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撮影や展示会など、日々トレンドアイテムに触れているエディターたちのプライベートな買い物事情は? 自分の中で「BUZZ」っている愛用私物や狙っている新作をリアルに語り尽くす連載「edior’s BUZZ」連載から、ガチでヘビロテ中の買ってよかったアウターをまとめてみた。
エディター愛用「アウター」①
THE NORTH FACE x HYKE
ダウンジャケット
「史上最も暑い夏」だった2023年ですが、さすがに年の終わりにかけて、やっと寒さが顔を出してきましたね。僕は冬生まれゆえ(?)、冬が大好きなのでうれしい限り。それと、寒い季節が好きな理由のひとつには、このダウンが着られるから、ということもあるかも。そのくらいお気に入りの、「ザ・ノース・フェイス」と「ハイク」のコラボダウンです。
ダウンって着ぶくれしてしまっておしゃれに着るのが難しいイメージがあったので、大人になってからは持っていなかったんです。ですが見てください、野暮ったさのかけらもない、このソリッドな仕上がりを。”都会的”というムードにまさにぴったりの逸品じゃないですか? ファスナーの上からさらに面ファスナーで閉じる仕様になっているフロントのデザインで、この雰囲気が生まれているような気がします。大好きなネイビーカラーということも魅力的なポイントでして、こちらの発売情報が解禁された際には、すぐに伊勢丹 新宿店で行われたポップアップの入場抽選に申込みました。そして無事入場権を獲得、見事購入! となりました。
「ハイク」のロゴが配されるのは、ふだんは見えない首元のタグ部分と袖口のみ。ブランドらしいこのミニマルさも、ファンにはたまりません。
サイドのジップにあしらわれたリボンも、「わかる人にはわかる」くらいの意匠でイイ!
ここが開閉できるおかげで、パンツのポケットに入れたスマホがスムーズに取り出せます。
見た目の話ばかりしてしまいましたが、「ザ・ノース・フェイス」のジャケットだから機能性の高さは言わずもがな! 「GORE WINDSTOPPER®」が採用された表地だから風も通しませんし、襟は高めの設計なので防寒性は言うことなし。頼れる相棒と一緒に、ぬくぬくして年を越したいと思います。みなさまもどうぞよいお年を!
エディター愛用「アウター」②
comoli
WOOL CASHMERE MILITARY COAT
スウェットやフーディを着るカジュアルなスタイルが多く、冬はそんなスタイルにあうショートアウターを着てばかり。ただ、30歳も過ぎてそろそろ(せめて服だけでも)落ち着きや品があるコートが欲しいな…と思ってチェックしたのは、頼れるブランド「コモリ」。「大人といえばとりあえずロングコートだな」と思っていたので丈が長めのものを探していました(笑)。さらに、ネイビー好きなもので、このコートがまさに探していたものにドストライク!
実はこの形のコート、昨年もあったのですが気が付いたときにはすでに売り入れ…(泣)。今年はこまめにチェックするようにしたため、無事に発売開始とともにゲットできました。昨年はもう少し青みのあるネイビーだったのですが、今年は深みのある濃紺に変更されていました。どちらかというと、ブラックに近い深めのネイビーのほうが好きなので、これはうれしい誤算!
上質なウール素材で品よく見せてくれるアイテムですが、襟とポケットは大きめなので少しカジュアルダウンされた印象になり、着やすい仕上がりに。シルエットもゆとりがあって、肩ひじはらずにさらっと着やすい!
ウエストのベルトを締めれば、シルエットの変化を楽しめる。ハイゲージニットを着てかっちりとしたコーデの日には、ベルトを締めています。
ちらっと覗く裏地は鮮やかなブルーのカラーリング。冬のコーデはどうしても暗い色味になってしまうので、アクセントになります。
上半身と袖の裏地はキュプラ素材になっているから、脱ぎ着がスムーズにできる仕様でありがたい。さすがに年明けから冷え込んできたので、このコートの出番が増えてうれしい2024年のスタートです。
エディターの「愛用アウター」③
Supreme × THE NORTH FACE Summit Series Outer Tape Seam Coaches Jacket
人気のアイテムやトレンドは気になるけれど、他人とカブるのは避けたい…という、あまのじゃくな性格をしています(苦笑)。そのため、いわゆるロゴものの洋服にはなかなか手を出せず。このコーチジャケットも、一見シンプルなものなのですが…。
左袖に、存在感のある強力ブランドのロゴが2つ並んでいます! こちらは、シュプリームとザ・ノース・フェイスのコラボアイテム。「ダブルネーム」という表現も合いそうです。国内での争奪戦に負けてしまったので、海外からの通販で手に入れた代物。
僕があまりロゴものを着ないことは友人などにも浸透(?)しているので、これを着ていると意外だと言われることもあります。たしかに、自分のワードローブのなかでは異質なアイテム。ちょっと自分らしくないとしても、なぜ海外から取り寄せるほど欲しかったのか、振り返ってみました(笑)
ひとつめの理由は、スケートブランドのコーチジャケットが欲しかったこと。もともとは、スポーツチームの「コーチ」が着ていたものが起源のアイテムだといいますが、僕のなかではヒップホップやストリートのムードがあるものというイメージだったので、シュプリームはそのイメージにぴったり。このジャケットは、グラフィックなどが効きすぎていない、ミニマルな見た目なのも気に入りました。
もうひとつの理由は、ただのザ・ノース・フェイスとのコラボでなく、同ブランドの機能性に優れたアイテムのなかでも、その最上級のラインとして位置づけられる「サミットシリーズ」とのコラボだったということ。スニーカーなどにも当てはまりますが、ただ街で使うだけでは必要ないくらいに「オーバースペック」なものって、なんだか無性に惹かれてしまうんですよね。
ジップ部分には止水ジップを採用。野外の厳しいコンディションでの使用シーンは今までなく、(そしてきっと)これからもなさそうですが、雨の日にはとても役立っています。台風の暴風雨でも安心。なにせ「サミットシリーズ」なので(笑)
裏地にはこれでもかというくらい、所狭しとロゴが並んでいます。普通に着るぶんには全然見えないので、主張しすぎなくていい感じ。ロゴの向きがそれぞれ違うのもかわいい。
今年は暑い日々から一気に寒くなってしまったので、これを着るのにちょうどよい気温の時期が短かった…(泣)。春はたくさん着られますように!
メンズノンノ編集
山口 朗
最近、他部署から編集部に仲間入り。スニーカー好きでいま所有しているのは25足ほど。レアモデルでもガシガシ履くのがポリシー。
エディターの愛用「アウター」④
ステューシー フリースジャケット
頼りがちな黒アウターですが、少し変化をつけたいなと思って購入したのがこちらのステューシーの黒フリースジャケットです。インナーとしても活用できるタイプではなく、アウターとしてガッツリ着るボリューム感。でも実際は着膨れすることなくシャープな印象に仕上げられるところが気に入っています。
地味に嬉しいのがサイドポケットにジップがついているところ。不安症なので、ジップやボタンがないサイドポケットはあまり好きじゃないんです。同系色でまとめられているところもイイですね。
袖口が絞られているのも可愛い。胸元ではなく、左の袖口にさりげなくロゴがあしらわれています。ロゴは大好きなんだけど、仰々しいのはイヤだというわがままをしっかり叶えてくれています!ここも大人っぽく着られるポイントです。
毛足の長めな表地に対して裏地はすっきりとしていて着心地も軽いです。ボリュームを抑えてくれているから、レイヤードもしやすいんですよね。
あとは意外と「それどこの?」って聞かれるのがうれしい(笑)。ダウンにも負けず絶賛ヘビロテしています。
メンズノンノウェブ副編集長
楊井
メンズノンノ編集部に15年以上在籍。「お買い得」アイテムが大好きで、通販サイトなどで毎日のように物色しては、トライ&エラーを繰り返している。休日は意外とアウトドア派で汗をかくのが好き。
エディターの愛用「アウター」⑤
Uniqlo U パデッドボリュームジャケット
「ユニクロ ユー(Uniqlo U)」23年秋冬コレクションの記事を担当したこともあって、展示会や撮影など、例年よりもユニクロのアイテムに触れることが多かった2023年。今回はユニクロの個人的ベストアイテム、ユニクロ ユーのパデッドボリュームジャケットを紹介します!
Uniqlo U 2023年秋冬新作の展示会にて。メンズノンノモデル豊田くんで、サンプルのLでサイズ感がちょうどよかったので、170cm強の僕はMを購入しました。
北海道出身の僕ですが、ダウンジャケットのぽってりとしたシルエットが好きではなく…、ダウンジャケットを愛用したことがありませんでした。しかし、展示会で真っ先に手に取っていたのがこのパデッドボリュームジャケットでした。
中綿入りのジャケットなのでボリュームはあるのですが、ボクシーシルエットなので、モダンでどんなパンツとも合わせやすいと、ひと目見ただけでわかったほど、絶妙なシルエット。ハイネックなデザインで、ファスナーを上まで閉じるモードな印象もあります。
そして個人的に魅力だと思ったのが生地感です。光沢のないマットな質感のナイロン素材を採用しているのですが、私服でも同じような生地感のアイテムを着用することが多いので組み合わせしやすいなと。また、マットな質感で大人な印象があるので、5年後、10年後も着られるアイテムだなとも思いました。
これで12,900円ならと発売日に即購入。(現在、ユニクロ公式オンラインストアを見てみると、なんと9,990円まで値下げされていました!)今年は12月に入っても暑い日が続いているので、まだ出番は少ないのですが、これからの季節のロケ撮影などの相棒として活躍してくれるでしょう!
メンズノンノウェブ編集
蝦名一樹
メンズノンノウェブのスニーカー連載や不定期のファッション特集、最新のファッションニュースなど、主にファッション記事を担当。
エディターの愛用「アウター」⑥
Carhartt WIP Canvas x
MA-1 Jacket Michigan
今年の大きなコラボニュースといえば「サカイ ✕ カーハート」が記憶に新しいかなと思います。そしてなんとその中でも一番欲しかったアイテムをゲット!
サカイのランウェイを観たときから「えっ。これ可愛すぎない」と狙っていたジャケットは、実物を見てもしっかり可愛かった…
このカーハートのアイコニックなミシガンコートにMA-1がドッキングしたジャケットは、大好きな両ブランドの要素がたっぷり詰まっていて、一生のパートナーにすることは決まってます(笑)。そしてすでにデザインとして完成しているので、シンプルめなインナーの上に羽織るだけで一気におしゃれに見えるんです。これが服を沢山持っていけない旅行とかだとすごく助かります。
各パーツにあるボタン一つをとっても、サカイのロゴが入っていたりと、両ブランドファンが喜ぶ仕掛けがたくさん。今回は、カーハートの定番の色でもあるベージュを選んだのですが、ライトブルーとブラックのカラバリもあったので色違いで買っておけばよかったと最近は夢にもでてきます…!
今年は暖かい日が多かったので、出番は遅めだったのですが最近はかなりヘビロテ中。つい最近も日光に旅行で行ってきたのですが、山中のマイナスの気温でも全然余裕でいけちゃうスペックも◎。裏地はMA−1の仕立てなので、ちらっと見えるオレンジも可愛いですよね。
そしてこのロゴのザ・コラボと言う特別感はやっぱり嬉しくなっちゃいます。このジャケットを着ていると、褒めてくれる人もいたり、海外の方から話しかけられることも。今年一年頑張った自分にご褒美で手に入れたジャケットは、気分も運気?も上げてくれる『アゲアウター』になってくれそうです(笑)
もう次の春夏のコラボにも目を光らせています。
Photos:Kenta Sato
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