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一過性のブームではなく、もはやファッションを語る上で欠かせないキーワードであるスニーカー。編集部が今もっとも気になるスニーカーを紹介する本連載、今回は2023年1月から6月までに発売したスニーカーの中から、白スニーカーのみをピックアップしてお届けする。
SALOMON
「XT-RUSH 2」
街履き用のトレイルランニングシューズが欲しい。そんな時はアウトドアスポーツブランド、サロモン(SALOMON)の「XT-RUSH 2」がうってつけ。ソックスのようなニット素材のアッパーは履き心地のほか、足の出し入れも簡単。安定性が良く衝撃吸収力に優れたAgile Chassis™ System搭載と、長時間履いていても疲れないのも特徴だ。ホワイトをベースに、23年春夏に多く展開が見られるパープルカラーを採用するなどトレンドをしっかり押さえた一足だ。
New Balance
「ML610T」
ファッション好きも多く愛用するニューバランス(New Balance)の900番台や2000番台。確かにかっこいいが必ずといっていいほど周りと被ってしまうのが難点。そこでおすすめしたいのが「ML610T」だ。ソールやシューレースなどトレイルランニングシューズ特有のディテール。それでいてほかのシューズと比べてスタイリッシュなのが魅力的。オールホワイトとオールブラックの展開でどちらも合わせやすい。変わり種のニューバランスを探していた人はトライしてみて。
NIKE SPORTSWEAR
「NIKE W AIR MAX 1 SFR」
エア マックス 1 “サファリ”
白のナイキが欲しいけど、オールホワイトだと面白みに欠ける。なら通称エア マックス 1“サファリ”はどうだろう? アッパーに2つのホワイトを採用することで奥行きのある表情に仕上がっている。加えてマッドガードとサイドの“スウッシュ”にグレーのサファリ柄を落とし込んでハイセンスな一足に。
adidas Originals
「RIVALRY LOW 86」
86年モデルを再現した「ライバルリー ロー 86」。懐かしいと感じる人もいれば、新しいと感じる人もいる。共通して言えるのは少し黄ばみがかったホワイトはコーディネートに合わせやすくて癖になるカラーだってこと。街に行くにもコンサートに行くにもマッチする。この一足があれば足もとの悩みは解消するだろう。
adidas Originals
「RIVALRY HI」
アディダスが当時NBAで活躍した選手のシグネチャーモデルとして開発したという「ライバルリー ハイ」。同系色のヌバック、スエード、合成皮革を組み合わせたアッパーに、生成色のソールを採用しビンテージ感を演出。さらにゴールドのロゴでリュクスな一足にアップデートした。オフホワイトのハイカットスニーカーはストリートになりすぎないからおすすめ。
NOVESTA × Edition
「GAT LEATHER TRAIL」
エディションがスロバキアのブランド、ノヴェスタに別注をかけた本作は、ジャーマントレーナーをベースにオリジナルのMARATHON TRAILソール仕様にアップデートした。アッパーには着用するほどに風合いの出るイタリアの牛革を使用。ボリュームのあるソールとホワイトカラーの組み合わせで、現代的かつジェンダーレスに履ける一足だ。
PUMA
「SLIPSTREAM」
ハイカットとローカットを展開しているプーマの「スリップストリーム」。1980年代にバスケットボールシューズとして生まれたモデルだ。今作はレザーのオーバーレイで高級感のある一足に仕上げた。厚底のラバーソールが今っぽくていい。
SALOMON
「ACS PRO」
サロモン特有のアッパーデザインでないから、パッと見でどこのブランドのシューズかわからない。思わず「それ、どこの?」って聞きたくなるシューズだ。骨のようなアッパーデザインは見た目以上に耐久性と保護力に優れている。2つ付いたヒールタグもアクセントになる。
OAO
「SUNLIGHT」
オールホワイトだからわかりづらいけど、アッパーはフェイクレザーとキャンバスを上下で組み合わせているOAOの「SUNLIGHT」。彫刻家、イサム・ノグチの光の彫刻「AKARI」からインスパイアされたステッチデザインも個性的でかわいい。
MIZUNO
「WAVE PROPHECY 12」
ソールデザインが特徴的なミズノのウエーブプロフェシーシリーズ第12弾。「MIZUNO WAVE」の進化バージョン「INFINITY WAVE」を搭載し、クッション性、安定性、反発性などブランド最高峰の機能性を持ち合わせたスニーカーだ。難しそうにみえてどんなスタイリングにもなじむ。
New Balance × BEAMS
「2002 MULE SP」
服好きたちから「狙っていた」という声が多いニューバランス「M2002R」のミュールをビームスが別注。ホワイトをメインに「N」ロゴやソールにグレーをさり気なくオン。夏は軽快なホワイトかつ脱ぎ履きしやすいミュールシューズがベスト!
Reebok
「WORKOUT PLUS VINTAGE」
80年代にメンズフィットネス向けに発売されたリーボック「WORKOUT」の復刻モデル「WORKOUT PLUS」。その復刻モデルをヴィンテージ仕様にアップデートしたのが本作だ。アッパーには上質なガーメントレザーを使用。ソールを生成り色に変更してクラシックな要素をプラスしたのがヴィンテージ仕様の証拠。白スニーカーはどうしても汚れてしまうけれど、その汚れさえもいいと思えるスニーカーだ。
Photos:Yoshio Kato Stylist:Masashi Sho Text:Kazuki Ebina
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