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一過性のブームではなく、もはやファッションを語る上で欠かせないキーワードであるスニーカー。編集部が今もっとも気になるスニーカーを紹介する本連載、今回は2023年1月から6月までに発売した、人気スニーカーブランドの定番モデルをピックアップしてお届けする。
アディダス オリジナルス
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adidas Originals
「STAN SMITH LUX GTX」
アディダス オリジナルスから2022年に新たに加わった「スタンスミス LUX」にゴアテックス仕様の新作が登場! 側面のスタンスミスのロゴや、シュータンのスタン・スミス氏の肖像、ヒールパッチにエンボス加工を施すことで、「スタンスミス LUX」の特徴であるプレミアムなディテールはそのままに防水性・撥水性をプラス。今年の梅雨はこのオールブラックの「スタンスミス LUX GTX」さえ持っていれば乗り切れそうだ。
コンバース
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CONVERSE
「CANVAS ALL STAR J」
1917年にバスケットボールシューズとして誕生したコンバース オールスター。メイド・イン・ジャパンで展開しているミントグリーンのアッパーは、清涼でありながらもレトロなムードが漂う。80年代に作られていたアメリカ製のオールスターのシルエットを継承しつつ、履き心地の良さをアップデート。当時は青で印字していたインソールのコンバースロゴは、日本の国旗をイメージして赤に変更。ヒールラベルの「MADE IN JAPAN」の文字もさり気なくていい。
ニューバランス
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New Balance for BEAUTY&YOUTH
「U574LG」
ニューバランスのスニーカーの中で最も履かれてきた「574」に現代的要素を取り入れたビューティ&ユース別注。ライトグレーとホワイトのアッパーはニューバランスらしいスエードとメッシュのコンビネーション。そこにターコイズブルーを加えて上品かつ爽やかな印象に仕上がっている。春夏の軽やかなアイテムと相性が良いし、街のコンクリートにも馴染む、この春持っておきたいシューズだ。
ナイキ
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NIKE SPORTSWEAR
「NIKE AIR MAX 1 」
エア マックス 1 “ビッグバブル”
1987年に発売されたエア マックス 1。実はその前年にプロトタイプがごく少量生産され流通していたという。本作はそのエア マックス 1のプロトタイプを忠実に再現したもの。ファーストカラーとして知られるホワイト・グレー・ユニバーシティレッドのカラーリングはそのままに、現行モデルよりも一回り大きいビジブルエアを搭載。この一回り大きいビジブルエアが、ナイキのデザイナー、ティンカー・ハットフィールドが当初描いた“真の姿”なのだとか。当時の技術では作ることができなかったデザインが37年の時を経て再現され、発売される。やっぱりファーストカラーのエア マックス 1はかっこいい。
リーボック
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Reebok
「WORKOUT PLUS VINTAGE」
80年代にメンズフィットネス向けに発売されたリーボック「WORKOUT」の復刻モデル「WORKOUT PLUS」。その復刻モデルをヴィンテージ仕様にアップデートしたのが本作だ。アッパーには上質なガーメントレザーを使用。ソールを生成り色に変更してクラシックな要素をプラスしたのがヴィンテージ仕様の証拠。白スニーカーはどうしても汚れてしまうけれど、その汚れさえもいいと思えるスニーカーだ。
サロモン
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SALOMON
「XT-6」
多くのファッショニスタを魅了してきたサロモンの代表作「XT-6」から新色が登場。足全体を優しく包むメッシュアッパーにブランドの象徴的な「センシ フィット」のデザインが映える。鮮やかなグリーンが新鮮。そこにオレンジを差し込んだのがアウトドアシューズブランドらしい。デザイン要素でもあるクイックレースは、楽ちんだから足取りが重い人にもおすすめ。
Photos:Yoshio Kato Stylist:Masashi Sho Text:Kazuki Ebina
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