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長く愛せるものに目を向ける「名品図鑑」連載。第51回目のテーマは財布。毎日使う飽きのこないデザインから、印象に残る特別なギフトまで。間違いのない名品5選を、ファッションのプロの推薦から紹介。
ウォレット¥29,700/SLOW自由が丘店[TEL:03-5731-3374]
長く愛せる、シンプルさと上質さ
職人技による美しいレザーのアイテムが長く愛されてきた日本のブランド、スロウ。表地に使用しているコートバンレザーは、世界的な老舗タンナーであるホーウィン社のもの。使い始めはマットな質感だが、時間が経てば経つほど艶やかに色濃く変化していく様子を楽しめる。内側にはコインポケットとスリットポケット付き。
「高級レザーを使用した重厚感のある見た目に対し、しなやかな使い心地が魅力的。どんな人のスタイルにも溶け込んでくれるナチュラルな風合いでギフトにもおすすめ。シンプルなデザインだからこそ素材の経年変化をダイレクトに楽しめます」。
ウォレット(テンベア×エンケル×テキスタイル バイ クヴァドラ ラフ・シモンズ)¥26,400/エンケル[TEL:03-6812-9897]
特別なファブリックに気分がアガる
人気のテンベアと、高感度なショールームであるエンケルがコラボレーション。北欧の老舗テキスタイルメーカーのクヴァドラと、デザイナーのラフシモンズによって考案されたスペシャルな生地を使ったミニジップウォレットだ。自然の風景を彷彿とさせるカラフルなファブリックが、ホリデーシーズンをもっと楽しくさせてくれる。中は5つのポケットに仕切られ、収納力は抜群。
「手のひらにすっぽりおさまる小ぶりなサイズ感と珍しいファブリックに心惹かれました。飽きのこないベーシックなものもいいですが、ギフトならラッピングを解いた時の華やかさが印象に残るアイテムも素敵です」。
ウォレット¥59,400/J&M デヴィッドソン 青山店[TEL:03-6427-1810]
定番アイテムをチャレンジングな配色で
1984年の誕生からクラシカルとモダンを融合し続けてきたジェイアンドエムデヴィッドソンは、フレッシュなカラー展開が特徴のラグジュアリーなブランド。定番のスタッズが、海のような深いブルーにシルバーの輝きを添え、持っているだけで満足感に浸れる逸品。コンパクトな3つ折りながら3つのカートポケットとお札入れに、マチの大きなコイン入れまで付いた優秀な設計。
「小銭やカードも入れておけるのに、ミニマルなサイズというが気に入って、ずっと愛用しているシリーズです。毎シーズン新しいカラーがリリースされるのも楽しみ。このブルーも少し挑戦的な色味で周りと被らないのもいいですね。」
ウォレット(ソポ)¥15,400/アダム エ ロペ[TEL:0120-298-133]
チャーミングながま口を高級素材で
ころんとしたフォルムのがま口を、最高級のカーフレザーで堪能。レトロなアイテムを、美しいオブジェのような佇まいに仕上げたのも魅力だ。ステッチワークやコバの磨きと細部まで職人術が光る、精緻な設計にも注目。シンプルなスタイルが定番化している大人こそ、バッグの中にはテンションの上がる財布を忍ばせたい。
「もらった側もほっこりするような温かみのあるがま口が冬のギフトにぴったり。年代や性別を問わずにどこかクスッとできるポジティブなデザインに惹かれました。中は3つのポケットに仕切られ、マチが大きいので使いやすも十分」。
ウォレット(ニードルズ)¥16,500/ネペンテス[TEL:03-3400-7227]
シグネチャーアイテムを手軽に
ニードルズから新登場したジップ付きウォレットは、シグネチャーであるパピオンシリーズをシックな配色に落とし込んだグラフィックが印象的。定番の財布を既に持っているなら、こんな小型かつアイキャッチなものを買い足したい。お札入れとコインポケットが付き、シボ加工を施したPVC素材はフェスやキャンプのアウトドアシーンにも最適だ。
「お手頃な価格だから、ニードルズを気負わず持てるのが嬉しいです。性別問わず人気のパピオンシリーズは異性へのプレゼントにはもちろん、お揃いで持ち歩いてもいい。個性的なアイテムをこっそりリンクさせても素敵ですよね。」
Photos:Yoshio Kato Stylist:Masashi Sho Composition&Text:Takako Nagai
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名品図鑑