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撮影や展示会など、日々トレンドアイテムに触れているエディターたちのプライベートな買い物事情は? 自分の中で「BUZZ」っている愛用私物や狙っている新作をリアルに語り尽くす連載「edior’s BUZZ」から、ガチでヘビロテ中の買ってよかった小物をまとめてみた。
エディター愛用小物①
A.P.C.×sacai トートバッグ
両手が空いている状態が落ち着くので、高校時代はショルダーバッグ、大学生の頃や社会人になってからもバックパックを愛用していました。
ただ年齢も重ねてきて、少しかっちりとしたジャケットスタイルにはトートバッグのほうが合うときもあるなと思いはじめ…。とはいえカジュアルなコーデにも違和感なく使いまわせるもののほうがありがたいので、「かしこまりすぎないけど、チープには見えない素材感があって、いろいろなスタイルに合わせやすいもの」というなんともわがままな視点で、しっくりくるトートバッグを探していました。そんなときに見かけてビビっと来たのが、こちらのトートバッグ! 「アー・ペー・セー」が展開する、アーティストや他ブランドとの協業プロジェクト「アー・ペー・セー インタラクション」の第9弾として登場した「サカイ」とのコラボレーションアイテムです。
ボディの素材は、サカイの服に多く見られるハリのあるナイロン製。ポケットのディテールにも、ブランドらしさを感じます。サカイが持つモードな雰囲気が醸し出されるソリッドな素材感だけど、全体的にはシンプルなデザインとネイビーカラーだからどんなスタイルでも使いやすい。
バッグの上部とハンドル、そしてポケット部分はアー・ペー・セーの代名詞のひとつであるデニムになっています。この素材感の変化によって、カジュアルスタイルにもハマりやすい仕上がりに。両者のロゴが入ったタグも、小ぶりなサイズでさりげないのがいい。
そしてなんと、こちらのトートバッグはリバーシブル仕様なんです! 片面だけを見ていいなと思っていたところ、店員さんにこの仕様を教えてもらってうれしい驚きでした。こちらの面はデニムがメイン素材になっているから、よりカジュアル使いできる印象。なんてことないスウェットやTシャツに合わせても、アー・ペー・セーの上品さでコーデを格上げしてくれそうです。さらになんといっても、ポイントになるのはコラボならではのこのロゴ! あまりロゴものは持たないのですが、こればっかりはつい見せたくなってしまうスペシャル感がある。どちらの面で使ってもおしゃれだから、一日のなかで裏返して使う日もあるほど気に入っているバッグです(笑)
by エディター山口
エディター「愛用小物」②
G-SHOCK By MAISON MARTIN MARGIELA
ただ時間を確認するだけなら、スマホで十分。ですが腕時計には、スマホにはないファッションアイテムとして楽しめる要素、そしてなにかの節目や記念に買って、思い出になる側面もあるのではないでしょうか。
そんな節目? に買った腕時計がこちらのG-SHOCK。大学生のときに、就職活動をがんばろう! という意気込みを込め、就活が始まってもいないのに、先にごほうびとして購入したものです(笑)。とにかく欲しかったので、買うための無理やりな理由づけでしたが、争奪戦を制して手に入れたときのうれしさはいまだに覚えています。
小学生の頃にお年玉をはたいて初めて買った腕時計がG-SHOCKでしたし、高校入学時には「学ランに合いそう!」と思ってG-SHOCKの名作モデル「DW-5000」をゲットしたこともありました。そういったエピソード込みでG-SHOCKにはもともと愛着があって大好きだったのですが、選んだ理由はそれだけでなく…。
裏蓋に刻印されているのは、「カレンダータグ」。そう、こちらは「メゾン マルタン マルジェラ」からブランド初の腕時計としてリリースされた、G-SHOCKとのコラボウォッチなんです! マットシルバーのフェイスで使いやすいカラーリングながらも、インデックスはスケルトンデザインで、マルジェラらしいモードの雰囲気がある面持ち。G-SHOCKのテイストを生かしてカジュアルスタイルやテック感のあるコーデに合わせるもよし、マルジェラのムードを生かしたソリッドな着こなしに合わせてもよし、の1本です。
見た目のよさに加え、G-SHOCKがベースになっている時計なので、耐衝撃構造と20気圧防水機能がついていてタフに使えるのもありがたい。キャンプなどのアウトドアシーンや夏フェスでも安心して使えます。いつでも一緒に過ごせるから、この時計を付けていたときの思い出まで刻んでくれているように思います。
またこちらは、ジョン・ガリアーノ氏がクリエイティブディレクターに就任する前のアイテムなので、ブランド名が「メゾン マルタン マルジェラ」時代のもの。今となっては、アーカイブ的な魅力も生まれました。電池交換は経ましたがまだまだ現役で動いてくれているので、思い出とともにこれからも大事に、そしてガシガシ使います!
by エディター山口
エディター「愛用小物」③
パタゴニア キャップ
こちらの記事で、パタゴニアの軽井沢店を取材したんですが、店内の写真をいろいろと撮っていたときに目に飛び込んできたのがこのキャップ。この配色が絶妙すぎませんか?
ライトなミントグリーンとベージュのコントラストが可愛すぎて。そこにパタゴニアのロゴが載ってきて、個人的にドンピシャなルックスに。即購入しようとしたんですが、その日はプレオープンだったので購入できず…帰りの新幹線で即ポチりました(笑)。
冬はダークトーンの着こなしになりがち。持っているアウターはブラック、グレー、ネイビーばかり。少しマンネリというか物足りなさを感じていたのですが、このキャップをかぶれば簡単に抜け感が演出できるんです。
バックでもロゴを効かせられるところもお気に入り。ずっと古着にあるようないなたい2トーンのキャップを探していたんですが、こういう可愛らしい2トーンもいいなと思いました。
天ボタンのベージュもいい味を出している。
南米の漁業コミュニティから回収された使用済みの漁網を100%リサイクルしたネットプラスを採用。環境にも配慮したモノ作りが今の気分にぴったりです。
今まではモノトーンコーデにカラースニーカーでアクセントをつけることが多かったんですが、これからはこのキャップを効果的に使っていきたいと思います!
by エディター楊井
エディター「愛用小物」④
PORTER×HYKE BONSAC MINI
平日はiPadやPC、資料などでどうしても持ち運ぶ荷物が多くなりがちなので、休日は少しでも身軽に過ごしたいところ。リラックスした休日用としてしっくりくるスモールバッグを、ずっと探していました。
トレンドの巾着タイプのバッグは気になっていましたが、なんだか巾着には”ほっこり”したイメージがあって気乗りせずでして。そんなときに見つけてしまったのです、とにかく頼りがちなブランド「PORTER」から、巾着タイプのアイテムがリリースされているのを!
表地には「tefox」 (テフロン加工が施れた撥水性に優れたナイロンオックス)素材が採用されているから、僕が懸念していたほっこり感とは無縁のソリッドな仕上がり。
そしてこちらは、「HYKE」とのコラボレーションアイテムなんです! ちょうど、PORTERとHYKEのコラボ第一弾のバッグを仕事用として愛用していたので、「まさに僕のための休日用スモールバッグじゃん…!」と勝手にかつ都合よく解釈。このコラボならではのミニマルなムードがすごく好きだったこともあり、即ゲットしました。
手持ちで持つ巾着スタイルはもちろん、付属のショルダーベルトを装着すれば、あっという間にショルダーバッグに様変わり。このあたりの使い勝手のよさはPORTERらしくて、本当にありがたい。
また、巾着ならではの、開口部のヒモを絞ったりゆるめたりという作業が面倒だなと思ってしまうときには(僕にはあるあるです…)、サイドのジップを使えばOK! すぐに荷物が取り出せます。こういった、「かゆいところに手が届く」ディテールもさすがです。
毎回争奪戦は必至ですが、次回のコラボもなんとしてでも手に入れたい! こんなバッグ、なんぼあってもいいですからね…(笑)
by エディター山口
エディター「愛用小物」⑤
モンベル トラベルキットパック M
仕事の日はMacBookとiPadを持ち歩くのですが、忘れてはならないのが充電コードやプラグ。ついでにAirPodsの充電ができていない時のために有線イヤホンも…。という風にガジェット類を思いつくままガシガシと巾着に詰め込んでいたら、すべて絡まってぐちゃぐちゃに。必要な時にすぐ使えず、絡まったあれやこれやをほどきながら虚無…なんてことが続いていました。
そんな時、日課のネットサーフィンをしていたら出会ったのがこちら『モンベル トラベルキットパック M』。以前記事で紹介した「コンプレッションスタッフバッグ」も数年愛用していて、モンベルの収納アイテムへの信頼は厚かったので今回も即決。
元々はトラベル用のポーチということもあり、細かい収納ポケットがたくさんあるのが嬉しいポイント。ナイロン製でウレタンコーディングが施されているので、カバンの中でシャッフルされたって(?)そう簡単に破れる気配はありません。
ポーチの中身はこんな感じ。AnkerのUSB-C ケーブルはアイスブルーの色味がお気に入り。同じくAnkerの折りたたみ式プラグは、コンパクトなのに3台同時に急速充電が可能な優れもの。ワイヤレスマウスもこれを機に追加したのですが、トラックパッドオンリーの時より作業効率が上がった気がします(笑)。
折りたたみ式のスマホスタンドは、ぴったり入る背面のポケットに。かゆいところに手が届きます。他にもiPhone用の充電ケーブルや有線イヤホンを入れていますが、まだまだスペースには余裕があります。
そして何より、使ったものを所定の場所にしまうという習慣ができたことで、ガジェット類を紛失することが無くなりました!(今まで何個失くしたことか…涙)。カバンの中もすっきりしたし一石二鳥!ガジェット収納に困っている方は是非、使ってみてください。
by エディター川本
エディター「愛用小物」⑥
DOUBLET COSTUME HEAD BAG
クローゼットからこちらをのぞいてくるその目線の先は…!そうこのバッグ。個人的2023年のベストバイに入るのがダブレットのぬいぐるみバッグ。
展示会でこのバッグを見かけた時、あまりの可愛さに即お迎えしました。この時のダブレットのコレクションのテーマは、バンクシーが数年前に期間限定で開いた“悪夢のテーマパーク”「ディズマランド」のオマージュ。某テーマパークのようなロゴのアイテムや、着ぐるみのようなジャンプスーツが登場したりと魅力的なコレクション。
ぬいぐるみとしてももちろんクオリティも高く、肌触りもすごく良い。このアイテムの撮影の際にはカメラマンさんに、「これは何ですか?」「これはバッグです。」と普段なら絶対にしない掛け合いが生まれました笑。
バッグの口は巾着のようになっていて意外と実用性?を考えられているこのバッグ。肩紐は、体格の良い男性でも斜めがけできるぐらいの長さ。そのまま普通に斜めがけや肩にかけて使うのも良いのですが、少しワイルドに肩紐もグルグルっと手に巻きつけラフに持つのも雰囲気が出て可愛い。
目の部分は刺繍になっていたり、鼻はレザーになっていたりと、細かいところにこだわりを感じる。なんとこのバッグ韓国のファッションリーダー・G−DRAGONもインスタであげていて一躍有名に。オソロなんです。
クローゼットからジッとこちらを見つめる目。たまにビクッとしますが、愛嬌のあるやつ。持っていると思わぬところで会話のネタになり、意外な出会いを持ってきてくれたりも…!
遊び心にあふれた「ダブレット」に完全に夢中の私。あなたもこの夢の国に足を踏み入れてみませんか?
by エディター川上
エディター「愛用小物」⑦
アークテリクス ヒリアド 15 バックパック
皆さんにも、通勤通学以外で使うちょうどいいバッグってありますよね? 個人的には財布や携帯などをさくっと入れられて、出先で買ったちょっとしたものをしまえる程度の大きさで十分。ずっとナイキのバックパックを使っていたのですが、ついに穴があいたので(笑)、新しいものを探していました。
日常でガシガシ使えるバッグはスポーツブランドやアウトドアブランドのものがイイと思って色々と探していたところ、アークテリクスでベージュ×ネオンイエローのヒリアド 12トートにひと目惚れ。が、さすがに大人気なだけあって気づいた時には完売しておりました…。
それ以来、この配色がずっと気になっていたのですが、ふらっとお店に立ち寄ったところ、同じ配色のバックパックを発見! 機能性が大事云々言うとりましたが、アークテリクスなら問題ないだろうと、見た目で即決しちゃいました(笑)。
家に帰って現物をチェックしたところ、機能面の充実ぶりに驚きました。掴みやすいジップの持ち手、軽量化をはかっているメッシュストラップ、フロントポケット内のフックなどなど、内容量10Lのコンパクトなサイズの中に、使いやすさを考えたディテールが詰め込まれていて、改めてアークテリクスのすごさを実感しました。
耐久性に優れた100デニールのリップストップにはDWR(耐久撥水)加工を施されているそう。そして、何よりめちゃくちゃ軽いのが嬉しい!
ちなみに、内ポケットとしても使えますが、なんとこの中に収納して持ち運べるんです。軽いし、ちょうどいいし、旅のサブバックとしても使う予定です!
by エディター楊井
Photos:Kenta Sato
山口朗
メンズノンノ編集部
2023年からメンズノンノ編集部に在籍。スニーカーが好きで、いま所有しているのは25足ほど。イングランドのサッカーチーム、「アーセナルFC」が“推し"です。
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