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ショッププレス、スタイリスト、デザイナー……、彼らは仕事として洋服を扱うプロでありながら、インテリア、音楽、家電、アウトドアギアなど、洋服以外のあらゆる分野にも(ときに仕事そっちのけで)つねに目を光らせる、いわば“物欲のプロ”。そんな服好きたち8人をセレクターに迎え、忖度ナシに、いま本当に欲しいモノを教えてもらう。
MACMAHON KNITTING MILLS
〈CROCHET V-NECK CARDIGAN〉
selected by 瓜坂拓海/STYLIST
「クロシェ編みの柄が可愛く、女子ウケが良さそうです。また、女の子とのシェアもできるのではないかと思いました。冬場はどうしてもコーディネートが重い印象になりがちなので、インナーに仕込んでしっかりアクセントにしたいです。春秋のアウターとしても重宝しそうですよね」
FRED PERRY
〈CLASSIC ZIP THROUGH CARDIGAN〉
selected by 相川 龍之介/ランディ DESIGNER
「もうすぐ30歳になるので、クラシカルなアイテムを選ぶ振り幅を大きくしたいと思っていました。伝統あるブランドは個人的にも大好きで、なかでもフレッドペリーのこのニットは、中華もレストランも行ける、冬デートに万能なアイテムだと思います」
JOHN SMEDLEY
〈7Gエコカシミア クルーネックニット〉
selected by 平沢幹太/アンフォロー CONCEPTOR・DESIGNER
「クリスマスデートを考えるだけで恥ずかしくなってしまうタイプなので、一張羅のジャケットや柄のふわふわニットではなく、普段通りの自然体でいられるニットを着て出かけたいです。スメドレーは、ハイゲージを何枚も愛用していますが、畦編みのローゲージセーターはどこか新鮮。カシミヤ大好きなので、その点でも自分にとって特別感があります。一緒にデートしてくれる方には『いつもと変わらない』と思われそうですが……」
refomed
〈STADIUM KAUCHIN KNIT〉
selected by 西村滋紀/アーバンリサーチ PR
「ニットは着膨れしたりするので、個人的にはアウターやインナーとして着ることが少ないのですが、これはアウターとしてすっきり着られるだろうと思い選びました。主役級のデザインですが、キメすぎないゆるさもあるので、ラクで楽しいデートが過ごせそうです!」
TENDER CO.
〈ROUND RIB DIVING CARDIGAN〉
selected by 髙阪正洋/EDITOR・WRITER
「たっぷりしたボリュームと、アームホールの太さや前立ての幅などの大胆なデザインにひとめ惚れ。タンクトップに直接羽織ってもいいし、厚みのあるコートの上からだっていけそうです。特別な日にはほっこり感を出したいけれど、甘すぎは小っ恥ずかしいので、ブラックカラーなのもうれしいところ。イルミネーションからできるだけ離れて、古い街並みや自然のある場所をしっかり歩きたいです」
studiolab404.com
〈404 Art Inspired Mohair Sweater〉
selected by 宮崎翔太/PR01. DIRECTOR
「レディースを中心にいいセレクトをしている404なだけあり、色使いが秀逸です。とくに、メンズではなかなか見かけないグラデーションが気に入りました。歳のせいか、最近は色合いがベーシックなニットを手に取ることが多くなったのですが、それでも欲しいなと思ったニットです」
ERL
〈OVERSIZED HOODIE RED BLUE〉
selected by 三浦翔平/STYLIST
「メキシカンパーカのようなざっくりとしたルックスとアメリカンな配色にグッと惹かれました。アブストラクトなボーダー柄と起毛の相性が絶妙で、気取らず、でもファッションしたい、僕なりの“デート系ほっこりニット”。カバーオールにヴィンテージのペインターや軍パンで合わせて。もしくはPコートを羽織るくらいが新鮮な気がします」
JOHN SMEDLEY
〈GONSON〉
selected by 百々 南/ビームス PR
「今年はニットが個人的に気分なのですが、もちろんなんでもいいワケではなく、上品見えすること、着心地がよくてノンストレスなことが大前提。このニットは、その両方を叶えてくれそうだと思い選びました。清潔感もあるので、デートで女子ウケUPを狙いたいです!」
Photos: ITCHY Stylist: Shohei Miura Composition&Text: Masahiro Kosaka[CORNELL]
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