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撮影や展示会など、日々トレンドアイテムに触れているエディターたちのプライベートな買い物事情は? 自分の中で「BUZZ」っている愛用私物や狙っている新作をリアルに語り尽くす連載がスタート。第40回目はメンズノンノ編集の山口 朗が担当。
思い出も刻んでいるG-SHOCK
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《G-SHOCK By
MAISON MARTIN MARGIELA》
ただ時間を確認するだけなら、スマホで十分。ですが腕時計には、スマホにはないファッションアイテムとして楽しめる要素、そしてなにかの節目や記念に買って、思い出になる側面もあるのではないでしょうか。
そんな節目? に買った腕時計がこちらのG-SHOCK。大学生のときに、就職活動をがんばろう! という意気込みを込め、就活が始まってもいないのに、先にごほうびとして購入したものです(笑)。とにかく欲しかったので、買うための無理やりな理由づけでしたが、争奪戦を制して手に入れたときのうれしさはいまだに覚えています。
小学生の頃にお年玉をはたいて初めて買った腕時計がG-SHOCKでしたし、高校入学時には「学ランに合いそう!」と思ってG-SHOCKの名作モデル「DW-5000」をゲットしたこともありました。そういったエピソード込みでG-SHOCKにはもともと愛着があって大好きだったのですが、選んだ理由はそれだけでなく…。
裏蓋に刻印されているのは、「カレンダータグ」。そう、こちらは「メゾン マルタン マルジェラ」からブランド初の腕時計としてリリースされた、G-SHOCKとのコラボウォッチなんです! マットシルバーのフェイスで使いやすいカラーリングながらも、インデックスはスケルトンデザインで、マルジェラらしいモードの雰囲気がある面持ち。G-SHOCKのテイストを生かしてカジュアルスタイルやテック感のあるコーデに合わせるもよし、マルジェラのムードを生かしたソリッドな着こなしに合わせてもよし、の1本です。
見た目のよさに加え、G-SHOCKがベースになっている時計なので、耐衝撃構造と20気圧防水機能がついていてタフに使えるのもありがたい。キャンプなどのアウトドアシーンや夏フェスでも安心して使えます。いつでも一緒に過ごせるから、この時計を付けていたときの思い出まで刻んでくれているように思います。
またこちらは、ジョン・ガリアーノ氏がクリエイティブディレクターに就任する前のアイテムなので、ブランド名が「メゾン マルタン マルジェラ」時代のもの。今となっては、アーカイブ的な魅力も生まれました。電池交換は経ましたがまだまだ現役で動いてくれているので、思い出とともにこれからも大事に、そしてガシガシ使います!
Photos:Kenta Sato
山口朗
メンズノンノ編集部
2023年からメンズノンノ編集部に在籍。スニーカーが好きで、いま所有しているのは25足ほど。イングランドのサッカーチーム、「アーセナルFC」が“推し"です。
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