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街を歩いてもショップに行っても今、デニムが白熱中。定番のアイテムだからこそ旬な1本にアップデートできるかが重要だ。別注や新型、コレクション速報にトレンド傾向まで、最新ニュースを全部キャッチ!
News 7
2023 S/S
コレクションで知るネクストトレンド
憧れブランドのキーワードは、やっぱりY2K
ローライズ、クラッシュドデニムが目立つ!
2023年、春夏のメゾンのルックを調査するとやはりデニムが大ブーム。特にアツいのは2000年前後に流行したファッションをリバイバルした「Y2K」ムードだ。ブランドそれぞれの哲学の中にも、超ワイドや腰ばきのローライズなどトレンド型が見受けられた。
ボッテガ・ヴェネタ(1)は僕らにとってなじみ深いワイドのストレートシルエット。シューズにクッションさせる着こなしや、ラフな印象のブルーのウォッシュドにはストリート感がある。そのワイドシルエットを腰ばきするだけでグッとY2Kのムードに近づくというお手本がディオール(2)の春のカプセルコレクション。90年代のスケーターやヒップホップ由来のルーズなムードを引き継ぎながら、さらにヤンチャな印象。エムエム6 メゾン マルジェラ(3)も限りなくホワイトに近いライトブルーのデニムを腰ばき。ルーズなシルエットに細かなクラッシュ入りで、デザイン性が盛り込まれる。
1. Bottega Veneta
2. DIOR
3. MM6 Maison Margiela
ローライズをキーワードに見ていくと、アワー レガシー(4)のフレアデニムもアンダーウエアをチラ見せした腰ばき。さらにエムエーエスユー(5)のビジューをちりばめた1本や、JW アンダーソン(6)のクラッシュ加工などもすべて腰ばきで登場。「Y2K」といえば、2000年代のギャルカルチャーやロックカルチャーの影響を受けた装飾性の強い飛ばしたデザインが特徴のひとつ。そこで2000年代当時もデニムブームを牽引していたディーゼル(7)をチェックすると…両ルックともに腰ばきに加えて、ウォッシュドやクラッシュのディテールがたっぷり盛り込まれたデザイン。ウォッシュ加工で表現した白と水色のグラデーションが目を引くセットアップや、クラッシュを随所に入れた極太のブラックデニムが新鮮だ。
4. OUR LEGACY
5. MASU
6. JW Anderson
7. DIESEL
どうやらネクストトレンドは「デザイン性が強く、個性を主張できるローライズ」が注目株で間違いなさそう。
2023 S/S DENIM NEWS
□ ITEM
□ STYLE
Collection report
Photos:Kodai Ikemitsu[bNm] Stylist:Masanori Takahashi Composition & Text:Takako Nagai
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