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独自のスニーカー哲学を持つおしゃれ男子に声をかけ、 その足もとにクローズアップ。スニーカーを入り口にファッションを 解き明かせばおしゃれな理由とそのスタイルが見えてくる! ここでは白スニーカーだけをまとめてお届け。
自由なスタイリングに
マッチする、上品なアディダス
吉岡レオさん/
ユナイテッドアローズ&サンズ バイヤー)
「僕のスタイルの核はジャケットなので、ずっとストレートチップを履き続けていました。しかし最近はジャケットを、いかにドレスダウンさせてファッションとして成立させるかが面白いなと思うように。ジャケットを着る日のカジュアルダウンのひとつとして、アディダスのローテクスニーカーに挑戦しています。そのときも、スニーカーを選んでおしまい、ではなく組み合わせや履き方に工夫を。例えばブルーのジャケット×チノパンにはクリーンなスタンスミス、けど真逆のイメージのレオパード柄のソックスを差す」
ナイキの定番は、白一択。
季節問わずに軽さが出ます
岡田 陸さん/美容師
「このナイキのエア フォース1とエアマックス 95はどちらも定番モデルだけど、僕は絶対に白を選ぶようにしています。ダークトーンのコーディネートに合わせても、軍パンに合わせても、足もとがクリーンな白なら軽快な印象に仕上がるんですよね」
「服装が軽くなっていく冬から春のスイッチにもぴったりで、季節を問わず活躍してくれます。どっちも購入から数年たっているのに、まだまだ現役。このタフさもありがたい(笑)。それに美容師という仕事柄、長い時間履いていても疲れにくいっていうのもうれしいポイントです」
今日の気分を託せるから
ローテクなアディダスだけ
横木琢也さん/会社員
「古着、新品を問わず洋服はいろいろ着ますが、基本はベーシックなアイテムを使ったシンプルな着こなしが好き。そういうスタイリングにハマるのはやっぱりローテクスニーカーです。小中高とずっとサッカーをしていた僕は、子どもの頃からアディダス派。だから今もこうして集めています。その中でも一番ヘビロテしているのは今履いている白に黒ラインのサンバ。これはカジュアルからキレイめのハズしまで、汎用性の高さが売りです」
「他にもカントリーなど、スパイクを集める感覚でブランドをそろえてつい買ってしまうんですよね」
合わせやすい、だけじゃない。
ひねりのあるモノトーンスニーカー
ケビンさん/ファッションPR
「モノトーンのスニーカーはまず合わせやすいのが利点。だけどさらに踏み込んで、モノトーンだけど実はひとひねりある。そういうスニーカーが好きです」。
「ほかにも例えば、フットインダストリーの白スニーカー(上列右)なら、レザーのアッパーに織りが入っていたり、ファットシューレースだったり。さりげないディテールが足もとに加わるだけで、自分好みのシンプルなスタイリングが、ぐっとこなれて見えるんです」
カジュアルな日の白
きれいめな日の黒
石川大翔さん/会社員
「基本的にスタイリングは足もとまでワントーンでまとめることが多く、白と黒でスニーカーを使い分け。白は比較的ラフな気分の日に着るので、ローテクなジャーマントレーナーとランニングのニューバランス725をスタンバイ」
服も足もとも
"かぶり知らず"じゃないと!
Mercyさん/Nu:v 美容師
「ダンスやヒップホップ、R&Bなどの90年代のカルチャーに憧れてきたせいか、基本的に色や柄、そしてオーバーサイズのファッションが好きです。でも、やりすぎるとだらしなく見えてしまうので、スニーカーを使って最終的な印象を調整するようにしています」。
「また、ハイカットのナイキ ブレーザーにはパンツをインして、レイヤードした上半身と同様に足もとにもポイントをつくる。スニーカーにこそ自分の好みとスタイルが反映されると思います!」
Photos:Takahiro Idenoshita Shintaro Toyama Text:Kanta Hisajima
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30人のスニーカー、30人のスタイル