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ショッププレス、スタイリスト、デザイナー……、彼らは仕事として洋服を扱うプロでありながら、インテリア、音楽、家電、アウトドアギアなど、洋服以外のあらゆる分野にも(ときに仕事そっちのけで)つねに目を光らせる、いわば“物欲のプロ”。そんな服好きたち8人をセレクターに迎え、忖度ナシに、いま本当に欲しいモノを教えてもらう。
FARAH
〈Wide Tapered Easy Pants〉
selected by 西村滋紀/アーバンリサーチ PR
「ここ数ヶ月、とにかくデニムが欲しくて時間があれば古着屋やセレクトショップを巡っていました。そんなときに、ファーラーのLOOKで一目惚れしたのがこちら。ほどよくワイドで、でもスラックス型なのでカジュアルすぎないところが個人的にツボ。今季とくに気になっているジャケットと合わせたいと思います!」
RALPH LAUREN HOME
〈Bordon デニム ハーフ エプロン〉
selected by 宮崎翔太/PR01. DIRECTOR
「今年の夏はBBQに誘ってもらうことが多く、その流れで、秋はキャンプの予定が控えています。雰囲気だけでも玄人感を……と、くたっと使い込んでる感のあるテクスチャーが特徴のこちらを持っていこうと思います。アメリカンクラシックな家具のラインナップも本国ではかなり豊富なので、いつか家具も欲しいなと、ふつふつ考えています」
BIBLIOPHILIC
〈LEE DENIM BOOK COVER〉
selected by 髙阪正洋/EDITOR・WRITER
「どこかのだれかがハンドメイドしたのかと思ったら、どっこい、オフィシャルな別注品。クラフト感と愛嬌、そして意外性にやられました。つねに手で触れるものなので、デニム生地ならではの経年変化も存分に楽しめそう。毎日デニムパンツのバックポケットに突っ込んで出かけることから、読書の秋をスタートしたいと思います」
KAPTAIN SUNSHINE
〈Skate Shoecut Denim Pants〉
selected by 百々 南/ビームス PR
「デニムが好きでよく穿くのですが、なかなか好みのシルエットに出会うことがなく……。でも、キャプテンサンシャインのこのパンツは、太さや丈感などがまさに自分の好み。素材もいいのでガシガシ穿き込むのが楽しみです」
T.T
〈DENIM COVERALL JACKET C.1940’S〉
selected by 三浦翔平/STYLIST
「ティー・ティーのデニムの、黒に近い色味と独特なムラに惹かれます。ライトオンスなので着用しやすく、平面的なパターンや直線的なシルエットにひと癖あってカッコいい。シグネチャーのメタルボタンや泥染め革パッチなど、細部までクラフトマンシップがたっぷりです。40年代、大量生産のために簡易化されたディテールも、ブランドのフィルターを通されることでとてもフレッシュに感じられます」
KHOKI
〈Draped denim pants〉
selected by 瓜坂拓海/STYLIST
「特徴的なシルエットに、切り替えステッチが効いています。デニムは好んでよく穿きますが、ほかにないデザインに惹かれました。デザインとシルエットが特徴的なので、シンプルなトップスを選んでもサマになるのではないでしょうか。とくにボリュームがたっぷりあるので、ショート丈のコンパクトなトップスが似合いそうです 」
REVERBERATE × L’ECHOPPE
〈EX DENIM PANTS WIDE〉
selected by 平沢幹太/アンフォロー CONCEPTOR・DESIGNER
「『インディゴで5ポケット』というとジーンズの要素ですが、自縫いからコバステッチまで全て同色で沈み込ませることで、カジュアルさを払拭した印象に惹かれました。また、フロントもボタンではなく前カン。ジーンズからかなり脱線しているのに、ヒップポケットは裏リベットで本格的なジーンズ仕様。デザイナーが持つ独特な美意識が反映されたバランスだと感じます。シャツ合わせも良いですが、自分はコンパクトなタートルネックニットをタックインして着たいです」
ENCOMING
〈SLASHED DENIM TROUSER〉
selected by 相川 龍之介/ランディ DESIGNER
「だれもがいくつも持っているはずのデニムパンツ。そんななかでも、可愛さとメンズらしさを兼ね備えているのが、インカミングのこのパンツだと思います。意外と何にでもスーッと馴染むような印象を持ちました」
Photos: ITCHY Stylist: Shohei Miura Composition&Text: Masahiro Kosaka[CORNELL]
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