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時間がある年末年始だからこそ、じっくりと向き合いたい「僕らの永久定番名品」。パタゴニアのシンチラ、バブアーのビデイルなどなど身につけているだけでなんだか気持ちが昂るような、そんな名品と知っておきたい歴史をまとめて紹介。
【クラークス ワラビー】
クラークスは1825年にイギリス南西部で、サイラス&ジェームス・クラーク兄弟が立ち上げた。その後はアイデアシューズや靴専用ミシンを開発するなどして会社を大きくし、1950年に発表したデザートブーツの大ヒットで世界的なブランドに。
【リーバイス®︎ 501®︎】
リーバイス®はドイツ出身のリーバイ・ストラウスが立ち上げた。アメリカがゴールドラッシュに沸く1853年、リーバイ・ストラウス&カンパニーの前身となる雑貨商をアメリカのサンフランシスコでスタート。1873年にジーンズを生み出し、1890年に名品501®が発表された。
【ヘインズ パックT】
P・H・ヘインズ ニッティング社は1901年に、アメリカ・ノースカロライナ州にて設立された。1924年に「ヘインズ」のブランドロゴを赤ラベルに。1947年には、複数枚のTシャツをリーズナブルに提供するパックTシャツを発売し、一時代を築く。
【アディダス オリジナルス
スタンスミス】
アディダスを象徴するスリーストライプスをパーフォレーション(通気孔)で表現したスタンスミスは、1970年代にテニスシューズとして登場。その名の通り、当時のスター選手、スタンレー・ロジャー・スミスのシグニチャーモデルとして発売された。スタン・スミスは1946年にアメリカ、カリフォルニア州で生まれ1960年代後半から1970年代前半にかけて大活躍。1971年には全米オープン、1972年には全英オープンでも優勝している。プロテニス選手として通算100勝を記録するアメリカの国民的英雄だ。
【ティンバーランド イエローブーツ】
1952年にネイサン・シュワルツがサウスボストンのアビントン・シュー・カンパニーを買収。1968年に「インジェクション モールディングテクノロジー」を確立し、1973年に世界初の完全防水レザーブーツを発表する。1978年に会社名をティンバーランドに改名。
【バブアー ビデイル】
1894年にイギリス北東部のサウスシールズで創業。カタログ通信販売で業績を上げ、ワックスドクロスのモーターサイクルジャケットやミリタリーアウターで発展していく。1960年代からカントリーウエアの開発に乗り出し、1980年に乗馬用ジャケットとして「ビデイル」を発売する。
【パタゴニア シンチラ・スナップT】
アメリカのベンチュラにて1965年、クライマーのイヴォン・シュイナードが自作の登山ギアを販売する「シュイナード・イクイップメント」を創立。1973年に衣料品の輸入販売・製造を本格的に開始した際、「パタゴニア」を立ち上げた。モルデン・ミルズ(現在のポーラーテック)社と「シンチラ」を開発し、1985年にスナップTを発売。
Photos:Erina Takahashi(still) Stylist:Takumi Urisaka Composition & Text:Hisami Kotakemori
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