▼ WPの本文 ▼
一過性のブームではなく、もはやファッションを語る上で欠かせないキーワードであるスニーカー。編集部が今もっとも気になるスニーカーを紹介する本連載、今回はラグジュアリーブランドにフォーカス。ホリデーシーズンが近づいてきたことだし、大切な人へのプレゼントや一年間がんばった自分へのご褒美に買いたい10足をセレクト。
LOUIS VUITTON
「M-SHOES」
「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の2022秋冬メンズ・コレクションで注目を浴びた新作、LV トレイナー 2・ライン スニーカー。ヴァージル・アブローが手掛けたアイコンシューズ、LV トレイナーをハイカットにしたものだ。アッパーにスエードカーフレザーを使用。バスケットボールシューズから着想を得ており、シュータンとヒールに“LVバスケットボール”のグラフィックをオン。ラグジュアリー過ぎないスポーティな仕上がりが秀逸だ。
GUCCI
「BASKET LOW」
2014年から「グッチ(GUCCI)」のアーティスティック・ディレクターを務めていた、アレッサンドロ・ミケーレの退任が発表されたが、今はまだ彼の手掛けたアイテムが楽しめる。90年代のバスケットボールシューズを彷彿とさせるグッチ バスケットのスニーカーたち。新作はメタリックなシルバーとブラック&グレーを合わせた近未来的な一足に仕上げた。レザー、ラバーともに環境に配慮したサステナブルな新素材を使っているのもさすがだ。
DIOR
「B101」
ジャーマントレーナーを彷彿とさせるスニーカーが「ディオール(DIOR)」から登場。この“B101”スニーカーはクリームカラーのスムースカーフスキンとグレーのスエードの組み合わせがモダンだ。ソール、シュータン、ヒールにあしらわれた“CD ダイヤモンド”もさりげないポイント。ミニマムなデザインはどんなコーディネートにもハマりやすい珠玉の逸品だ。
VALENTINO GARAVANI
「MS2960」
「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の現代的なスポーティさを表現したスニーカー。ラグジュアリーブランドらしいシュータンの“Valentino Garavani”のロゴやヒールの“VLogo Signature”のディテールがアイキャッチ。カーフレザーを使用したアッパーには32個のスタッズが施されており、カラーリングと相まってメタリックなデザインが目を引く。
CELINE HOMME BY HEDI SLIMANE
「LOW TOP SNEAKER」
「セリーヌ(CELINE)」の新作スニーカーもスポーティな佇まいだ。アッパーは上質なカーフスキン。そこにガムソールを合わせることでレトロなスポーティさを演出している。目を引く赤のグラフィックも魅力的だ。ジーンズやスウェットパンツなどどんなパンツにも合わせられて、アクセントにもいい。シュータンとヒールに“CELINE”ロゴを入れるなど見事にラグジュアリーとスポーティが融合したハイセンスな一足。
BURBERRY
「レースディテール レザー&
ナイロン アーサースニーカー」
「バーバリー(BURBERRY)」の新作スニーカーがおもしろい。アッパーはカーフレザーとナイロンのコンビネーション。オールブラックのカラーに、デザイン要素としてブランドを象徴するエグザジェレイティッドチェックのシューレースを取り入れた。レインブーツを思わせるオーバーシューズをかぶせたようなデザインも魅力的。ブラウンの洋服と合わせてスタイリングしたい。
BALENCIAGA
「RUNNER」
ランニングシューズの要素をコラージュのように取り入れた「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のRUNNERスニーカー。あえてカットアンドペーストの構成やローエッジ、接着剤の跡や剥き出しのシームを出し、ハンドメイドのようなルックスにした。ネオングリーンのカラーリングも珍しい。つま先とヒールにある数字はシューズのサイズが印字されており、バレンシアガの遊び心にあふれた一足だ。
Saint Laurent
「SL/61 LOW TOP SNEAKERS」
色物が好みでない人もこのスニーカーのようなレトロなカラーなら挑戦してみようと思うはず。90年代のバスケットボールシューズをベースに制作された「サンローラン(Saint Laurent)」のスニーカー。ホワイトとダークグリーンのカーフスキンレザーにゴールドのブランドネームという組み合わせがかっこいい。オーセンティックデザインのスニーカーだけど、サンローランのっていうのが心が躍る。
GIVENCHY
「TK-360+」
「ジバンシィ(GIVENCHY)」のクリエイティブ・ディレクター、マシュー・M・ウィリアムズが手がけたTK-360シリーズに新作のTK-360+が登場。最も特徴的なのが一体構造であること。アッパーからソールまでをニット素材で包み込んでおり、ニットを踏みしめながら歩くことができる独創的なスタイルなのだ。ルックスはもちろんのこと履き心地もいい。ウィメンズサイズでも展開しているからペアルックで履くのもあり。
JIL SANDER
「SNEAKERS」
ルーシー&ルーク・メイヤーがクリエイティブ・ディレクターに就任して7年目を迎える「ジル サンダー(JIL SANDER)」。新作はハイカットスニーカーとブーツの中間のようなシューズだ。アッパーはカーフスキン。その裏側にレザーを採用するなどラグジュアリーブランドらしい贅沢な素材使いは履いていてテンションが上がる。
Photos:Yoshio Kato Stylist:Masashi Sho Text:Kazuki Ebina
▲ WPの本文 ▲
最新スニーカーNEWS