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一過性のブームではなく、もはやファッションを語る上で欠かせないキーワードであるスニーカー。編集部が今もっとも気になるスニーカーを紹介する本連載、今回はナイキやアディダスの人気ブランドから気鋭ブランド、マリアーノまで、1月に買うべき8足の新作スニーカーを紹介する。
NIKE SPORTSWEAR
「AIR TRAINER 1」
ナイキのデザイナー、ティンカー・ハットフィールドが開発し、1987年に発売された「エア トレーナー 1」。新作は前足部のストラップやミッドソールのレイヤードといった人気のデザインは当時のままに、ブラック、グレー、ホワイトのモノトーンで制作。アッパーは張りのあるレザーを使用しクラシックに昇華した。テニスプレーヤーのジョン・マッケンローが履いていたのがこのモデルだ。
adidas Originals
「ADIMATIC」
2022年3月に復刻。インラインのほか、様々なブランドとコラボレーションモデルを発売しては即完売の大反響と、2022年のスニーカーシーンで欠かせない存在となったアディダス オリジナルスのアディマティック。その勢いは2023年も止まらない。ニューカラーはこれまでのポップな色合いとは一線を画すブラウンとインディゴを採用。ブラックのミッドソールも渋い。2023年は派手さを抑えたアディマティックで大人っぽくいこう。
ASICS
「GEL-1130 RE」
2008年に登場した、安定性に優れたアシックスのランニングシューズ「GEL-1130」をリデザイン。サイドのストライプが目立つように、メッシュを被せたアッパーデザインがユニーク。衝撃緩衝GELテクノロジーや安定性をサポートするトラスティック構造、正しい重心移動を導くガイダンスラインなどブランドの主要なテクノロジーを採用。アシックスの履き心地の良さを思う存分体験できる。
EYTYS
「SIDNEY LEATHER」
スウェーデン・ストックホルム発のブランド、エイティーズ。今っぽい厚みのあるソールが特徴的なスニーカーは、レザーのコラージュで制作。パンチングパネルが施されており通気性もいい。1990年代のストリートウェア要素を取り入れたというアイテムは、紫色のヒールタブとシュータンのロゴが象徴的。
CONVERSE
「JACK PURCELL US CHECK」
1935年に誕生。バドミントンプレイヤー、ジャックパーセルにちなんだモデルは、コンバースを代表するシューズの一つだ。新作はチェックシャツをモチーフにした、ベージュとブラウンのチェック柄をアッパーに採用し、アイビースタイルに仕立てた。同系色の洋服と合わせて履きたい。コットンシューレースや生成りテープなど、古き良きアメリカンヴィンテージのディテールを採用しているところもグッとくる。
PUMA
「SLIPSTREAM LOW FG」
1980年代にバスケットボールシューズとして誕生した「スリップストリーム」。最新のテクノロジーを搭載し、そのパフォーマンス、安定性、クッション性の高さから、バスケットボールプレーヤーのみならずストリートでも人気を博した。環境に配慮したレザーを使用。新作はゴルフ”から着想を得たカラーがポイントだ。インソールにはパッティンググリーンのプリントをオン。ゴルフ好きにはたまらない一足だ。
Hender Scheme
「citizen trainer」
昨年発売し人気を博したエンダースキーマのトレーナーシューズ「citizen trainer」がアップデート。ライニングがないことやメダリオン(穴飾り模様)などのディテールはそのままに、アッパーのレザーをスエードからスムースへ変更。このことでよりクリーンでフレッシュな印象に仕上げた。上品なアッパーとガムソールのコンビネーションがしゃれてる。
MAGLIANO
「EDIPUS SNEAKERS」
イタリア発のファッションブランド、マリアーノから、らしい新作スニーカーが登場。古びた建物で行われた2023年春夏コレクションのショー。そこでお披露目された今作は、会場とリンクするようなヴィンテージ加工が特徴的な一足だ。プリントの上にナイロンを被せたアッパーやヒールタブのブランドロゴを同系色にするなど、マリアーノの世界観を持ちつつコーディネートに合わせやすくアップデートした。
Photos:Yoshio Kato Stylist:Masashi Sho Text:Kazuki Ebina
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