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ショッププレス、スタイリスト、デザイナー……、彼らは仕事として洋服を扱うプロでありながら、インテリア、音楽、家電、アウトドアギアなど、洋服以外のあらゆる分野にも(ときに仕事そっちのけで)つねに目を光らせる、いわば“物欲のプロ”。そんな服好きたち8人をセレクターに迎え、忖度ナシに、いま本当に欲しいモノを教えてもらう。
mont-bell
〈CLIMA AIR O.D. EAR WARMER CAP〉
selected by 百々 南/ビームス PR
百々 南
フリース素材や中綿を使ったこの手の耳当て付きキャップは、近年ハイスペックな物がどんどん増えていて、その分、普段使いのイメージがなかなか湧かなかったのが正直なところです。そんな中で改めて注目したのが、モンベルのクラシカルなキャップ。機能もカラーリングもちょうどよくて、自転車に乗るときにもキャンプのときにも使えそうです!
KEEN
〈Pyrenees〉
selected by 三浦翔平/STYLIST
三浦翔平
オールブラックは今季の新色だそうです。レザーアッパーなどおおよそのディテールはクラシカルですが、ハイキングシューズ特有のカジュアルさは抑えめ。むしろ、ハイテクソールとカラーリングのおかげかほどよくテック感もあって渋クールな印象です。防水・透湿に優れるキーン独自の素材を採用。想像していたよりも軽量で足馴染みがよく、オールラウンドに活躍しそうです。ときどきオイルなどでケアしつつ、育てる楽しみも味わいたいと思います!
ATELIER BÉTON
〈COMFORT RIB PILE SOCKS〉
selected by 西澤祐哉/スタジオファブワーク・エンケル PR
西澤祐哉
最近の休日は、旅行に出かけたり、気になっていたお店や美術展を巡ったりと、行動的に過ごしています。たっぷり歩くので、靴の圧迫感、ムレ、靴下のズレなど、足元のストレスが気になるようにもなっています。アトリエ ベトンのソックスは、締め付けがほどよく、靴の中でズレにくく、吸水速乾。ストレスフリーな履き心地で、おしゃれにもさりげなく気を遣えそうです。
UNITED ARROWS & SONS by DAISUKE OBANA
〈SONS D.O DOWN REVR VEST〉
selected by 吉岡玲欧/ユナイテッドアローズ&サンズ SALES MASTER
吉岡玲欧
ここ数年ダウンブームが続いていますが、ベストを着ているひとは意外と少ない気がします。こんなシンプルなダウンベストなら、合わせるアイテム次第で表情がガラッと変わって楽しそう。スウェットを合わせるのもいいですが、袖ありダウンでは暑くなりすぎてしまうローゲージニットなどとも、せっかくなら合わせてみたいです。
Clarks
〈Wallabee GTX〉
selected by 井上直哉/トゥモローランド PR
井上直哉
普段は本格革靴を好んで履くことが多いので、知ってはいつつも、これまでなかなか手が伸びなかったクラークス。季節の変わり目は天気が不安定で、好きな革靴は安心して履けないし、かといってスニーカーはちょっと……、というときに選べるシューズとして改めて注目しています。太めのコーデュロイパンツと合わせて履きたいですね。
D-VEC×ALMOSTBLACK
〈GORE-TEX INFINIUM PRIMALOFT VEST〉
selected by 佐藤弘樹/STYLIST
佐藤弘樹
ひとつのシーンに特化したアイテムにも惹かれますが、どちらかというと汎用的なユーティリティを重視する性分です。その点、撥水・防風・透湿に優れたGORE-TEX INFINIUMと、通気性の高いプリマロフトのコンビが秀逸で、ファッション性も高いこのベストは気になる存在。水色のストライプシャツ、スラックス、テック系のスニーカーなんかを合わせるといまっぽい気がします。
Call
〈CL_AW22_PT_03〉
selected by 相川 龍之介/ランディ DESIGNER
相川 龍之介
防水・防風性能を備えた本格アウトドア仕様のコールのこのパンツは、機能的でありながらテック感は抑えめ。テックアイテムをほとんど着ない私ですが、カジュアルからモードまで振れるデザインに惹かれました。クラシカルなテーラードジャケットや、ペンドルトンなどの重たいウールアウターなどに合わせて、長期旅行にもキャンプにもはいて行きたいです。
THE NORTH FACE
〈Scrambler Mid GORE-TEX Invisible Fit〉
selected by 平沢幹太/アンフォロー CONCEPTER・DESIGNER
平沢幹太
ザ・ノース・フェイスの目立たない小物やインナーが好きで、愛用しているものも多いです。アウトドアブーツですが、ハイテク系は、いわゆるな配色やデザインがどうしても普段着から目立ちすぎてしまって苦手。比べてこの一足は、ソールからシューレースといった付属まで徹底的に同系色で、驚くほどモダン。「機能派なのに中間色」というところも、雨の日の洋服選びの幅が広がるポイントだと思います。
Photos: ITCHY Stylist: Shohei Miura Composition&Text: Masahiro Kosaka[CORNELL]
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