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ショッププレス、スタイリスト、デザイナー……、彼らは仕事として洋服を扱うプロでありながら、インテリア、音楽、家電、アウトドアギアなど、洋服以外のあらゆる分野にも(ときに仕事そっちのけで)つねに目を光らせる、いわば“物欲のプロ”。そんな服好きたち8人をセレクターに迎え、忖度ナシに、いま本当に欲しいモノを教えてもらう。
ERNEST W. BAKER
〈CROCHET ROSE CARDIGAN〉
selected by 佐藤弘樹/STYLIST
佐藤弘樹
ここ数年ずっと追いかけている、好きなブランドです。アイコニックな「ローズ」があしらわれたカーディガンは、クロシェ編みの立体感も魅力。主役級のアイテムなので、秋口はカットソーをなかに着るだけでキマりそうですね。タートルネックとの相性はとくに最高だと思います。
CABaN
〈COTTON CASHEMERE PARKA〉
selected by 井上直哉/トゥモローランド PR
井上直哉
定番色のネイビーは持っていますが、明るいカラーを着たくてリピート買い。発色のいいライトブルーは学生時代に着ていたチャンピオンのスウェットを思い出させますが、それがニットパーカになるだけでこんなにも上品でモダン。やわらかい印象なので、レザーパンツなど強めのアイテムと合わせたいです。
The Elder Statesman
〈CASHEMERE BEANIE〉
selected by 相川 龍之介/ランディ DESIGNER
相川 龍之介
短髪の私には、徐々に寒くなるこれからの時期に必需のニット帽。ジ エルダー ステイツマンは毎シーズン色鮮やかなラインナップが魅力的で、今回も、らしさ満点のこのカラーを選びました。ボロボロのスウェットにラグジュアリーなスラックスを穿いて、がキブンです。
UNITED ARROWS & SONS
〈PLAIN BLAZER〉
selected by 吉岡玲欧/ユナイテッドアローズ&サンズ SALES MASTER
吉岡玲欧
サンズといえばブレザー。大人っぽさを演出できるワインカラーですが、イチオシは、土臭い古着の軍パンやボロデニムなどでコントラストを効かせたコーディネート。特別な日より、むしろ何でもない日に、肩の力を抜いてカーディガン感覚で羽織りたいと思います。
Sasquatchfabrix.
〈RASTA SCARF CHECK OC SHIRT〉
selected by 百々 南/ビームス PR
百々 南
カラー、柄、パターン、すべて言うことナシ。クローゼットの一軍入り決まりです。ひらひらとしたレーヨン生地と大胆な柄が相まって、さまざまな表情を見せるユニークなシャツ。デニムに合わせて少し綺麗めに着たいと思います。
FAF
〈Raglan Sleeve Hoodie, Sweat Pants〉
selected by 三浦翔平/STYLIST
三浦翔平
ほどよく野暮ったいのに、50年代頃の米企業ロゴをイメージしたグラフィックが気の抜けた感じで愛らしく、曖昧でゆるっとした空気感によく合っています。ヴィンテージのようなあせた色味にも、大きな外付けフードにも、どことなく妖しさが漂いますよね。フードを取り外すとシェルボタンが見えて、またいいアクセントに。
HERILL
〈GOLDENCASH CASHMERE CARDIGAN〉
selected by 平沢幹太/アンフォロー CONCEPTER・DESIGNER
平沢幹太
ある女性の先輩が、ヘリルのニットを素敵に着こなしていました。男性服を女性が着ると、変に甘い雰囲気になったり着られている感が出てしまったりするものですが、このニットはそうならない絶妙なバランス。上から大きなマフラーをしたり、ブランケットをアウター代わりに羽織ったりしたいです。
Brooks Brothers
〈COTTON BROAD BOXER SHORTS〉
selected by 西澤祐哉/スタジオファブワーク・エンケル PR
西澤祐哉
衣替えの時期には下着も一新したくなります。ブルックス ブラザーズのボクサーは、普段から愛用中。いままではストライプやタータンチェックなどクラシカルな柄モノを手に取ることが多かったのですが、可愛らしいペンギンに惹かれました。ユルくていいですよね。
Photos: ITCHY Stylist: Shohei Miura Composition&Text: Masahiro Kosaka[CORNELL]
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