▼ WPの本文 ▼
モデルとしても俳優としても注目を浴びる2人が、ついに誌面で初めての競演! 地元で久々に再会した、高校時代の同級生を演じる。そんな彼らの日々にはいつもコートとブルゾンがあってーー。
正反対だけど、
なくてはならない冬の相棒
宮沢氷魚と鈴鹿央士
Story
ーー地元を出て就職したけど、自分のやりたいことはこれじゃないと感じて、結局戻ってきてしまった。これからどうしようか
「高校生の頃、仲のよかったアイツと地元で偶然会った。なんで戻ってきたのかって…長くなるけど」。(宮沢)
ーー都会で就職したはずのアイツと地元で会った。そんな浮かない顔して、どうしたんだよ
「聞けば仕事を辞めたらしい。昔から考えすぎるんだから、ちょっとは力抜いてもいいんじゃない?」。(鈴鹿)
[右]ミリタリージャケットを現代的にブラッシュアップ
ミリタリーディテールを施したブルゾンは、B-3型と呼ばれるフライトジャケットがモチーフ。色の異なる生地をパッチワークのように組み合わせ、その継ぎ目がほつれたようになっているのが味だ。
[左]一点突破できるパワフルさに頼ってみる
裾のフリンジが真っ先に目を引くコートは、KENZOのデザイナー、Nigo氏が伝統的な英国スタイルから着想を得て製作。大胆なタータンチェックもスタイリングをリフレッシュする。合わせるアイテムで色をちりばめれば、ポップな印象に。
ーー自分は、今の毎日に満足してるはず
「アイツは悩んでるみたいだけど、地元で就職した俺はこのまま頑張れればいい、と思ってる」。
ブラウンのやさしげな佇まいに惹かれる
ウールを使い、ジャージ編みで仕上げたブルゾンは、杢のようなややムラのある見た目があたたかみを感じさせる。裾のドローコードを絞れば、風を防いでより暖かい。鮮やかなピンクやイエローを合わせてぐっと新鮮に。
ーー進むべき道は見えないまま、時間は過ぎていく
「自分が本当にやりたいことなんて、簡単にはわからないのかもしれないけれど。アイツが言ってたように、考えすぎてるのかな」。
定番こそシルエットにこだわって選びたい
アー・ペー・セーらしい端正なコート。ドロップショルダーのスリムなシルエットが、重厚なブラックを軽やかに演出する。大きなロシアンハットをかぶってアクセントに。
ーー散歩中にまた鉢合わせ。腐れ縁ってやつ?
「僕たち、いくら近所だからって会いすぎじゃない?(笑)」。(鈴鹿)
「コイツは昔から飄々としてる。俺みたいに悩むことないのかな」。(宮沢)
[右]高密度に打ち込んだ、太畝のコーデュロイが美しい
生成り色が趣あるリネンコートに、ブラックのコーデュロイコートを重ねて奥行きを出して。着込むほどに経年変化も楽しめる。
[左]ヴィンテージライクなデザインが気分
ヴィンテージ生地の日焼けを再現した、あせた色合いが魅力的。同じブラックのブルゾンでも、一気に味が出る。
Photos:Yuhki Yamamoto Hair&Make-up:KANADA[LAKE TAJO] Stylist:So Matsukawa Models:Hio Miyazawa Ouji Suzuka[Both are MEN’S NON-NO models] Cooperation:ANIMAL PRO
▲ WPの本文 ▲