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上質な生地や古きよき製法によって大切に作られる「日本製」のアイテム。ここでは自国、日本で作られたアイテムのみをセレクトして、カテゴリーごとに名品を紹介していく。僕たちがはくべきジーンズはこれだ。
TAIGA TAKAHASHI
現代美術家でもあるデザイナー、髙橋大雅が手がけたTAIGA TAKAHASHI。このジーンズは1940年代のアメリカ製のジーンズをベースに製作。岡山にある古い力織機で仕立てた生地は、糸の開発から染色までオリジナルの3/1 左綾デニムを使用している。また馬革のレザーパッチは奄美大島にて一枚一枚手作業で泥染しているというこだわりよう。黒に近いインディゴや硬さの残る生地感は、まるで貴重な古着のデッドストックをはいてるような気分だ。
CIOTA
ジャパンメイドの名品ジーンズといったらシオタは外せない。岡山を拠点にすべての工程を自社ブランドで生産しており、わずか数パーセントしか収穫できない最高級の超長繊維綿のスビンコットンを使用し、旧式力織機でセルビッチデニムに仕上げている。このブランドのアイコンというべきストレート5ポケットパンツは、程よい太さのワタリから裾にかけてストンと落ちるスマートなシルエットが魅力的。8色展開しているカラーの中から夏はミディアムダークブルーをチョイスして爽やかにいこう。
ANATOMICA
アナトミカの「618 ORIGINAL」は、デザイナーのピエール・フルニエと寺本欣児をつなぐきっかけとなったジーンズで、ブランドのマスターピースといえるアイテムだ。最大の特徴はUS NAVYの作業パンツからインスパイアされた、通常ミミと呼ばれる部分に脇に縫い目のないようにしていること。クラシックな股上深めのストレートシルエットは大人になっても使える1本だ。
MHL. × CANTON
MHL.と日本製のジーンズを作ったキャントンとのコラボレーション。ヴィンテージのトラウザーズをベースに、ウエストのタブアジャスターやステッチスルーのポケットなど特徴的なディテールを採用。使用しているキャントンオリジナルの生地は、昔の防績技術が未発達な頃の紡機で作られていた、不均一なネップのあるデニムのような風合いを再現すべく開発された生地なんだとか。ライトオンスだからはき心地が軽く、夏でも快適だ。
KOOKY ZOO
面白いジーンズでしょ? これはクーキー ズーの「JUVENILE DENIM PANTS」で、1960’sのキッズモデルのデニムをそのまま大きくしたというジーンズ。そう、ドラえもんがいなきゃできないことをクーキーズーがやってくれたのだ。ボタンやリベット、ラベルに縫製糸に至るまですべて拡大したコミカルなデザインながらも本格的なつくりが特徴。折ってロールアップしてはいてもかわいい。
問い合わせ先
ティー・ティー 075-525-0402
シオタ ciota_press@shiota-group.co.jp
アナトミカ 東京 070-3144-0378
MHL. 03-5785-6445
クーキーズー 03-6447-0099
Photos:Yuichi Sugita Stylist:Shota Iigaki Text:Kazuki Ebina
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