャンバスはめちゃくちゃタフ。それに余計な装飾を排したシンプルな作りなので、ペダルストラップにしっかりフィットしてくれるのもうれしいポイント! ペダルの踏み込み、引き上げがしっかりできるので、加速も停止もよりスムーズに。移動中はチェーン側の裾をまくって、ソックスのタイポグラフィで個性もアピール。フレームから組み上げた自慢の車体は、スニーカー同様に大切な相棒です!」
大好きな古着にマッチする!
気がつけば毎日サンバ!?
りゅうせいさん/会社員
「アディダスのローテクフットボールシューズの汎用性の高さや、歩きやすさに気がつき、サンバやガゼルを集めるように。フォルムが薄いので、今日のようにワイドパンツを合わせても裾のたまりが美しく、Aラインが簡単にかなうのもうれしいですね。また、デニム以外にも、スラックスをはいたときのハズしとしても活躍してくれます!」
今日の気分を託せるから
ローテクなアディダスだけ
横木琢也さん/会社員
「古着、新品を問わず洋服はいろいろ着ますが、基本はベーシックなアイテムを使ったシンプルな着こなしが好き。そういうスタイリングにハマるのはやっぱりローテクスニーカーです。小中高とずっとサッカーをしていた僕は、子どもの頃からアディダス派。だから今もこうして集めています」。
クセ強なスタイリングが好きだから、
クセ強なコラボを抜てきしたい
高村隼英さん/アパレルスタッフ
「ファッションもヘアスタイルも、わりと飛ばしていることが多いので、足もとにもそれに負けないパンチが欲しくて。だからスニーカーを選ぶときは、そのとき出ているコラボからチェックするようにしています。」
「これはサロモンとGR10Kのコラボ。インラインでは決して見つけられない、変わり種のデザインを探していくのが楽しいんですよね!」
合わせやすい、だけじゃない。
ひねりのあるモノトーンスニーカー
ケビンさん/ファッションPR
「モノトーンのスニーカーはまず合わせやすいのが利点。だけどさらに踏み込んで、モノトーンだけど実はひとひねりある。そういうスニーカーが好きです。今日履いているニューバランスでいえば、黒に入ったシルバーのラインがアクセントになっているところ」
カジュアルな日の白
きれいめな日の黒
石川大翔さん/会社員
「基本的にスタイリングは足もとまでワントーンでまとめることが多く、白と黒でスニーカーを使い分け」。
「黒はジャケットと合わせることを前提にしています。アシックスやサロモンなどのハイテクスニーカーを合わせて、ソリッドな雰囲気に仕上げるようにしています!」
スケートには
ナイキのブレーザーさえあれば
杉原貫太さん/会社員
「ノルウェーのプロスケーター、DEEDZに憧れていて、彼に倣ってスケシューはずっとナイキ SB。その中でも僕は長らくブレーザーを愛用しています。プッシュのしやすさ、トリックの決めやすさは最高だし、レザーアッパーにスウッシュが入ったシンプルなデザインも気に入っています」
「今履いているのはシュプリームとのコラボモデルだけど、SB ブレーザー自体は定番のスケシュー。だからこそ、どんなに履きつぶしたって同じ型をまた買うことができる。その安心感も含めてナイキ SBが好きなんです」
サッカーが好きすぎて。
ファッションでもトレシュー!!
伊藤駿佑さん/会社員
「小学生の頃から現在に至るまで、ずっとサッカーに熱中しています。フットボールカルチャーからスニーカー好きに目覚めたので、フットボールシューズは私服でも愛用。ローテクなトレシューはすっきりとしたフォルムで、カジュアルなスタイリングのハズしにもなるし、強い色のロゴやラインは差し色としても効果的!」
「スポーツショップを巡ったり、フリマサイトを巡回したりして、ミズノやナイキ、アディダスのレアモデルを探すのも癖になっています。思えば小学生の頃もスパイクを集めていましたし、やっていることは昔から変わりません(笑)」
レトロなヴァンズがなくちゃ
始まらない!
藤野晃太さん/ショップスタッフ
「ヴァンズを履くようになったのは、今の勤め先『カウンター』で働くようになってから。理由はシンプルで、オーセンティックを履いている先輩がかっこよくて(笑)。それから同じモデルを集めるようになりました。黒は不良っぽく決まるのがいい。さらっと履くだけで抜け感がかなうのもヴァンズの魅力です!」
Photos:Takahiro Idenoshita Shintaro Toyama Text:Kanta Hisajima
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30人のスニーカー、30人のスタイル