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上質な生地や古きよき製法によって大切に作られる「日本製」のアイテム。ここでは自国、日本で作られたアイテムのみをセレクトして、カテゴリーごとに名品を紹介していく。僕たちが着るべきTシャツはこれだ。
Healthknit × HIGH! STANDARD
ヘンリーネックとクルーネックポケットTシャツが1枚ずつ入ったヘルスニットとハイ!スタンダードのコラボレーションパックT。ブランドの代名詞とも言えるヘンリーネックは、厚手で透け感がなく、1枚着としちょうどいい仕上がりに。また現行モデルではリブ仕様になっているネック部分を、かつて使用されていたボディと共地のネックを採用している。もう1枚のクルーネック ポケットTシャツは、ヘンリーネックよりもさらに厚手で、強度の高いリングスパン糸を度詰めに編み立てた天竺を使用。硬さが出てしまいがちなUSブランドのヘビーオンスボディとは、また一味異なる仕上がりなのは、形や高品質な日本製の生地にこだわったから。
EASTFAREAST
かつてはあらゆるジャパニーズメゾンの製品を生み出していたメリヤスの名産地「東東京」の職人たちによって仕立てられるカットソーブランド、イーストファーイースト。ブランド定番のショートスリーブTシャツは、糸から特注している8.0ozヘヴィオンスコットン生地を使用。ヴィンテージライクでドライな手触りやタフさはそのままに、8.0ozとは思えないしなやかさを持ち合わせている。ヴィンテージTシャツを彷彿とさせる3cm幅の極太バインダーネックは、国内でもめったに製造できないディテールだ。
Batoner
バトナーはニットの産地として知られる山形県で、様々なメゾンブランドやアパレルメーカーの製品を手掛けてきたファクトリー、奥山メリヤスが立ち上げたブランド。定番ウォッシャブルウールシリーズのニットTシャツは、高品質で滑らかな肌触りの16.5マイクロンウール100%の生地を使用しており、コットンを紡績する機械でウールを紡績し、ハイゲージの機械で編み立てて作られている。ウールならではのドレープ感と上品な光沢が特徴的。夏は涼しく、生地の持つ抗菌・防臭という機能にも優れた1枚だ。
久米繊維
日本製Tシャツの先駆けとなる色丸首を開発した久米繊維。その久米繊維からは再販売後即完売を繰り返すほど人気なビッグシリーズのTシャツをピックアップ。身幅や身丈をたっぷりとったボリューミーなシルエットは、セットインスリーブで肩の落ち具合や袖のたるみが絶妙! 国内で編んで染め上げた柔らかなタッチで着心地の良いオリジナル生地は、着用して洗い混むごとに味わいが増すという。現在は在庫切れだが再販売の予定があるとのこと。
Cale
厳選された上質な素材と丁寧な縫製で仕立てた衣服を提案するカル。そのこだわり抜いたプロダクトから服好きたちやプロから支持を得ているブランドだ。生地はオーストラリアファインメリノ100%のウール糸をウォッシャブル加工して使用し、通常サイドに施される縫い合わせをあえて前後に配置。ブラックのボディにブルーのステッチという配色がポイントで、ステッチは2本針ロックミシンの糸調子をゆるくすることで伸縮し、ブルーの糸が見え隠れするようになっている。
問い合わせ先
ハイ!スタンダード 03-3464-2109
イーストファーイースト info@eastfareast.tokyo
バトナー 03-6434-7007
久米繊維工業 03-3625-4188
カル 03-6441-3661
Photos:Yuichi Sugita Stylist:Shota Iigaki Text:Kazuki Ebina
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